TOSSランド/教師修行・実践交流/生活指導/ 福山市立水呑小学校 粟村啓史
これは,生活指導とは関係のない,ホントに「おまけ」の話です。
「アナライザー」とは「analyzer」と書き,本当は分析器という意味なのですが,ここでいう「アナライザー」とは,早い話が「指サイン」のことです。「な〜んだぁー」という程度のことですので,悪しからず。
例えば,何らかの発問なり問いかけをしたとき,意見や考えが2つ〜5つあったとします。意見や考えごとの正確な人数を必要とする場合にはそれぞれ個別に人数を確認しますが,正確な人数を必要とするのではなくて,全員に何らかの意志表示をさせたい場合,或いはどれが多いか大体を把握しておきたい場合などには,このアナライザーが有効です。
例えば,意見・考えが3つあったとします。黒板に3つ書いて,「1の考え」,「2の考え」,「3の考え」として,1・2・3の番号を書いておきます。
自分はどの考えに賛成か決めて下さい。「1の考え」に賛成の人は指1を本,「2の考え」に賛成の人は指を2本,「3の考え」に賛成の人は指を3本のばします。最初は右手をグーにして上に挙げます。先生が,「せーの,パッ」と言いますから,その「パッ」の時に指を出します。
では,やってみますよ。右手グー。せーの,パッ。
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というように,こんな感じで子ども達に言います。
教科指導の授業の時でも使えますし,生活指導の場面の中でも使えます。
この「アナライザー」に価値があるのは,全員が必ず何らかの意志表示をしなければならないというところです。全員を,何らかの意志表示をしなければならない状態に追い込むということです。これにより,その瞬間は「蚊帳の外」状態の子はいなくなります。全員参加の場面を作ることが出きるのです。
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