TOSSランド/教師修行・実践交流/生活指導/ 福山市立水呑小学校 粟村啓史
給食時間が終わると,一応全員で「ごちそうさま」と言って休憩時間となります。給食当番と日直は後片づけが終わってから休憩です。私の勤務する学校では,給食当番は食器や食缶を片付けて運んでいき,その後の台拭きは日直がすることになっています。
ところが中にはそそっかしいのがいて,片づけもそこそこにパーッと外に飛び出していく子がいます。元気なのはいいのですが,この場合は後の全員が困ります。誰かがその子を呼び戻してくるか,間に合わなければ誰かが替わってその子の分担の分までしなくてはならなくなるからです。
こういう時はやはり,自分の「責任を果たす」ということをさせなくてはなりません。そこで私が試みたのは,
ア) 後片づけの分担を個人名で割り当てる。
イ) 給食当番と日直には,全員そろって,後片づけ終了の報告をさせる。
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ということでした。
ア)は責任の所在を明らかにしておくということです。どの学級でもされていることだと思います。イ)はダメ押しです。しかしこのイ)があるからこそ給食の後片づけを確実にさせることができるのです。
給食当番と日直が全員そろったら,私の机の前に来ます。全員がそろっていない場合は「全員そろってから来なさい」と言って,受け付けないでおくのです。
給食当番は,「給食当番の仕事が終わりました。」と言います。
日直は,「日直の仕事が終わりました。」と言います。
私は,給食台の上を確認し,キチンとできていたら,「はい,ごくろうさま。」と言います。できていなかったら,やり直しさせます。
給食当番は一週間ごとに,日直は毎日二名ずつで替わりますから,定着するまでに大体一ヶ月くらいかかります。ですが,早い時期に定着させておくと,その後はみんな結構責任を持ってやっくれますよ。
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