掃除時間の約束事

TOSSランド／教師修行・実践交流／生活指導／　　　　　　　　　　　　福山市立水呑小学校　　粟村啓史

　３．掃除時間の約束事を指導しておきたいとき
　

　
私の勤務する学校では，掃除時間は２０分間あります。(木曜日は午後の時程を早め，掃除時間は１５分間です。)

　掃除がだらだら長引いたのでは午後の授業開始に差し支えがあります。ですから，私は「時間内で」ということを一番のポイントにしています。もちろん掃除ですから，「美しく」ということも大切なポイントであることは言うまでもありません。

その両方を満たすように「掃除寺間の約束事」を指導しておきたいと思ったのでした。おしゃべりばかりして遊んでいたのでは一向に進みませんから，

　(1)口をつむぐこと
　(2)時間を意識しながらすること
　(3)汗が出るほど一生懸命に
　

の三点を「掃除寺間の約束事」として指導することにしました。そして，それらを端的に言い表す言葉として，

　　黙って，三分の二の速さで，それを意識してする。
　

を掃除時間の合い言葉としました。低学年を担任していたときは，

　　だまって，すばやく，たくさんうごく。
　

という表現にしていました。

　掃除前には，「掃除はどうやってするの？」と声を掛けます。すると子ども達は，「黙って，三分の二の速さで，それを意識してする。」と応えます。これも一ヶ月ほど続けると定着してきます。