書評、ひとこと

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　野球できないけど好きです。詳しくないんですが。
　
　
　ストッパー毒島
　ストッパー
　クラッシュ正宗
　タッチ
　ＢｏｙＭｅｅｔＧｉｌ〜マウンドの少女〜
　スローステップ
　キャプテン
　月球
　愛しのバットマン
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＊ストッパー毒島＊　講談社　ハロルド作石
　野球、ストッパー物
　作者の軽快な話の作り方で、スポーツマンガの良いところを遺憾無く発揮した名作。
　某匿名掲示板などで続編を望む声も高かったのですが、これはこれで終わらして良かったと思います。
　
＊ストッパー＊　水島新司
　序盤は水島新司の良い野球マンガっぷりを発揮していたのに、後半野球内ファンタジー状態。
　伏線に伏線を張って、その伏線がたるみっぱなし。

＊クラッシュ正宗＊　たなか亜希夫
　終盤以外はとても「読ませる」マンガ。
　終盤はなんだかダレちゃってる。ソレさえなければ秀作。

＊タッチ＊　小学館　あだち充
　この人は野球を道具にすると何でも名作になっちゃう勢いがありますね。
　キャラが無いし、絵は古ぼけてる、ストーリーもワンパターン。でも読ませちゃう。
　やっぱり生き残っているだけの事は有ると思わせる一品。
　終わり方は最高に良かった。

＊ＢｏｙＭｅｅｔＧｉｌ〜マウンドの少女〜＊　講談社　塀内夏子
　少年野球物。とは名ばかりの初恋物。
　サッカーはとても上手く書くのに、野球は下手でした。　
　それを抜きにしても小学生の淡い初恋物としては秀逸かと。

＊スローステップ＊　あだち充
　ソフトボール物。
　主人公が女の子だから、ソフトボール。ただそれだけの「あだち充名作劇場」。
　いや、良い作品ですよ、実際。

＊キャプテン＊　集英社　ちばあきお
　野球物。
　ジャンプ、スポーツマンガの父。
　武田鉄也の一言に尽きる「洗濯物のにおいを感じさせるような清しさ」(「ちばあきおのすべて」回想ちばあきおより)

＊月球＊ 小学館　土田世紀
　土田作品、自己犠牲物。
　この人作品はなんて繊細なのかと。読了後、鬱が入るがそれでもなお、読むべき作品の一つ。

＊愛しのバットマン＊　小学館　細野不二彦 
　昔は面白く感じたんですが、趣味が変わったのか一味足りない。
　ま、読み返せるぐらいの作品かと。

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