書評、ひとこと
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名作、駄作がいっぱいありますね。最近は格闘技内ファンタジーを描いたマンガが多いですが、基本的に肌に
合わないためあまり読みません。(バキ、修羅の門など)(02.04.10)
セイバーキャッツ
帯をぎゅっとね
バカイチ
1ポンドの福音
はじめの一歩
拳児
関節王
ファイター
(02.04.10) 計 8作品 127冊
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*セイバーキャッツ* 角川書店 1〜3
中国拳法物。
私がこうであるはずだと認識している中国武術を正しく描いてます。隠れたファンも多いかと。
「中国拳法物」というジャンルがあれば最高峰に属しますね。
*帯をぎゅっとね* 小学館 1〜30
柔道物。
メジャー作品。当初は柔道を通しての青春物、学園物ぽかったのですが、経験者の強みで柔道がしっかり描か
れていることから、柔道関係者の読者が増えたみたいです。後半は柔道メインの熱血マンガに。しかし、その結
果、序盤で読者に柔道を教育し、後半で柔道について描ききれたというスポーツマンガの見本の流れでした。
*バカイチ* 講談社 1〜4
空手物。
いつも思うのですが、この作者は本当に好きなものしか描きませんね。
バーリトゥードが日本に上陸してすぐの頃の作品。日本人はバーリトゥードに対しどう立ち向かうべきか、ま
た現在の空手の状況を作者がどう思っているのかが「選手、格闘家」を通して「ファン」の理論がかかれていま
す。
*1ポンドの福音 * 小学館 1〜3
ボクシング物。
ボクシングを題材にしただけのマンガで作者自身に格闘技の知識がありそうに見えません。しかし、作者の技
術でそんなことを気にしないで読めるマンガに仕上がっていますね。
ボクシング自体が作中のヒロインがシスターであることの比較に用いる道具であるだけで他に同様の物(スポ
ーツではなくても)が存在しさえすれば別に良かったのですが・・・
*はじめの一歩* 講談社 1〜60(続刊中)
ボクシング物。
あしたのジョー、がんばれ元気、に続くボクシング物の巨星となっています。が、人気作品の為にズルズルと
連載を続けている様に感じられるのは私だけでしょうか。
デンプシーロールが出たあたりから、上記の格闘技内ファンタジーに近づいてきているように感じます。逆に
言えばそれまでは最高に面白いボクシングマンガでした。ボクシングについても面白く読めたし、主人公の成長
も楽しく読めました。
*拳児* 小学館 1〜20
中国拳法物。
あのポリゴン格闘技物ゲームの第一人者であるVFの主人公キャラはこの全20巻のみを参考にして作られた
話は有名。
しかし、今になって読み返してみると何故あんなに熱狂的に読んでいたのかが不思議なほど、底の浅いマンガ
に感じられてしょうがない。
*関節王* 1〜3
柔術物。
格闘技内ファンタジーで売れなかった作品の一つ。関節技についてをメインに描くのかと思いきや、格闘議界
を股にかけ活躍するオヤジ武術家の話。だったのですよ、当初は。最終回に向けて動いているうちに宗教ネタが
絡んできて、話が壮大になってきたところで打ち切り。
打ち切りの見本のような話。
*ファイター* 1〜4
空手物。
格闘技内ファンタジー作品の一つ。売れたかどうかは不明。(小学生の頃の作品のはず)
打ち切りか、連載誌の休刊かは忘れましたが尻切れトンボになっています。
この作者の特徴だと思うのですが、キャラが動かない動かない。すごく動く絵に見えて、ぜんぜん動いていな
い。また、話の展開も意味不明な所が多く、さすが古本屋に多く並ぶだけはありますね。
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