《ラフレシア・プロジェクト》と《転向》の組み合わせでユニットの完全除去も可能である。また、「バグコイン」と《バグ》の組み合わせによる相打ちや、《ラフレシア》の範囲兵器補助として《バグ》を用いると言うことも有効な除去能力と評価できる
つまりデッキの中心カードだけで攻撃も防御も兼ね備えたコンボとなっていて、基本的な構成カードさえ引ければデッキが強力に機能するということになる。言い換えれば必要なカード以外はドロー操作だけで良いと言うこととなる。
サンプルデッキ
U 9
3 バグ
1 ヤクト・ドーガ(クェス・パラヤ機)
2 ヤクト・ドーガ(ギュネイ・ガス機)
3 ラフレシア
C 12
3 サラサ再臨
3 密約
3 作戦の看破
3 ハマーンの嘲笑
CH 3
1 エルピー・プル
1 プル・ツー
1 イリア・パゾム
O 9
1 内部調査
3 ラフレシア・プロジェクト
3 転向
2 コスモバビロン
G 17
17 基本G:赤
上記の構成はラフレシア・デッキにサイコミュを追加した型である。《ラフレシア》のコンボによってブロックできない高機動を対処する為にサイコミュを準備した。これはこのデッキが考案された当初《ガンダム試作1号機フルバーニアン》がトーナメントで猛威を振るってい、それを対処する為に始まった対策ではあるが、《バグ》との相性の良さからそれ以降も一般的な組合せとされる。
またサイコミュ構成にすることから自然とキャラクターが投入される。これにより《ガンダム(ティターンズ仕様)》の能力を対処することも可能となる。
派生
基本的に赤単色では構成が変わり様が無い。《シャア・アズナブル》を投入し同系対策をデフォルトにする。若しくは、バグコインとの相性の良さから《加速する狂気》を投入する位か?
デッキ構成上、4〜5ターン目に《ラフレシア》をプレイすることは可能である。《ラフレシア》セットされプレイできれば多くのデッキに対処できる。と、言うことはその4〜5ターンを凌ぐ為、サイコミュユニットを4国力以下の物にするパターンも考えられる。
多色化する場合、《ジオン残党兵力》により容易に混色が可能な緑か、多くのユーティリティカードを持つ青というのが一般的だ。
緑と混色する場合、余り追加されるカードは無いが、《震える山》や《気化爆弾》のような大量除去や、《逃避行》を追加し第4、第5の《転向》として利用する。また、近年増えている強力な「ガンダム」を対処する為に《アナベル・ガトー》を準備することがある。また、これらが全て入るのではなく、何れかを環境に合わせメインボードに投入し、サイドボードを充実させる方向になる。
青と混色する場合は「オペレーション対策」する為か、《カミーユ・ビダン(BB2)》とのコンボを投入する為か、《コスモ・バビロン》による回復を嫌い、回復カードを利用する為かの何れかであろう。
《カミーユ・ビダン》とのコンボの場合、コントロールよりも1撃必殺のデッキになる。だが、構成要素は基本的に同じなのでダメージ系のコンボでありながら、コントロール能力も併せ持った状態と言える。
サンプル
赤緑ラフレシア
赤青ラフレシア
対策
まず、コントロール能力の構成要素の何れかを除去してしまえばラフレシア・デッキの能力はほぼ発揮できないだろう。狙うは《ラフレシア・プロジェクト》か《バグ》。
《ラフレシア・プロジェクト》は言わずもがな、オペレーション破壊を準備してやれば良い。また《転向》《コスモ・バビロン》を処分することも安易になるので一方的に有利と言える。
ラフレシア・デッキに看破系が有るが故に対策カードも看破系に強いカードで有るべきだろう。青であればいくつか選択肢がある。ウィニーなど軽国力のデッキは《二重スパイ》がお勧めだ。看破されないタイミングでプレイすることも可能だし、何度も使える。4国力以上のデッキであれば《三段構え》が最も効果的だろう。看破されてもその後には、その能力でオペレーションを破壊することが可能となる。
その他、オペレーション対策のカードが元々含まれていても特別有効な勢力は無い。逆に今までオペレーション対策が無かった緑や茶にも《プロテクト解除》の投入により、対策可能となった。
バグ対策は黒の《ウーイッグ襲撃》か、茶の《奪われた金塊》《トンズラ》などだ。これらのカードがもしプレイに成功でき、《バグ》複数枚がゲーム外へ除去できた場合、ラフレシア・デッキの防御能力は格段と低下することになるだろう。
まとめ
基本的に強力なデッキでは有るが、このデッキが発生した当初に比べると余りにも環境が過激になっている。4国力前後の中速粋のデッキが今までに無いダメージを叩き出し、ドンドン追加されるオペレーション対策のカード。
これらを対策することが出来れば、また常勝デッキに戻ることが出来るのかもしれない。
(04.09.17)記述
デッキレシピ集へ戻る
1つ前へ戻る