GT参加デッキ
今回のGTは10弾利用可能という事も有り、混沌とした環境になるだろう。10弾の新規コンセプトデッキである、赤単開放ウィニー。対抗して青ウィニー。ウィニーにも勝てる嘘破滅。根強い人気の白単色。同様に赤単サイコミュを中心とした環境になると見て、現状で最強の中庸デッキである黒単ビートを選択した。
黒単ビートにはどうしても勝てない相手が存在する。サイドをもってしても辛いのが青ウィニー、黒三ドムである。どのビートデッキにも言えるのだが、自分より早く動くデッキが自分と同じサイズのユニットである場合、ユニットの質量差で対抗する予定が崩れてしまう為、どうにもならないのだ。黒三ドムは少ないとしても青ウィニーは存在する。一応、ジオン対策を用いて相手が事故りますように、と願うしかない。決勝に比べ比率は少ないと見切り黒単ビートを採用するに至った。
黒単ビート
メイン
U 14
3 アビゴル[U-Z5]
2 ゲリラの村
3 アッシマー(ブラン・ブルターク機)
3 ガンダム(ティターンズ仕様)
3 ガブスレイ[U-43]
C 11
3 報道された戦争
3 シンデレラ・フォウ
3 黒い覇道
2 狂乱の女戦士
O 3
3 御し得ぬ野心
G 22
17 基本G:黒
5 中立地区防衛部隊
サイド
1 ゲリラの村
3 バイアラン
3 ジオン掃討作戦
2 整備不良
1 悪意の光
始めに
基本的にT武先生の助言は全て受け入れる体制で。
デッキコンセプトの理解度、デッキの草創期から付き合っているデッキと言う習熟度、利用は安心。
コンセプト
コンセプトとしては御し得ぬ野心によるドロー有利。コストパフォーマンス重視のユニット。一対多を要求するカード群を使い有利を確保したまま、リソースの差をつけて勝つ。
ユニットにはアビゴル、ガンダム、ガブスレイは固定で、FAヘイズルとアッシマーの選考でアッシマー残り。やはりデメリットのあるカードはこのデッキに見合わないし、ガブスレイとの高機動アタックによる最後の一削りは捨てる事の出来ない要素の一つ。
また、武力による統制は不要カードとする。相手より優位に立つデッキが、逆転することを考えるのは負けの発想。優位に立つのは4〜6ターン目の筈。それ以外では負けるのであるから、いくら足掻いても無駄。最低限のカードと最低限のユニットで勝つ。これが本道。
新規カード
10弾になってこれまでメイン、サイドのどこかに入っていた「全てのG破壊」系のカードが消えた。これは勝利を引き寄せるカードでは無く、勝利を確定するカードである為。まずは勝利を導くカードの投入を。
10弾での新規投入は何を言っても「ゲリラの村」だろう。これのおかげでドローコマンドに頼ったデッキの出足を止める事ができる。コチラは報道された戦争や黒い覇道をピンポイントで打つだけなので問題は無い。どうせ無駄Gは引く物なのだ。
また「狂乱の女戦士」はこのデッキに2シリーズぶりにユニット除去を追加させてくれた。今まで「命の砕ける音」や「戦場の彗星ファラ」なども有ったが利用タイミングの少なさから常に抜けていった。しかし今回は支払いコストの低さ、タイミングの自由度の高さから投入。報道された戦争とのコンボで確定で破壊できる。
G比率
通常の大会ではGの比率が16:6でまわしていたのだが、安定を求め17:5へ。実際、防衛部隊は5で十分だと思われる。また、22枚と言う数は御し得ぬ野心が無くとも4ターン目にGが必ず4枚有る事を約束してくれる。しかし、これでも事故は起きる。
サイドボード
サイドボードはウィニー対策とサイコミュ対策に割かれていたのだが、ゲリラの村の投入で赤相手でも黒い覇道が利用可能になった為、逆に相性の良い悪意の光でも十分間に合うと見た。それよりも相当キツイ戦いを強いられる白単PS相手に整備不良を準備する。これは白単のみを見ているのでは無く、全てのビート系に対して有効と見たからだ。また、赤ウィニー相手にも十分利用可能であろう。
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