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さらばインフレ
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とうとうやって来た、エラッタと言う名前のカードテキストの変更だ。これまで多くのエラッタが環境を変え
て来た。
1、「報道された戦争」にコスト支払いの制限とタイミングの変更。
(デッキが黒ければ必ず「報道された戦争」が投入されていた。)
2、拠点、艦船のユニット制限からの除外。
(青ウィニー、G7の台頭。)
3、ユーリ・ケラーネのコスト変更。
(1ターン目から8点などと馬鹿な状況を回避。)
4、発掘道具の起動コスト変更
(1回の起動はG1枚で済んでいた。一気に捨て山を見ることが出来た。)
5、拠点、艦船に再制限
(拠点、艦船にターン制限を追加。5色ハンマー、艦突デッキへの制限。)
思い出しただけでも、これだけ存在する。環境を変えた物も有れば、する必要が有ったのか疑念を抱くような物
まで有る。
今回のエラッタは以下の通り。
1、決戦前夜の回復量低下と利用制限。
−(1) 本国、捨て山、手札を本国に戻す。から、本国全てをリムーブ、捨て山、手札を本国に戻すへ
、変更。決戦前夜に頼り切るコンボデッキの排除。
−(2) 利用タイミングが(配備フェイズ)から(自軍配備フェイズ)へ変更。相手の配備状況に対応
して利用できなくなった。
2、アナハイム・エレクトロニクスの合計国力の増加と効果の弱体化。
−(1) 配備するのに必要な国力は(1・2・0)で有ったが、(1・3・0)へ変更。赤青高速展開
デッキを制限する配慮だと思われる。
−(2) 能力が「任意の国力を発生する」から「自軍Gから発生している国力を発生する」へ変更。上
記と同様に赤青高速展開に制限を与えた物だと思われる。
3、ノリス・パッカードの能力に国力の条件が追加。
ノリス・パッカードのシュート能力が(0)から(2・4・0)へ変更。5色ハンマーなどのシュート系
を完全に制限したといってよい。
4、落ちてきた空のテキスト完全変更。
−(1) リロールインがロールインに変更。
−(2) 能力起動時、国力条件追加。(0)が(1・4・0)へ。
これらにより、アナハイムやV作戦による配備からの利用が不能になった。
5、占領政策が維持不能に。
リロールフェーズに資源2を払えば維持できたが、これからは不能に。赤青対策か?
以上のエラッタの殆どが赤青高速展開をメインにしたデッキを対策した物だと思われる。赤青高速自体それほど
脅威を感じるデッキではないが、BANDAIはその様に判断したのだろう。また、デッキの入賞回数がそれほ
ど多かったのではな無いかとも取れる。
アナハイムや占領政策でブーストし、6国力帯を3〜5ターンぐらいに展開、決戦前夜を打ってタコ殴りなど
という、糞ゲーな状況が全国各地は見られていたはずだ。これを打破しようという試みのエラッタだろう。
しかし、これは全て決戦前夜が悪いのではないか?決戦前夜以外は全て決戦前夜以前の「通常」のパワーカー
ドであって、急に強くなった訳では無い。決戦前夜が「異常」なパワーカードで有ったが為の状況ではなかった
のか?
ちょっと待て、決戦前夜の異常さは発売と同時に判っていた。パックの中から現れてすぐ、「壊れた」カード
であるのは明確だったはずだ。BANDAIの開発チームは一体どこに目をつけているのだろうか。発売までに
テストプレイを行わないのであろうか。
と、なると、他のカードはどうだろうか。まぁ、アナハイムはあからさまに強かったので適度な修正であろう
。落ちてきた空もそうだな。しかし占領政策は一体どうして維持でき無くなったのかが一切不明。予選の時にで
も、聞いてみよう。
ノリス・パッカードはやっと出たかと身内が皆、言った程の思ったとおりのエラッタ。艦船、拠点に制限かけ
ずに、このエラッタを速く出せば良かったのに。
今回のエラッタは基本的に決戦前夜を「弱くしてみた」というのが本当の所だろう。実際このエラッタに対し
てBANDAIの開発チームはテストプレイを何度したのか、いや本当にテストしたのかも疑わしい。これから
も決戦前夜はGW至上最強の回復カードとして残りつづけるであろう。それについてBANDAIはどの様に対
処してゆくのだろう。
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