バックドロップその種類
バックドロップと同時期に記述しています。
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バックドロップは何種類かに分けることができる。
投げるフォームで分ける。
1、 ブリッジを使って投げる。
2、 背筋力で跳ね上げる。
3、 腕力で引っこ抜く。
クラッチする個所で分ける。
1、 相手の胴体(脇の下〜腰のあたり)をクラッチする。
2、 相手の肩脚を抱える。
3、 その他
相手との相対位置
1、 相手の真後ろから
2、 相手の横から
相手を投げきった後の形
1、 自ら受身を取って、クラッチを放す。自らジャンプする場合もある。
2、 クラッチしたままブリッジする。
などに分類できる。
しかし、バックドロップの名手と呼ばれているレスラーは有る程度の共通点が有るので大きく以下のように分類
できる。
バックドロップの種類
1、 「『へそ』で投げる」バックドロップ
テーズから始まり、アントニオ猪木(新日本P)、ジャンボ鶴田(全日本P:故人)に続くバックドロップをさ
す。最近は大矢(FMW)が使っている。
相手の重心を自らの『へそ』の当たりで支えるのがバックドロップの極意で有ると言うテーズの言葉から。
相手の胴体を抱え、腹に相手を乗せた後はブリッジを使わない。相手を肩から背中にかけて落とす。相手を真
っ直ぐ落とす為に相手を抱えた方の脚を投げきる時に「抜く」のが特徴か?
投げきった後にクラッチを放さず、ブリッジをすることでフォールに持ちこむことも有るが、基本的に体固め
や片エビ固めに移行する。
2、 「やさしい」バックドロップ
相手を背中から落とすことを目的とした投げ方。つなぎ技としてバックドロップを使うレスラーが好んで使う
。
相手を持ちあげた後、抱えた形のまま落とそうとする。真後ろでは無く、自らの真横に落とす感じ。
この投げ方は淵正信(全日本)が好んで使うが、彼はこれをフィニッシュに使う珍しいレスラー。基本的に連
発しているが、一度「世界ジュニアヘビー級」のタイトルマッチで菊地毅(NOAH、当時:全日本)相手に10連
発してピンフォールしたことも有る。いくら「やさしく」てもやはり投げられる方にしてはたまった物では無い
らしい。
3、 抱え式バックドロップ
相手の胴体を両手でクラッチするのでは無く、自分の首を差し込んだほうの相手の脚を抱えて投げるバックド
ロップ。
相手の脚を取ることで重心を崩しやすいと思われる。また、相手の体全体を抱えている形になるのでコントロ
ールしやすい。
基本的に「やさしい」投げ方をするが、相手の方口から後頭部を狙って落としたり、ブリッジを利かせて投げ
るレスラーもいる。
また「『へそ』で投げる」ものと同様に投げた後ブリッジをすることで、フォールに持ちこむことも有る。こ
れはダイナマイト・キッドが得意としたパターン。
4、 捻り式バックドロップ
マサ斎藤考案の「サイト−スープレックス」。派手に投げるが、相手の背中から肩口にかけてを狙って落とす。
また、後藤達俊のバックドロップも投げる際には相手を捻って落とすので「捻り式」とも言える。
5、 垂直落下式バックドロップ、「無責任な」バックドロップ
TVゲームなどで川田、小橋のように相手の後頭部を狙った投げ方を「垂直落下式バックドロップ」、ウィリア
ムスの投げ方を「殺人バックドロップ」と表記している。
どちらにしても相手を投げるスピードは他の投げ方と比べ物にならないほど早い。KO狙いの投げ方と言える。
ちなみに後藤達俊の投げ方は「地獄バックドロップ」と表現される。ゲームメーカーも大変だ。
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