RX−8に純正外の機器を付けちゃおう!(ナビXYZ編) その1

弟に連れられて、ふらふらと某じぇーむすに立ち寄ったところ、SONYのHDDナビ「XYZ」が目に止まりました。
(詳細はこちら→http://www.sony.jp/products/me/xyz/
以前、某先輩の車に取り付けたこともあり、興味はあったのですが、フルセットの「XYZ77」は20万を超える価格ですし、他の「XYZ55」や「XYZ33」ではおいしい機能が別売り(VICS、ジャイロ、速度パルス入力や外部入力等)で今のデルナビと大差ないと考えていました。

ところが、某じぇーむすでは「XYZ33+拡張ステーション2+TV用プリントアンテナ」がセットで11万8千円!!とでています。

さらに、その隣にはなぜか値札の同じ、「XYZ55」の上記セットが...
店員をつかまえて聞いてみると、「XYZ55は生産完了になってますので、処分価格です。」
XYZ33だと、詳細地図とリモコンが別売り、XYZ55だと、ホームステーションが別売り。それだけそろえると、どちらもXYZ77と同じ機能になります。
ということで、「NV−XYZ55+拡張ステーション2+ホームステーション+社外品のTVプリントアンテナ」セットとすると、13万円を切った価格でXYZ77と同機能になります。

それを後押しするように、「あんちゃん。買っといたら。今しかないよ。(By弟)」

ということで、HDDナビを購入しました。

さあ、たのしいたのしい「HDDナビ取り付け計画」が発動しました。


一応、デルナビとXYZを比較して見ます。
横幅が少し大きく、高さは逆に低いです。
でも、方や700MBのCD−ROMに対し、30GBのHDDです。
迫力が違います。(謎)

とりあえず、ダッシュボードを取り外し、ナビトレイにおいてみました。
サイズ的には特に問題はなさそうです。

しかし、このナビトレイ、以前のローダウン化改造の時に大穴を開けてしまいました。(写真はナビのカーステーションを固定してみたところです。ほとんど穴にはみ出ています)このままでも取り付けられなくは無いのですが(実際にしばらくは穴があいたまま使っていました)やはり振動と、不安定さが気になります。

デルナビのためにせっかく開けた穴ですが、塞いでしまいます。
ふさぐために用意したのはスモークのアクリル板(2mm厚)です。これをカッターやリューターを駆使して穴にはまるように切り抜きます。


切り抜いたアクリル板を穴にはめて、隙間は「プラリペア」で埋めて固めました。
さらに、細く切ったアクリル板で「リブ」を作り、補強しました。
これで、元の強度(それ以上かも?)になりました。
カーステーションを取り付けると、こんな感じです。これでびくともしなくなりました。
穴をふさいだところがスモークなので、透けて見えてますが、車に取り付けてしまえば気にはならないと思います。

ここまでできれば、後は配線作業です。
電源は、今までデルナビで使っていたアクセサリー連動とは別に、バッテリー直結が必要です。(簡易取り付けでは、どちらもシガライターから取るようになっているので、バッテリー直結の必要性については?ですが)
これは、室内のヒューズボックスを調べていたら、空いたヒューズフォルダのところにキー位置に関係なく12Vが出力されているところを見つけました。ここにまたまた改造ヒューズを作って電源を取り出しました。
(写真では、下から4番目のヒューズがバッテリー直結です。私のRX-8無印ではもともと何も付いていませんでした)

速度パルスですが、これはSONYMobileのFittingガイドからRX-8で調べればわかります。オーディオコネクタの中にまぎれているので、ナビ付属のエレクトロタップで分岐します。
GPSアンテナは、ダッシュボードに入れてしまいました。貼り付けずにスポンジやクッションを多用して固定しています。RX-8でGPSやETCのアンテナをここにつける人は多いみたいです。感度的にも問題は無いようです。

次に、大仕事になったのがTVアンテナです。
実は、この部分の写真をとり忘れていて、なんにもありません。<ぉぃ
方法は、ここの「DIY&OPTIONS1」の「純正プリントTVアンテナを社外ナビに接続しよう」を参考にして、RX-8にもともと存在するリアガラスのプリントアンテナを流用し、TVアンテナキットに付属のブースターのみ使って接続しました。よって、TVアンテナキットの水で貼り付けるプリントアンテナは破棄してしまいました。(あとでショップで見て知ったのですが、ガラスに貼り付けるタイプのアンテナって2万円ぐらいするのですね。破棄せず使えばよかったかも)
作業自体はまたまた内装をばりばり剥がして、端子カバーをはずして(これがまた固い)キットのケーブルを切断したものをはんだ付けしました。ケーブル自体はリアシートをはずして、センターをまたいで助手席シートの下にブースターと拡張ユニットを設置しました。

  ということで、こんな感じに取り付けれました。これならディーラオプションにしてもいいんではと思いますけどね。 

感想(というか、インプレ)

まだあんまり使ってないので、なんともいえませんが、気が付いたところをいくつか。

良いなあと思う点

1.検索(特にリルート)が早い。外れたと思ったらすでに「別のルートを案内します」と言ってすでに別のルート案内が始まっています。
2.画面が見やすい。解像度が高いこともあり、小さな文字(3D表示では遠くの地名は小さくなります)もはっきり見えます。
3.本体だけですべての操作が可能。デルナビもそうですが、いちいちリモコンを使う必要がありません。
4.各種ファイルビュアーやストレージとして使用可能。メモリスティックやCFカードのファイルをHDDへコピーしたり、ファイルによってはそのままXYZで見ることができます。HTMLやPDFが見れるのにはびっくり(遅いですが)
5.地図が回るぅ。デルナビは90度毎しか動きませんでしたので。
6.個人宅住所まで入ってる。どど田舎の私の実家は電話番号検索でヒットしました。企業だと、部署名まで入っているみたいです。

うむむぅと思う点

1.起動がいまいち遅い。Linuxベースということですが、PDAやWindowsのスタンバイみたいにすばやく立ち上がって欲しいところです。バージョンアップもしていくらかは早くなったと感じますが、まだまだと思います。
2.FMトランスミッタが内蔵されていますが、これを使ってMP3等を再生してRX-8のFMラジオで受信すると妙に高音が出ません。きっとライン入力にすれば改善されるのでしょうが、純正オーディオにはありませんので...
3.これは自立航法が使えるナビ全般にあることだと思いますが、たとえば立体駐車場で、駐車場内で向きを変えてくれるところなどでは、ナビを切ったときと、次に電源が入ったときで向きが180度変わっているわけです。この場合、自立航法はそれを判断することができず(電源切れているから)GPSが受信できるようになるまでは全く違う道を走ってしまいます。(南に向かっているはずがナビ上は北に向かってしまう)ちょっと考えればわかるのですが、最初見たときにはびっくりしました。GPSだけのデルナビの場合は止まっているだけでしたから。

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