SOTECなスピーカの修理



某ジャンクショップで\280のSOTECスピーカを見つけました。たくさんあったので、「とりあえず一つ」てな気分で買ってみたのですが、なかなかの食わせ物でした。(-_-;

なお、ACアダプタは付属していませんでしたので、同ジャンクショップを見て歩いてたら使えそうなのがありましたのであわせて買ってきました。これが\380...アダプタの方が高い。

←一見、まともに見えるのですが...



なんと、ボリュームが完全に破壊されています。軸が短くて、妙に回しにくいボリュームだと思っていたら、このとおり。



以前買っておいたボリュームのストックが使えそうです。サイズはほぼ同じ、端子の位置も問題無いようです。抵抗値がもともとついていたのは20KΩのAカーブですが、手元にあったのは50KΩのAカーブ。恐らく問題はないでしょう。

しかし、最近この手の二連ボリュームが非常に入手困難となりました。今回使ったのも、数年前に日本橋で5つほど買っておいたものの一つです。広島では中古以外ほとんどありません。



むしろ、問題はボリュームの軸にあります。見てのとおり、もともとのボリュームは軸が半円形で、つまみをはめてあるだけです。一方、私の手持ちはねじどめタイプです。これはつまみ側を加工することとします。



壊れたボリュームを取り外します。はんだ吸い取り線を使ってはんだを吸い取ってしまえば簡単に外れます。



新しいボリュームを取り付けます。思ったとおり、ぴったり取り付けられました。

次はボリュームつまみを加工します。



つまみを削って、丸いボリュームの軸がなんとかはまるようにします。



ここまで削りました。



このようにはめて、あとはホットボンドで固定します。

あんまりぐるぐる回すわけではないので、OKとしましょう。

(^_^;



次に電源です。これがいっしょに見つけてきたDIATONEブランドのACアダプタです。12V取れるので十分でしょう。問題は、ACアダプタの端子が合わないことです。



これは手持ちがありましたので、ちょん切って付け替えてしまいます。向かって右側がACアダプタ本来のプラグ、左側が手持ちにあったもので、スピーカのACアダプタジャックにぴったり合うものです。



ここまでできたら接続してテストです。ちゃんと両チャンネル鳴ることを確認して組み立てます。



ポータブルMDを繋いでみました。ちゃんと再生できます。



ということで、\280+\380=\660でアンプ内蔵スピーカができました。

たいした期待はしていなかったのですが、意外にもいい音がします。恐らくこのスピーカの20倍の値段はする(といっても知れてますが)と思われるPanasonicのPC用スピーカがあるのですが、それよりも低音がでており、ちょっとBGMで再生するならイケるように思えます。
もしかすると、電流帰還改造によりさらに高音質化が図れるかもしれません。

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