またまたまた(しつこい)リモコン(今度はテレビの)預かってきました。
とにかく、「ボタンを押してもテレビが反応しない」というものです。頭に巻いてある包帯(?)が痛々しいです。
とりあえず、ばらします。一度痛い目にあっているらしく、ケースのかみ合わせが破損し、赤外線発光部のカバーが取れています。(上の包帯はそのため) でも、ネジが一本も無いこのタイプのケースの構造だと、どうしてもばらすときに壊してしまいます。(何度も経験あり) | |
で、次に基板をめくってみると・・・ すごいです。強烈です。なんというか、何か液状のものがこぼれたところに埃と垢がたまりまくり、さらにそれが凝固している感じです。 なお、基板も特に固定はしてありません。ケースで挟み込んであるだけです。 | |
さらに、ゴムのキーパッドを取り外すと・・・ なにか液状のものがべっとりとついています。これだと接触不良になりそうですね。 ただ、この液体が電解コンデンサ等から出たものでは無いようで、見たところ基板には影響無さそうです。 | |
このような場合はただひとつ。ひたすら食器用洗剤で「水洗い」です。 この汚れ、なんだかゴムっぽく固まっていて、洗剤でもなかなか取れず、爪楊枝を駆使してこそぎ取りました。 基板の水洗いはさすがにまずいと思いますので、基板は無水アルコールできれいにふき取ります。 | |
さて、次にケースを固定しているツメが折れている部分ですが、左のようになっています。片側は一応残っていますので、これを利用して補修してみます。 | |
プラスチックの補修にはやはり「プラリペア」と「型取りくん」でしょう。 「型取りくん」をお湯でやわらかくしておいて、残っているツメの部分の型を取ります。 ここであせって固まる前に「型取りくん」を外してしまうと、やわらかいので変形してしまいます。じっくりと冷まします。 | |
固まった「型取りくん」を、反対側の欠けてなくなった部分に押し当てます。これをマスキングテープなどで固定しておいて、「プラリペア」を流し込みます。 | |
「プラリペア」を流し込み、固めているところです。これもあせって型を取ってしまうと、「ぐにゃっ」と曲がってしまうことが多いので、気長に(といはいえせいぜい15分程度で固まります)待ちます。 | |
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上が「型取りくん」を取り外した直後です。無論、バリやずれがありますので、精密カッターとリュータを駆使して整形し、下の写真のようにします。 |
清掃と補修の終わった部品一式です。あとは組み立てれば完成。 (ちょっと画像が切れてしまいました)
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ケースはいつものようにシリコン系保護材で仕上げました。 が、実は電池ケースあたりに微妙にスキマが... 調整したかったのですが、ツメの構造上、次にフタを開けると確実に折れてしまいそうなので... m(__)mごめんなさい。 | |
テレビ本体がないので、一応、赤外線が出ていることで動作確認とします。 定電圧電源装置から約3Vを電池端子に供給し、なにかボタンを押しながら発光部をデジカメで撮影してみます。 写真のとおり、2つのLEDが光っているのが見えます。とりあえず動作はしているようです。 |
最近リモコン修理が多いので、なんか簡単な赤外線テスタみたいなものが欲しくなりました。 どっかないかな〜
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