最近、ボリュームを上げると音が割れるような感じになってきました。
調べてみると、フロント・リアともに悲惨な(^。^;)状態となっていました。
中古(?)で2個で300〜400円で売っていた高音用スピーカをフロントのダッシュボードの
上に置いていました。ばらしてみてびっくり。
右が新品、左が車につけていたものです。コーン紙の色は褪せてしまい、センターキャップも変形してしまいました。
コーンを手で押さえてみると、「ぎしぎし」と音がするような状態です。
やはり、カーオーディオ用でないもの(きっとラジカセでしょう)を使うのは無理があると思います。
と、いいつつ、また2個で300円で買ってきた同じスピーカに交換しました。(。_゜☆\ ヘ゛キハ゛キ
もともと実家に放置してあったものです。恐らく10年は経っていると思われます。
よく見てみると、ウーファーが悲惨な状態になっています。
エッジ部分をちょっと押しただけで、「ぼろっ」と崩れてしまいました。ウレタンが風化してしまったようです。
で、ネットで調べてみると、スピーカ修理について説明してあるページがいくつかありました。
それらを参考にして、今回は、カー用品店で売っているセーム皮(洗車に使うものです)を使ったエッジ修理を行います。
ユニットだけ取り出して、エッジ部分をすべて取り除きます。接着剤で固定してあるので、ラッカーシンナーを使って根気よく取り除き
ます。コーン紙にシンナーの染みができてしまいましたが、気にしないこととします。<ぉぃ
ここで思ったのが、案外難しいということです。いくつか事例があったのはいずれも20CMクラス以上の大きなスピーカの修理でした。
このスピーカ、直径12CMほどなので、フレームの影になった部分とか、配線の部分とか、手が入りにくく難しかったです。
(綿棒とか使うとよさそうですね。私は手元になかったのでティッシュをドライバに巻きつけてシンナーをつけてふき取りました)
次に、セーム皮でエッジを作ります。型紙は、PowerPointを使ってスピーカのコーンの直径と、フレームの直径をもった
同心円を書いて、印刷したものです。もちろん、コーン紙側にのりしろも必要です。
(5mm程度。写真で内側が二重になっているのはそのせい)
上の写真からもわかりますが、ドーナツを4分の1にした形で作ります。これものりしろを見て10mmほど長めに切り取ります。
スピーカ一つにつき、4つ作り、これをゴム系の接着剤(Gクリアを使いました)で張り合わせます。
できたら、スピーカに接着します。
まず、フレームに接着剤を塗り、貼り付けます。ゴム系なので少し乾かしてから圧着するだけです。(貼りそこなうと面倒ですが)
わかりにくいですが、コーン紙の下側にエッジをもぐりこませます。
コーン紙のフチの裏側に接着剤を塗り、エッジ(セーム皮)を接着します。
(このときも、スピーカが小さいので面倒でした)
乾いたら、元のエンクロージャに組み立てます。
ネットをかぶせて出来上がり。
クリーム色のエッジがなんか違和感がありますが、「いかにも」修理したようで話のネタにはもってこい
です。(^。^)
修理費用は1000円程度。
これで変なビビリ音もなくなりました。またしばらく使えるでしょう。
注意:接着剤がよく乾いてから鳴らしましょう。すぐに大音量で鳴らしたら接着が甘かったところが
はがれてしまいました。(ま、弱いところがわかったからいいか)