〜 ラスベガスの旅・5 〜

 

【やっとラスベガス】

楽しい旅のお話を続けたいところですが、この回はちょっとむかついたお話も・・・。

まずは、日本で航空券を受け取ったときに「シアトルで乗る便が決まったらラスベガスのH*Sに電話してくれ、空港の迎えの時間が変わるので。」と言われたので、時間が決まったときにシアトルの空港で電話し、変わる便を告げた。そして、会話が続く。

「すいません、本当に到着が遅くなるのですが。」

「いえいえ、お二人のせいじゃありませんからそうおっしゃらなくっていいですよ。で、ところでご用件は?」

「へっ?あの、飛行機の時間が決まったらここに連絡してくれって言われたのですが(少々不機嫌な私の声)」

電話の向こうは割と若いお兄さんっぽい声でして、ちょっと頼りなさそうな感じを受けた。とりあえず変わった便を告げて迎えの足は確保。

ところで、我々の乗った飛行機は、アラスカ航空626便。このアラスカ航空の機体にはなんと男性の顔が書かれているのです。しかも、毛むくじゃらっぽく見え、なかなかインパクトが強い。噂には聞いていたが大笑い。(^◇^) 枝豆も喜んでシアトルでは早速機体をバックに記念写真。さらにはずらーっと並ぶ機体の写真まで撮ったのは我々。(^_^;)

このアラスカ航空626便に乗り込んだときにはまだ外は明るかったのに、途中からすっかり暗くなった。我々は結構疲れていたのか、この後のことを考えてか機内では結構眠っていた。2時間程すると飛行機も少しずつ高度を下げてきた。「ラスベガスは夜に到着すると夜景がすごくきれい」と書いていたのを日本で見たけど当初は到着が昼だったのであきらめていたが、なんとハプニングのおかげで夜景が見られる!しかし、高度を下げていっても下は暗い、町も何も見られない。ところが、突然明るい町が出現!ネオンに建物にありとあらゆる所から光があふれている。神戸の夜景がきれい、函館が、長崎が、って夜景のきれいな所はいっぱいあるが、また違う。とにかく派手な夜景。二人でこの夜景にあう言葉を探そうとしたが、何も言葉が浮かばなかった。十分に夜景を堪能した頃にラスベガスの空港に到着、結局21時半位の到着だった。

到着すると私たちをピックアップする係りの男性がいらしたので、早速その方と共に荷物を取りに行った。もちろん遅れたのは私たちのせいではないが、この方には時間外の仕事でしょうから一応「すいません、遅くなってしまって。」と言ったら「飛行機に乗り遅れたんですか?」と言う返事。(-_-メ)

「いえ、日本で3時間遅れて乗り継ぎ便も変わってしまったんです。」

「それでこの飛行機も遅れたでしょ。」

「はい、最初遅れるって表示されたのですけど、結局またONTIMEになってたのに、いざ飛行機に乗り込んだら動かなかったんです。」

「ふ〜ん。」と、なんだか感じの悪い人。(-_-)

「いきなり遅れたのはちょっと悲しかったのですが、でもラスベガスの夜景が見られたのでそれはラッキーかなって思ってたのです。」

「へぇ、前向きですねぇ。」と今度はちょっと小馬鹿にされた口調。(^_^;)

荷物を受け取ってから今後のピックアップの予定を伺うために空港の端のベンチで待機。ツアーと言っても空港往復のピックアップ、ホテルのチェックイン、グランドキャニオンツアーのみを現地の係の方にお世話になるだけで随時係りの方と一緒ではないから、ここで時間を聞いておかないと・・・。

まずは我々の帰りのチケットをチェックしとところ

「あれ〜、これってシアトルの乗り継ぎがまたきついですね。下手したら乗れなくってシアトル1泊ですね。」

と返された。さらに、その人の説明によるとシアトルから大阪にはこの便しかないので乗り継げないと自動的にもう1泊となるとのこと。

我々もびっくりして「でも、多少遅れたらシアトルで待っててくれないのですか?」

「実際に先日も36人が乗れなくって1泊してるよ。航空会社も今度は大阪でお客さんを乗せるし、数人を待つよりも大阪の200人とかの方が大事だから利益を考えて残して飛びますよ。」

「え、でも私は帰ったら次の日から仕事があるし、1泊なんて出来ません。」

「乗り継ぎをするときには帰ってからもう一日余裕を持っくものですよ。」

「そんな〜。(^_^;)」

「第一、普通ラスベガスに来るならサンフランシスコかロスで乗り継ぐのに、シアトルで乗り継ぐ人なんてほとんどいませんよ。」

「でも、私たちはツアーの人にお願いしたらシアトル経由だったんです。」

「どうせ、ギリギリにでもたのんだんでしょ。」

「そんな、ギリギリじゃなかったよね。(と、枝豆に同意を求める)」

って、どうして私たちは遅れて到着していきなりこんなにきついことを言われないといけないの?悲しくなったが、それよりも帰りの便の方が心配。二人でちょっと途方に暮れたが、考えられる方法としてラスベガス〜シアトルの切符を変更する事、でも我々の切符は早割のような切符らしくってキャンセルがきかないので、買いなおしになるらしい。でも、恐いので早い切符を押さえようと思い、むかつくけどその係りの人にとりあえず相談。

「まあ、とりあえず荷物を運びましょう。こちらへ。」と車の方に案内され

とりあえず我々は車でラスベガスの町へと向かった。

 

【まだまだ長い一日目の夜は続く】へ

ホームへ戻る