〜 ラスベガスの旅・15 〜
【9月5日金曜日・サヨナラ・ベガス】
最後の夜は徹夜をした、と、過去にラスベガスに行ったうちの部署の先輩が言っていた気持ちが良くわかる。我々も部屋に戻って交代でシャワーを浴びて荷造りを急ぐ。とりあえず早々と私はスーツケースに詰め込んだのに携帯電話をスーツケースにいれたままであわてて開け直したり、空港で渡す書類をスーツケースに入れっぱなしたり(これは空港で気付いてあわててスーツケースを空港で広げたが)ドジなことを繰り広げつつも、もう出発時間になってしまった。
あわてて部屋の写真を撮り、ロビーにてチェックアウト手続き。電話代はカードで落ちるように手続きしてるので、その明細だけもらった。そして、日本の友人に書いた葉書を今さらながら投函しようと、ホテル内の自販機で切手を買います。1ドルを入れて買うと60セントしか出てこない。「故障かな?」と思ったら、手数料を取られるのね。そういえばガイドブックに書いてあったような気がする。「切手は郵便局で買え」と。というわけで切手が足りないので買い足すために、フロントで自販機用にと、ドル札を25セントコインに換えてもらって切手をさらに買った。・・・だけど、両替してもらったときにコインを計算しなかったが、25ドルセントが一枚足りなかったみたい。枚数があいません。でも、両替してもらったときに確認しなかったので文句言うのはあきらめて、暴れなかった。切手を貼ってホテル内のポストに投函してから、ホテルを出発。時刻は5時50分。
ホテルからタクシーに乗るが、ホテル前の海賊の格好の従業員さんとも、これでお別れなのね、と思うとちょっと寂しかった。そして、最後まで海賊姿のお兄さんは笑顔で対応して下さり、我々の重いスーツケースをタクシーに積んで下さった。ちなみにこのタクシーのおじさんもとてもいい人だった。片言で旅の思い出などを語りつつ空港へ。
さて、空港では飛行機を代えた関係で、自分で手続きなどを頑張らないと行けません。まずは変更した飛行機の切符を受け取り、確かにこのフライトがあって、遅れが無いかどうかを確認。我々の乗るサウスウェストのカウンターのお姉さんはとってもいい人で、片言の英語で話す我々にとっても優しかった。ちなみに、ここで「荷物は日本まで行きますか?」と訪ねたら、ノースウェストとサウスは荷物のやりとりは出来ないので、シアトルでいったん受け取って、もう一度シアトルのカウンターで出し直して下さい。と言われました。やっぱりH*Sの支店長は間違っていました。
フライトを確認してから、今度はノースのラスベガス→シアトルをキャンセルして、でもシアトル→関空は乗るよ、という手続きをするために、ノースのカウンターに並ぶ。そうすると、ちょうどH*Sの係員の日本人女性がいたので、我々だけだと不安だし、相談しようと言うことで訪ねてみた。でも、その女性もH*Sの下請けの人で、彼女がピックアップした人達の対応だけで忙しいし、我々のことはH*Sからもちろん何も聞いていない訳だから、難色を示された。まあ、でもこれは私たちがカウンターの所でノースの人にちゃんと言えるかどうかが不安なので、あわよくば手伝って頂ければなぁ、というものですから、と言いつつ「冷たいなぁ〜、ちょっと立ち会ってくれるだけで良いのに」ともちょっと思ったりしつつ、カウンター前で引き続き並んでいた。なんて言えば良いんだろう・・・知ってる限りの英語を頭の中で並べながら自分の順番を待っていたら、ゲートの方に行ってたはずの、さっきのH*Sのおばさんが戻ってきて下さって、気になるからということでカウンターでのノースの係りの人とのやりとりを少し手伝って下さった。その方は急ぐようで、大体手づづきにめどが付いたところで、またゲートの方に行かれた。
無事に手続きが終わって、このカウンターでシアトル→関空のチケットもゲットしたので少しほっとした。
早速サウスの乗り場へ。時間があったのとコインがあったので、乗り場近くのスロットにチャレンジ、もちろんスった。もちろん、記念にということでスロットにチャレンジ!と言う写真をお互いに撮りあったことは言うまでもない。
ところで、飛行機のチケット(ボーディングパス)って、たいていは座席番号が書いてあって、切取線があって、というのを想像しますよね。なのに、サウスって二桁の番号が書いてあるプラスティックのカードで、使い古されたようなカードです。(^_^;私たちのカードには26・27って番号が書かれてあったが、これは何と整理番号。多分手続きが早い人から早い番号をもらえるのでしょう。登場のご案内がされると番号の早い人から順に機内に入ってしかも自由席。このシステムはさすがに初めてでちょっとびっくり。あ、もちろんプラスティックカードは回収されますよ。
そういえば、登場案内がされるまでちょっと時間があったので、枝豆とひまつぶしついでに「この旅で出会った人ベスト5&ワースト5」っていうのを集計した。
『二人の選んだベスト5』
1、シアトルのタクシー運転手さん(2日)
2、鳥取・境港出身の店員さん(4日)
3、カジノで優しくして下さった方
4、Mr海賊(笑顔いっぱいホテルの従業員)
5、ホテルから空港までのタクシーの運転手さん
番外:サウスのカウンター嬢
H*Sのおばさん
H*S岡山のお兄さん
関空まで送ってくれた友人・・・等など
『ワースト5』
1、H*Sラスベガス支店長
2、初日ラスベガスでいきなり恐怖を与えたツーリストのハ*さん
3、10ドルとったタクシーのおやじ
4、3時間遅れた関空→シアトルのNW96便
5、出発の日関空で冷たかったNWカウンターのお姉さん
番外:海賊ショーで横入りしたマナーの悪い女(--メ)
と決定!〜パンパカパ〜ン〜!
飛行機に乗り込んでほぼ定刻の出発。ああ、短かったラスベガス・・・ついにお別れ。空から眺めてしんみりとしたかった・・・しかし、私の場合睡魔の方が強かったという噂も。