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 顔を合わせば、「不況」の二文字が口をついて出る昨今、もはや打つ手なし、出口なしの最悪の状況であると感じるのは、誰も同じでしょう。政治経済社会のあらゆるところで危機が進行している。それはそのままJCの危機でもあります。正確な内容の分析は、討論を待たねばなりませんが、最近まで67,000人いた全国の仲間は、58,000人にまで減少していることだけを取り上げても危機はそこまで訪れているといえるのです。

 危機は同時に転機でもあります。今こそ私たち福山JCが、全国のJCに対しても、そして地域社会に対して負っている責任はきわめて重大であると思います。

 2000年度第49回全国会員大会に向かって時計が具体的に動き出しているという現実。

 中核市に移行した地方都市にあって、全国的にも堅調な組織展開をしてきた私たち福山JCが将来にわたる責任が重くなっているということです。閉塞感の強い時代状況だからこそ、福山のまちづくりなどに関して様々な提言をしてきた福山JCが、自らその真価を問われる時期を迎えているのです。

  だからこそ私は、これからの私たちの行動は特に難しいことを考えるのではなく、常に原点にもどって、つまり綱領にてらして積み重ねることが最も重要であると考えるのです。

以上の課題について、より具体的に展開してみます。

 

                  

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