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       全国的な会員の減少についてふれましたが、JCが特定の世代の組織である以上、年々減少する適格年齢の青年人口の減少には如何ともしがたいのは事実です。しかし問題は、どのような事情があっても我々、福山青年会議所メンバーからの休会者、退会者を出すことだけは避けるように組織をあげて最大限のケアをする必要があります。これは、一般的なケアということではなく、さらに、もう一歩進めて、会員全員が共通の目的と課題をもっているという認識のもとに、お互い同士がケアしあうという雰囲気をつくっていく必要があると考えます。人生には楽なときも苦しいときもあります。苦しいときに何のわだかまりもなく率直に「助けてほしい、応援してほしい」と仲間に言える人間関係こそJCの運営を志すものの「仲間意識」だと思うのです。

       JC活動は時代背景に沿った時間、仕事、家庭、金銭的負担のバランスがとれた運営を心がけなければなりません。一年先、いや半年先さえも予測できないほどに社会状況は変化しています。青年会議所運動も大きく時代に沿って混迷しないように、我々、福山青年会議所会員も一致団結しながら、異業種の集まりという利点を生かして今こそネットワーキングしなければなりません。来る2000年度第49回全国会員大会の成功のためにも一人の脱落者も出さないようにスクラムを組みながらお互いをケアしていく組織運営を目指します。

       全体の運営についても、参加しお互いがプラスになると感じられるような内容を模索し、無理のない一年間の活動計画をたて、特定の個人に意に反して多大の負担をかけるのではなく、時間、仕事、お金のバランスのとれた事業運営、組織運営を実践します。

       さて、特に「21世紀への試金石となる大会」との関係で組織運営については、具体的には 1999年度、2000年度との組織に整合性を持たせ、全国大会系委員会のくくりを弾力性のあるものとして、2001年には復活もしくはリニューアルするであろう委員会は形態を変化させながらENGAGEすることです。

       この間、福山においてJCが主導で運営してきたプロジェクト等が手薄になることも予想されます。しかし、これもひとつのチャンスだと考えるべきです。JCの請負を排し、関係する団体にもっと深く関わっていただくようお願いし、名実ともに50−50のパートナーシップを確立する方向で動けば、JCの存在意義はもっと高くなり、福山での市民運動はもっと厚い層によって担われるようになるのです。

       

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