一般撮影
定期健診などで胸部のX線写真を撮ったり、骨折してしまったときにその部位のX線写真を撮ったりする検査のことです。いわゆる「レントゲン写真を撮る」というのはこの検査のことです。
一般撮影は、その撮影部位となるところに金属やプラスチック、湿布など診断の妨げになるようなものは除いて検査を受けるようにしましょう。例えば、胸部のX線写真を撮るときは下着に付いているプラスチックやネックレスなどの金属が写真に写ってしまうので外すようにしましょう。また肩などに貼っている湿布などは取り除くようにしましょう。もし手首のX線写真を撮るときは手首についているアクセサリーや腕時計を外すようにしましょう。
社団法人日本放射線技師会からX線単純撮影における医療被ばくガイドライン(低減目標値)が示されており、胸部単純X線写真の正面撮影では0.3mGyとされています。この目標線量を達成するために診療放射線技師は最高レベルの放射線管理技術を確保したり、最適な被ばく低減化の技術を習得したり、正確な被ばく線量測定技術の確立をしたり、と様々な努力しております。