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算術演算子
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-
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負符号 -X (Xに-1を掛ける)
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^
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べき算 X ^ Y(XをY乗する)
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*,/
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乗算、除算 X * Y (XにYを掛ける), X / Y
(XをYで割る)
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+,-
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加算、減算 X + Y (XにYを足す), X - Y
(XからYを引く)
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関係演算子
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<,>
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左辺が右辺より小さい、左辺が右辺より大きい
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<=,>=
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左辺が右辺より小さいか等しい、左辺が右辺より大きいか等しい
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=,!=,<>
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両辺が等しい、両辺が等しくない
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論理演算子
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AND
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論理積
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OR
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論理和
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XOR
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排他的論理和 (*1)Terrapin
Logoではサポートされていません。
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NOT
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否定
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論理演算子の内訳
論理演算は、真(TRUE)か偽(FALSE)の2つ値の間で行われ、結果も真(TRUE)か偽(FALSE)で表されます。
"true and "true
Result: TRUE
何だか良く判りませんね。
1 > 0
Result: TRUE
これならどうでしょう。
1は、0より大きいか。
それは、真です。
と訳せますね。
1 > 0 and 1 < 2
Result: TRUE
この場合は、1は0より大きく及び1は、2より小さいか。
それは、真です。
と訳せますね。
下の表が、その演算結果です。この表では1をTRUE、0がFALSEに対応しています。
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AND(論理積)どちらも真の場合のみ真を返す。それ以外は偽である。
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X Y
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X AND Y
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1 1
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1
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1 0
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0
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0 1
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0
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0 0
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0
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OR(論理和)どちらかが、真であれば真を返す。
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X Y
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X OR Y
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1 1
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1
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1 0
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1
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0 1
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1
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0 0
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0
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XOR(排他的論理和)どちらも同じ値であれば、偽を返す。
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X Y
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X XOR Y
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1 1
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0
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1 0
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1
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0 1
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1
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0 0
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0
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NOT(否定)自分自身を否定する。生きててすみません。:-)
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X
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NOT X
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1
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0
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0
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1
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演算子に対応する手続き(あるいは別名)
Logoは、演算子が手続き風に使えたり関数風に使えたりと、少々ややこしいです。
5 + 5 あるいは、+ 5 5 または、SUM 5 5
でも同一の結果10を返します。
更には、(+ 1 2 3 4 5) あるいは、(SUM 1 2 3 4 5)
と括弧で括れば便利な合計関数として使えます。もちろん結果は、どちらも15です。
目的別に応じて使い分ければ良いと思います。しかし単に、式の括弧を減らしたいと言う場合は、少々考えた方がよさそうです。
演算子と手続き風や関数風が、ごちゃ混ぜになってプログラムが、読みにくくなる場合もあるからです。
その場合は、無理に1行の式にまとめずに2行以上の式で、何をやっているのかはっきりさせてプログラムを書いたほうが、後々の変更に際して理解しやすいと思われます。
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^
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POWER number number
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*
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PRODUCT number number
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/
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QUOTIENT number number
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+
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SUM number number
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-
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DIFFERENCE number number
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<
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.LT object object
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>
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.GT object object
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<=
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.LE object object
|
>=
|
.GE object object
|
=
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.EQ object object
|
!=,<>
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.NE object object
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優先順位
べき算→乗算・除算→加算・減算の優先順位で、計算が行われます。
1 + 2 - 3 * 4 / 5 ^ 6
Result: 2.999232
括弧で括られた演算は、優先順位が高くなるので上の式を、同じ結果が出る様にしてみましょう。
1 + 2 - (3 * 4 / (5 ^ 6))
Result: 2.999232
一番括弧が、深いべき算が最初に計算されているのが、判りました。
同じ優先順位の演算子は、左から右に向かって計算されています。
DIFFERENCE SUM 1 2 QUOTIENT PRODUCT 3 4 POWER 5 6
- + 1 2 (/ * 3 4 (^ 5 6))
この2つの式でも同じ演算結果です。どれが、一番判りやすいでしょうかね。;-D
そして、べき算→乗算・除算→加算・減算→関係演算→論理演算の順位に、なります。
1 + 1 > 0 and 2 + 2 < 10
Result: TRUE
まず、算術演算を行わないと関係演算が、成り立ちません。そして、関係演算が終わらないと論理演算が、成り立ちませんね。
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