プログラミング言語Logoの考案者シーモア・パパート(Seymour
Papert)教授の説明は、こちらのサイトのページを見て戴きたい。
Logo開発の背景には、コンピュータ教育の要素が多大に含まれているらしい事が、判って戴けたと思う。
さて、コンピュータ教育とは何だろうか。
コンピュータの操作および仕組み理解の教育だろうか、それともコンピュータを応用した教育の事だろうか。
私は、後者の方がコンピュータ教育と言う感じがするが、コンピュータそのものを理解する事も、教育として大事な一要素だと思われる。
Logoは、タートルグラフィックスと言われる機能でコンピュータが、考え動作している部分を視覚化する事に成功している。
to square :size repeat 4 [forward :size right 90] end
右図は、上記のLogoプログラムを、square
50とタイプして実行した結果である。
1行づつプログラムを、追いかけてみよう。
to square :size
まず、プログラムの名前付け部分である。ここでは、squareと付けた。その次の、:sizeがプログラムに渡されるデータの名前である。
repeat 4 [forward :size right 90]
括弧で囲まれた部分を、4回繰り返す[:sizeで指定された歩数だけ前に進む、そして右に90度向きを変える]
end
プログラム終了である。名前付けのtoと対で、使用される。
あなたの目の前に、四角形が描かれていれば大成功だ。:-)
モニタ画面に出現したカメ(タートル)を操って図形を描いていく機能が、タートルグラフィックスと言われる所以だ。
タートルに、図形の描き方を教えてあげる事、つまりタートルを教育をする事が、教育である。
なに言ってるんだろう。日本語って難しいね。
自分が理解している事を、他の人に教える事が一番難しい。逆に言えば、他の人が理解できる様に、それを教える事ができれば自分自身は、それを理解している事になる。
もう、お気づきですね。他の人とは、タートルの事である。自分が、図形の描き方が判っていないとタートルにも教えてあげる事が出来ない。
ひるがえって、自分自身の教育(物事を考える力)に、なるのです。
とまれ、そこまで考え込む必要もありません。
気軽に楽しくLogoプログラミングを、しましょう。
|