太田の藤田さんアマ名人戦観戦記


 9/3から9/7まで幸運にも休暇になった太田はアマ名人戦に出場している藤田さんを応援しようとはるばる茨城から7:59発の特急に乗って会場であるホテル浦島に向かった。

 将棋の大会は10:00から開始されるものだと考えていた太田は10:00に予定通り現地に到着したのだが、なんと9:00から開始しているのではないか。これだけでも誤算なのに会場に入ろうとしたら係員に止められて「会場が狭いので観戦の入場制限を行っていますので入らないでください。現在交代制で観戦していただいていますので次の観戦は10:30からになります。」とのこと。なかなか不愉快である。(今風にいれば萎える?)

 幸運にも予定よりも早く10:15に会場に入場できたが、予選第一局はすでに中盤から終盤にさしかかるところだった。

 ・予選第一局の様子は当時の観戦メモより

(戦形 藤田風車模様対相手玉頭位取り)

(形勢は互角(但し個人的には相手を持ちたい)時間も互角)

(間接玉手飛車を食らう)

(藤田猛攻但し相手の玉頭が厚く攻めきれない)

(負け)

 太田の考えでは風車から7二に飛車を回って攻める筋はよくある筋ですが、藤田さんの棋風にはあわない、これが最大の敗因ではないでしょうか。

 ・予選第二局

 昼食を挟んで予選第二局が行われたが、太田は会場に戻るのが遅れたため、結局会場入場する前に藤田さんの対局が終わっていた。

 会場から出てきた藤田さんに内容を聞くと風車対棒金で端歩を付き合ったため、棒金を殺す筋にはまってしまい、らしい展開になって結構楽に勝ったとのこと。

 予選第三局からは対局数が減るため(2勝者と2敗者はもう指さないため)、会場の整理が行われ、そのため観戦の入場制限がなくなり、最初から観戦することができた。以下も観戦メモより

(藤田意表の四間飛車対相手右四間飛車穴熊)後で聞いたら、相手が右四間飛車をやってきたら四間飛車にすることが多いとのこと。

(藤田千日手戦法か?)ぜんぜん仕掛ける気配がないのでそう思ったのだったが、実際藤田さんはそのつもりだったらしい。

(相手猛攻 駒得するも難しい)局後の感想戦での相手の感想では誤算があったため相当な無理攻めで、実際は相当有利だったらしい。

(と金よりをうっかりか?藤田長考に入る)まさにそのとうりだったらしい。

(駒損になるが端をつめて猛攻にでる)実際にはこの時は相当の不利に陥っていた。

(負け)

 結局予選1勝2敗で予選失格という残念な結果になったが、楽しませていただきました。

今度は自分が選手の立場で出場したいなと思いました。

以上


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