ジーク設定(公開版・仮)

 ・外見
 黒髪黒瞳短髪。顔面には鼻頭から左頬にかけて深い傷跡有り。だいたいいつも黒ずくめで、実戦的な服装をしている。半袖の上着にジーンズ等のズボン、安全靴のようなブーツを履いている。夏以外はこれにロングトレンチコートを羽織っている事が多い。
 脱ぐと(笑)全身過去の傷跡で一杯である。しかし、その身体は極限まで鍛え上げられている。

 ・出生について
 ジークは望まれざる子としてこの世に生を受けている。実の父親は、魔に落ちた狂戦士(もしくはテラーナイト 詳細はDMにお任せ〜)、母親は、その陵辱によりジークを身ごもることになった。
 母親は実は、例の”ご主人様”の母親です…。内緒だけど(変更の可能性はありますが・・・・)

 ・捨て子
 陵辱後辛うじて生き長らえた母親は、妊娠していることに大きな衝撃を受けるが、産まれてくる子には罪は無いと考え、出産を決意する。が、生まれてきた子は、その父親の姿に瓜二つだったのである。
 あまりのことに泣き叫ぶ母親を見て、その父親(ジークの実祖父)はその子を殺すことさえ決意するが、不憫さ故に森に置き去りにしてしまう。

 ・育ての親
 そのままなら遠からず息絶えていたであろうジークを拾い上げたのは、一人の老兵だった。単なる気まぐれだったのか、過去の償いだったのか知る由もないが、その引退した傭兵は捨て子を「ジーク」(”勝利”の意)と名付け、一人で育てた。自分に教えられる唯一の事、戦士の技術をも授けていった。
 生活は非常に厳しかったが、ジークはそれなりには幸せだった。剣は幼子には大き過ぎたが、その血故か戦士の訓練もそう苦ではなかった。老兵は無口で無愛想、世情に疎かったが、ジークは彼以外に拠るものはなかったし、知らなかった。

 ・事件
 そしてジークは一人の戦士に成長した。養父を越えるほどに強く。
ある日の訓練の時、あまりのジークの上達ぶりに追い詰められた老兵は、誤ってジークの顔面を深く傷付けてしまう。
 ジークの血に眠っていたバーサーカーの本性が己の生命の危機に発動し………全てが終わった時には、老兵は屍と変わっていた。

 ・闘奴
 血の海に立ち尽くしていたジークは親殺しとして裁かれる事になる。しかし身寄りも全くなく、何も持たない若者に罪を償わせる方法などそうはない。
 ジークは市民権を奪われ闘奴となる以外に道はなかった。

 ・今
 ジークはある意味闘奴としては優秀です。逆らう気がなく、戦闘能力は優秀で、戦いを躊躇したり、選り好みしたりしません。試合のない時は闘技場内で様々な雑務などをこなしつつ、暇な時間は殆ど訓練をしています。数少ない例外が、許されている範囲での外出(金鮭亭など)をするくらいです。
 最近は冒険者としての仕事をする余裕ぐらいはあるようです。

 ・感情
 闘技場などで、一緒に戦った仲間に対しては多少の責任感を感じているようです。ジークは自分の命を非常に軽んじているので、気に入った人間が死ぬくらいなら、自分が死んだ方がマシだと感じているのです。
 養父の性格の影響と、人と接する事の少ない生い立ちの為に、戦闘以外の事に関しては非常に鈍感で無頓着です。恋愛感情なぞ目覚めてもいません。世間一般で普通の事すら満足に出来ない事さえあります。
 逆にこと戦闘に関しては、老練で慎重、饒舌にすらなります。
・・・・が、フレアや他のメンバーに出会った事によって、ジークの中にも変化が起こっています。



文責:INA