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Baby-Pro 推薦★★ BABY-SAFE PLUS(ベビーセーフプラス)


   
 
   
  誕生から約13kgまでの赤ちゃんに
年齢:約1歳くらいまで(小柄な方で1歳半くらいまで)
 深いシェル構造と、5点式ハーネスが安心を実現
クラッシュテストの映像が見られます(OAMTC)
(平均500KB・ADSL以上推奨)
VTR

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 製品解説

欧州で2年連続して最高の安全評価を得たベビーシート

欧州チャイルドシートアセスメント結果一覧ページ

ベビーセーフプラスは新生児から一歳超まで使えるように設計されたベビーシートです。従来のベビーシートが1歳に満たないうちに狭くなり、頭部の保護も疎かになりがちだったのを、新開発のジャストフィット・シートシェルの採用により、サイズアップが図られ、前後からの衝突はもちろんのこと、側面からの衝突に対してもお子様の身体をしっかりサポートします。また先代のベビーセーフにはなかったサンシェードやヘッドサポートも標準装備され、さらには先進的な5点式シートベルトも新たに装備され、安全性・機能性の両面において充分な内容を伴った製品となりました。

○ 体重:新生児〜13kg位まで
○ 身長:新生児〜80cm位まで
○ 年齢:新生児〜1歳超まで
      (小柄な方で一歳半まで)



 特 徴
サイドプロテクション機能(側面衝突対応)を備えた大きく深いサイドウイング
車の外ではベビーキャリー、家の中ではベビーラックとして使えるマルチユース
サンシェード、インファントヘッドレストサポートが標準装備
赤ちゃんのベルトは最新式の5点ベルト

1歳くらいまで使えるつもりで、ベビーシートを購入したけれど、「生後半年で一杯一杯になっちゃった」というユーザ様が後を絶ちません。それは元を正せば、体重9キロで限界のベビーシートの規格[グループ0]のシェルで、あとからできた13キロまでの[グループ0+]の規格もとりあえずやり過ごしていたヨーロッパの市場の製品がそのまま日本に入ってきたり、同じサイズを真似して日本のメーカーが作ってしまったからにほかなりません。

その矛盾を打破してくれる製品を最初に発信したのはレーマーでした。シェルを大型化すると取り付け時の車のシートベルトが少し長めに必要になり、若干適合車種が減ってしまうリスクもありますが、それよりも万全なシェルで1歳超の子供までカバーし、無理なく[グループI]に引き継ぐことが急務でした。

これらのサイズアップで、今ヨーロッパで新たに基準となりつつあるサイドインパクト(側面衝突時)の保護性能アップもかないました。参考までにテストのビデオサンプル(OAMTC)を、紹介いたします。ベビーセーフプラスと他メーカーの結果です。

ベビーセーフプラスの側面衝突ビデオ
他社ベビーシートの側面衝突ビデオ(一例)

この結果は世界的に最も厳しいといわれる欧州の商品テストで、ダントツのトップ評価を得ました。
(2002年トップ評価・2003年姉妹品にて引き続きトップ評価)
欧州チャイルドシートアセスメント結果一覧ページ
Marke Type ECE-Gruppe
(グループ) 
Sicherheit
(安全性) 
Bedienung
(操作性)
Komfort
(快適性)

Reinigung
Verarbeitung
(クリーニング)

OAMTC
Empfehlung
Rmer Babysafe
ベビーセーフ
0+ + + + +


< 機能説明 >

新生時期はシートの傾斜をなだらかにして、頭部のサポートも兼ねるインナークッションがついていますので、今までのベビーシートよりも新生児に優しい設計です。このクッションはシートの底の部分をクッションで底上げしてくれます。シェルは背もたれ部を45゜の傾斜で設置しますが、赤ちゃんの乗る部分は傾斜が緩やかになります。ただし、弾力性のあるクッションなので、衝撃時には自然に沈み込み、シェルが適切に衝撃を吸収分散してくれます。

首もすわらない赤ちゃんに45゜もの傾斜はかわいそうと思われるかもしれません。しかし、傾斜を緩めると、正面衝突などのひどい衝撃時には、背もたれの「面」で衝撃を吸収する効果が薄くなるため、ベルト類で衝撃を受ける度合いが高まり、脱臼や骨折といった重度の障害をうける可能性がでてきます。最悪の場合にはシェルから飛び出してしまいます。

安全と快適さは時に正反対のことがあります。カーシートはいつ事故に遭遇しても大丈夫なように四六時中身構えておく装置です。お部屋のゆりかごとは役割が全く違うので、ある程度の拘束は安全のためにやむなしと受け入れて頂きたいと思います。それが負担になりそうな赤ちゃんの場合には、乗車時間をできるだけ短くするような親の配慮が必要となります。

車に乗ること自体が危険行為であることを普段私たちはあまり意識することがありませんが、これらの製品は常にその意識の元に作られていることを知ってください。

★JAFのサイトでとても参考になる記事が紹介されています。 
  eJAFMATE 「ミスユースで起きる危険性」

設置角度や赤ちゃんのベルトの不適切な処置が、せっかくのカーシートの安全性能を損なう実例です。余談ですがここで使用されているテスト用シートはすべてレーマー製品です。標準的かつ安全性能の高いブランドであることの一つの裏付けになるでしょう。


ベルトの肩位置は3段階の穴が設けられています全体の長さ調節は赤ちゃんの足元部で極めて簡単に調節できます。ハンドルも3段階調節。乗車時はハンドルを縦に起こして使用します。衝撃時のリバウンドで、シート背もたれ部に回転してしまっても一定の空間を保ってくれます。

シート生地は綿100%(イエローは黄色い部分が綿)。吸湿性が良いので、汗かきの赤ちゃんでも快適です。夏場は車の中が非常に暑くなるので、ベビーシートは家に持ち込んだ方がいいでしょう。この手のベビーシートは部屋の中で簡易ラックとして活躍します。丸いシェル構造が「抱っこ」のイメージに近いため、多くの赤ちゃんが気持ちよく寝られます。車で寝てしまった赤ちゃんを起こさずにそのまま部屋に移動できるのも嬉しいですし、少しぐずってもロッキングができるので、揺すってあげると再び眠りに付きます。下手な布団より良く寝てくれるので、とても重宝すること請け合いです。レーマーに限ったことではありませんが、ベビーシートの隠れた付加価値ですね。

  スペック
適応年齢

新生児から1歳半位まで
(※1歳半という表記はマックスです。一般的には、よくても1歳2〜3ヶ月くらいまででしょう。
   体重9キロになって、次のチャイルドシートに移行するまでが主な役割なので、
   通常は9ヶ月〜1歳くらいで卒業します。もっとも、この時期は個人差が大きいので、
   家系的に特に体格が良い場合はご注意ください。)

体重 新生児から13kg位まで
身長 新生児から80cm位まで
サイズ 幅44.5×奥行67.5×高さ58cm(キャリーハンドルUP時)
重さ 3.1kg
対象車種 3点式シートベルト車

★ご購入の前に必ずご確認下さい↓
  適合車種データ(PDF)の確認はこちら

 
 
 
  カラー
イエロー エリック
 
 
エリックはほぼブラック地ですが、厳密には極めてブラックに近い濃紺です。
 
↓ベルトは5点式。バックルはサベルト製↓
  (バックル形状は2種類あり、画像と異なる場合があります)



取り付け解説

<4〜5>の作業があいまいだと、ベビーシートが安定しません。
ベビーシートを押さえつけながら、きちんと締め付けを行い、ベビーシートが
座面に少し食いこむ感じにします。ただし、それでも手で故意に揺らせば
ぐらぐらします。チャイルドシートのようながっちり固定は必要ありません。
車の走行中に勝手に傾いたりしない程度に固定できれば充分です。

  
説明書にある上記の説明は、シートベルトが青色のベルトホルダー内で
  かつフックの下であれば良いので、フックに触れている必要は ありません。

上記の取り付け説明書を印刷したい方は
こちらのPDFデータを利用下さい→
PDF閲覧ソフトのダウンロードはこちら(無料)→



  Baby-Pro の視点

ベビーシートもまだまだ発展途上です。今までのベビーシートがあまりにも短期間の使用しか耐えず、次のカーシートを購入するときに再び新生児対応のものを購入するユーザー様も多いため、少しふがいなさを感じていました。
このベビーセーフプラスでようやく胸張って販売できるまともなベビーシートに出会ったと感じます。

しかし、やや高価で、もう少し価格設定が低くならないと手が出しにくい気はします。内容を伴っているので、付加価値は業界者なら認めるところでしょうが、良い商品が広く行き渡らないとすると、ユーザー様、ひいては子ども達にとって不幸なことです。昨今のデフレ価格にあわせることは無理としても、少しでも流通価格が安くできることを願っています。

日本では新生児から4歳程度まで使えるカーシートがポピュラーです。この傾向はさらに強まり新生児からジュニアまで、といった製品も出始めています。それはそれで経済的で、「兼用」好きな日本人好みの製品として人気を呼ぶでしょう。

しかし、カーシート先進国の欧州では、子供の体格差を非常に気にしています。僅か3キロ程度の新生児から、20キロ超のジュニアまで一つのシェル(ボディ)で適切にサポートできるのかという疑問です。欧州では各種の厳しいテストで淘汰された結果、ベビーシート・チャイルドシート・ジュニアシートという3段階の組合せでサポートすることが大体定まってきました。
(欧州のカテゴリーについての解説はこちら)

日本のカーシートメーカーの品質管理はある意味世界一です。安全性能も非常に高まっています。ただ、内容的には「高級感」とか「多機能」に力が入れられていることが多く、世界のものさしとは大きくへだたっています。

地味だけれど、蓄積されたノウハウで堅実に安全性をうたうレーマーのような欧州のカーシートと、華やかなうたい文句で機能的にもにぎやかな日本のカーシートでは、客層も全く異なると思われます。

子供が2人3人と増えると欧州のスタイルの3段階のカーシート(ベビーシート、チャイルドシート・ジュニアシート)は、うまくそれぞれの子供にあてがえることが多く、融通がききます。

・ベビーシートは車の中も、家の中でも活躍します。
 ママ同士の集まりにも重宝。
・チャイルドシートはやんちゃな時期の子供を確実にホールド。
・ジュニアシートは取り付け作業がないので、乗せ降しが簡単。
 人が多いときには降ろしたり、軽量だし畳めて扱いやすい。
・ヨーロッパスタイルは子どもの体格に適切で高い安全性を実現します。


名より実をとるタイプの方には欧州スタイルがお勧め。
「自分はそのタイプだな」と思った方には、このベビーシートが
貴方の価値観にピンとくるはずです。あとは予算次第かな。

下記のレポートページも参照下さい。
Baby-Pro REPORT(16)失敗しないカーシート選び



 ベビーセーフ Q&A
Baby-Pro FAQより抜粋
Q1
ベビーセーフプラスの適合確認データに自分の車がありません。取り付けられるかどうかの確認はどうすれば良いでしょうか?
車のシートベルトの付け根に「チャイルドシート固定機能」といった表記があれば、可能性が高くなります。シートベルトの長さを測ってみて、座面上の有効な長さが230センチ程度あればまず大丈夫です。220センチ前後の場合は、長さがギリギリで取り付けに要領を要すかもしれません。このページの以降のQ4〜5を参考に手順をマスターしてください。

コンビのプリムベビーやマキシコシベビーを少し大きくした形なので、これらの取り付けできない車では、可能性は0に近いです。取り付けの可能性が歩かないかの一つの目安になります。
コンビ カーシート適合確認はこちらから↓
http://www.combibaby.com/goods/fr_seat_main.html

厳密には、実際に取付けしてみないとわかりません。取付けは出来ても、前席を前に詰めて取り付けるため、キャビンの狭い車では不都合が出る可能性もあります。(もっともベビーシートすら付けにくいほど狭い車では、他に取り付けできるカーシートを探すのはとても困難ですが・・・)

出来れば地元の大手カーショップ、ベビー用品専門店、ベビザらスなどに問い合わせて、ベビーセーフの取扱いがあるかどうか、また適合確認が出来るか確認ください。店舗によって在庫のあるなし、専任者のいるいないなど違いがありますが、まずは尋ねてみてください。

輸入総代理店のVCJコーポレーションに問い合わせをする際は下記へお願いします。

(株)VCJ レーマー相談窓口 
TEL 03-6280-0033

それでも適合が明確にならなかった場合は、キャンセルの可能性も考慮しつつ、商品を一旦ご購入頂き、実際に試してみるしかありません。最悪使用できない、満足できない状態の場合キャンセルを受け付けます。リスクとしては往復の送料ですが、最小限に留められるようサポートいたします。。
Q2
子供は生後2ヶ月。インナークッションを外すのがもったいないのですが、底上げクッションはもう邪魔な体格になってきました。良い方法はありませんか。
ヘッドレストと底上げクッションが一体になったインナークッションは新生児に負担をかけないためのものですが、ヘッドレスト部は長く使用したい方もあるでしょう。本来首がすわったら外して使うことになっていますが、どうしても長く使用したい場合は、インナーの裏側に縫い付けてあるクッション部を切り離してご利用ください。せっかく縫い付けてあるものを外してよいのか迷うと思いますが、このクッションは事故時の安全性に寄与するものではありません。体格や乗せ方によっては収まりが悪いこともあります。

姿勢を良くして乗せたい、ヘッドレストのみ新生児期を過ぎても使いたいといった場合は、裏のクッション部分のみ切り取って頂いて全く問題ないと思います。

底上げクッションを外した場合の乗せ方ですが、赤ちゃんのお尻を深く、
頭を高く
という意識で乗せてあげてください
。腰が極端に曲がると腹式呼吸が浅くなり、機嫌が悪くなりがちです。お尻の部分に隙間が残らないような乗せ方がポイントです。
Q3
3点固定式のベビーシートを取り付けましたが、固定感がいまいちです。いいのでしょうか?
チャイルドシート固定機能がなく、またはあっても使用しないケースでは、がっちりとした固定感は得にくいのですが、それでも一応OKということになっています。理想的な形でシェルにベルトが絡みついているので、衝撃はきれいに分散吸収されます。車の振動で傾きが変わったりしないかと不安になりますが、よほどのことがない限り、そのようなことはありません。(ただし、メーカーによって見解が異なり、ELR(※1)の場合は、金具で一部をロックすることを推奨しているところもあります。マニュアルと備品を確認下さい。)

どうしてもがっちりとした固定感を得たい場合は、チャイルドシート固定機能(ELR/ALR)(※2)を利用します。

手順ですが、ベビーシートに腰側のベルトを巻きつけてバックルを挿したら、肩側のベルトをしっかりと引っ張り、ベビーシートを座面に食い込ませます。緩まないように気をつけて肩ベルトを背中に回し、裏側のホルダーに引っ掛けます。最後にベルトをいっぱいに引き出してロックを働かせ、たるみを取ります。このとき、しっかりと座面に食い込むように腰側のベルトを引っ張っておかないと、車に大きな振動があったら、肩ベルトが徐々に巻き込まれて、ベビーシートが傾くことがあります。正しい知識がないと誤使用のもとなので、ロック機構は使用しないのが無難と判断しているメーカーも多いです。

◆チャイルドシート固定機能が付いていても、それを使用するかどうかメーカーによって見解が違うというのは混乱の元ですが、仕組みを理解し、しっかりとした取り付けができる方は固定機能を利用してください。緩い取り付けで固定機能を働かせてしまったときの不測の事態をメーカーは避けたいだけの話です。

◆ロック機能付きベルト(ELR/ALR)は、バックルのボタンを押した瞬間にロックが解除され巻取りが開始されます。その巻取りが思いがけず強いものもありますので、ベビーシートの取り外しの際には、肩ベルトを掴んで行なう癖をつけると良いでしょう。(カーショップにて簡易な巻き込み防止クリップを購入してつけるのも便利。)
(※1) ELR・・・車のシートベルトの機構で、普段は自由に伸び縮みするが、衝撃が加わるとその瞬間にロックがかかるもの。

(※2) ELR/ALR・・・シートベルトをいっぱいに引き出すと戻る方向にしか動かなくなる機構。比較的新しい車の後部座席に装備されている。チャイルドシート固定機能とも言う。
A-ELRという表記もおなじもの。
Q4
3点固定のベビーシート取り付けが、どううもやりにくいのですが、要領があるのでしょうか?
取付け自体は難しいものではありませんが、車との相性の問題はあります。いくつかパターンがありますのでご紹介しましょう。(長いので該当しそうなところだけお読みください)
<1> 長さが十分(約220センチ以上)で、ELR/ALRのシートベルト

ベビーシートをラクに取り付けられ、一番融通が効くパターン。ロック機構を働かせるかどうかはユーザーの判断で選べるが、基本的にはマニュアルに沿う。あえてロック機構を使用する場合はこのFAQの前後のアンサーを参考に。ベルトは長いほど取り付けがラクで理想を言えば230センチ以上欲しい。
<2> 長さがぎりぎりで、ELR/ALRのシートベルト

ベルトのロック機構を働かせたくなくても、長さが短めのため作業中に勝手にロックが働いてしまう。作業性が悪い場合は、カーショップなどで売られている巻き取り防止用のクリップなどを併用すると慣れないうちはラク。ちょうどいい長さのところでクリップを常時止めておき、ベルトは肩ベルトから先にベビーシートに巻いて、最後にバックルを差し込む手順にしても良い。
適当なクリップが入手できない場合は、パターン1の要領で、肩ベルトを引っ張りながら付け外しを行なう。
<3> ロック機構のない、ELRのシートベルト

ELRはロック機構がない(正確には衝撃時のみロックがかかる)ので、比較的作業がしやすく、付け外しも簡単。ただし、長さが十分でELRという組み合わせは現実的には少ないので、たいていはぎりぎりか、短くて使用不可のことも多い。
1997年以前の設計の車には、ベルトの短い車が多い。同一車種でもALRになっているモデルはベルトが長く、ELRのモデルはベルトが短くて使えない、といったケースもよくある。シートベルトがロック機構のないELRで、ベルトの付け根部分に「チャイルドシート固定機能(…云々)」の表記のタグがない場合は長さに要注意。
<4> シートベルトの取付け位置が変則のもの

シートベルトの下側の付け根の位置、およびメスバックル側の取付け位置がやや前方になっているものは、ベビーシートを後ろ側に引き寄せる力が足らなくなるため、固定感がいまいちのことがある。ベビーシートと座席の間にバスタオルなどで詰め物をすると多少改善する。
ワゴン車に多いパターンで、シートスライドを後ろに下げすぎても同様のことが起きる。ただし、ベビーシートやジュニアシートは比較的影響が少なく、チャイルドシートを選ぶ際に注意。
<5> シートベルトが腰だけの2点式のもの

3点式固定のベビーシートは取付不可。以前は取付け可としていた時期もあるが背中側を支える肩ベルトがないので、衝撃の際にシェルが崩壊し、安全を保つことはできない。2001年以降の安全基準では×。

アメリカ製の2点式ベルト対応のベビーシートは、ベースを併用し、またシェル自体も樹脂が厚く強い。造りが3点式ベビーシートとは違う。ただしシートベルトの位置関係で、取付けの安定感にずいぶん差があり、車との相性判断が難しい。重量もある。
Q5
ベビーシートの取り付け時にシートベルトが少し短くて僅かに背中を回せません。いい方法はないですか?
僅かに長さが足らず、背中側にベルトが回せない場合は車のベルトのバックルをとめるのを後回しにして、先に背中側にベルトを回して、後からバックルを差すようにしてもらうと可能な場合があります。

まず赤ちゃんはベビーシートに乗ってベビー用のベルトは締め終わっているとします。座席にぴたりとベビーシートを合わせたら、赤ちゃんの上に車の腰ベルト部分を回します。
バックルはとめずに肩ベルトをハンドルの上に回します。
さらに背中側にベルトを回してベルトガイドに差し込みます。
腰ベルトをベルトガイドに沿わせてバックルを押し下げます。
ベルトがぎりぎりだとなかなか届きませんが、片方の手でベビーシートの頭の部分を押さえて、座席に押し付けながら行ってください。
うまくバックルが差し込めたら、念のため肩ベルトを引いてさらにたるみを取ります。

この方法でも届かない場合はあいにく使用不可能です。

ちなみに車のシートベルトは安全装置で車両の認可に絡むので、短いものを長いものに付け替えたりすることは出来ません。補助ベルトなどで付けることも認められていませんので、慎重に購入ください。
Q6
ベビーシートは、使用期間中、ずっと後ろ向きで使用しないといけないのでしょうか?
結論から言うと最後まで後ろ向きです。
ベビーシートは、比較的小さなお子さんをメインに扱うのでベルトに頼らず、背もたれなどの「面」全体で体を支える構造にしてあります。最も死亡率の高い正面衝突などの前向きの衝撃に対し、頭・背中・腰部を約45度に傾斜を保った「面」で支えます。

小さい時期に仮に前向きで同じ衝撃を受けるとベルトだけでは衝撃が分散できず、体に激しいダメージを受けます。もっとも怖いのは首(頭部)で、重たい頭部が振り動かされることで、死亡または後遺症をこうむる可能性が高くなります。数年前までは、そうした危険に関する意識が低かったため生後6ヶ月程度で前向きもOKとしていた風潮があります。

しかし、最近は安全基準の見直しが進み、9ヶ月ないし1才近くまでは、後ろ向きでなければ、安全が保てないという意識に変わっています。もっとも、ベビーシートは、早くからそうした意識のあったヨーロッパなどから入ってきているものが多く、前向き装着は構造的にも出来ないようになっています。無理やり行っても固定がままならず、とても安全を保てる状態にはなりません。(まれに前向き装着をしている方を見かけますが、あれは間違いなので念のため。)

現在、ベビーシートでなくチャイルドシートを購入してもほとんどのものが、1才くらいまでは後ろ向きで装着しましょうと指示があります。結果的にベビーシートと考え方は同じです。レーマーのベビーセーフのように「0+」のカテゴリーでないと、ベビーシートは1才まで使用するのはサイズ的に窮屈で、難しいケースもあるのですが、是非そうした理由を考慮して、ぎりぎりまでがんばってご利用下さい。
Q7
乗車の都度、取り付け作業を行うのが面倒です。付けたままで子供だけ乗せ降ししてもいいでしょうか。
しっかり取り付けした状態で、子供だけ乗せ降しできるとしても、ごく小さい頃に限られます。足回りに余裕がないので、大きくなると足がくぐりません。ついつい取り付けベルトを緩めて使いたくなってしまうので、誤使用に注意してください。

面倒という気持ちは良くわかりますが、子供の体の上と背中にベルトを通すことが、これらのカーシートの姿勢制御性能の高さを実現しています。座席の下を通すものもありますが、どうしても性能が落ちます。

チャイルド兼用のごついカーシートでも、この華奢で軽量なベビーシートにかないません。すべてはベルトの取り回しに秘密があります。面倒でも都度きちんと取り付けし、その作業自体に親も慣れることが安全への近道です。手間を惜しむことよりも、慣れて手際を良くすることの方が本当はラクであることを、がんばった人たちは知っています。
Q8
カバー類は外して丸洗いできますか?
外して洗濯可能です。ただし、レーマーのカバーは、縫製はかなりきっちりしていますが、生地自体は染が浅く、厚みもある方ではないため、頻繁な洗濯は却って生地の寿命を縮めます。ほどほどでお願いします。

生地の強度アップ、耐光性、耐洗濯性能のアップを輸入元を通じ、メーカーに依頼しています。日本のユーザーはこうした細かな品質にこだわる方が多いところが欧米と違うところで、メーカーにも認識を改めてもらう必要があります。


   
車種別適合表
レーマー・チャイルドシートの適合表を、自動車メーカー別にご覧になることができます。メーカー名をクリックすると、PDFファイルをご覧になれます。
pdfトヨタ(71.7KB) pdfメルセデス・ベンツ(37.8KB) pdfシトロエン(33.8KB)
pdf日産(56.7KB) pdfシボレー・キャデラック(37.8KB) pdfフォード(40.4KB)
pdfホンダ(49.0KB)
pdfオペル(36.1KB) pdfジャガー/ランドローバー(35.9KB)
pdfマツダ(41.7KB) pdfサーブ/ハマー(31.3KB) pdfプジョー(35.0KB)
pdf三菱(43.3KB) pdfアウディ(33.7KB) pdfルノー/ヒュンダイ/大宇(35.8KB)
pdfスバル(33.6KB) pdfBMW/MINI(36.1KB) pdfボルボ(30.8KB)
pdfダイハツ(35.5KB) pdfフォルクスワーゲン(32.4KB) pdfアルファロメオ/フィアット(32.0KB)
pdfスズキ(35.7KB) pdfクライスラー(31.6KB)  
 
はじめに
※適合表をご覧頂く前に、車両の車検証にある初年度登録年月をご確認ください。
※各PDFファイルをご覧いただくには、アクロバットリーダーが必要です。
PDF形式のファイルをご覧になるには、アドビシステムズ社より無償で配布されているAcrobat Reader が必要です。アドビシステムズ、Acrobat Reader及びAcrobatのロゴマークはアドビシステムズ社の登録商標です。
※車種別適合表の商品表示項目は以下の通り略してあります。
BSP  = ベビーセーフ プラス / ベビーセーフ プレミアム
TSP  =  キング TSプラス
LORD = ロード / ロード プラス
KID   = キッド / キッド プラス
 
注意事項
※「ベビーセーフ プラス」および「ベビーセーフ プレミアム」に関しましては、車両進行方向に対して後向きに、その他の商品は前向きに取付します。
※車種によって、グレード等の違いで取付けができない場合がありますのでご了承ください。
※全ての商品は3点式シートベルトでのみ取付可能です。
※レーマー・チャイルドシートは安全のため後部座席に装着することをお薦めします。
※装着時ヘッドレストにぶつかり、車両座席とチャイルドシートの間に隙間ができる場合は、ヘッドレストを取外してチャイルドシートを装着して下さい。
※車種別適合表中のグリーンに塗りつぶしている箇所は座席がないことを意味しております。
 
取り付けできない車両
※2点式シートベルトの座席。
※シートベルトのついていない座席。
※3点式シートベルトに損傷がある場合。
※車両進行方向に対し横向きまたは後ろ向きの座席。
※3点式シートベルトが短く、確実に固定できない場合。
※3点式シートベルトの腰ベルト側に巻き取り装置の付いた座席。
※パッシブシートベルトの付いている座席。
※バケットシートなど凹凸のある座席や、チャイルドシートを乗せて不安定な座席。
※3点式シートベルトの腰ベルト側に巻き取り装置の付いた座席バックルが、チャイルドシートのベルトガイドに当たったり、ガイドに入り込んでだりして、しっかりと取付けできない座席。
 

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