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Baby-Pro REPORT9
[B型ベビーカー 比較レポート]

軽さ・サイズ・機能性・使い勝手・・・何が大切?

  
 




 
AB兼用タイプも全盛の中、B型の位置づけは?
 
コンパクトでほとんどB型と同じなのに、フルリクライニングが付いてA型のように使えるAB兼用のベビーカーがいろいろと登場しています(コンビ ウェルフラット・アップリカ ネルッコベッド・カルッコベッドなど)。そんな中であえてリクライニングのないB型を選ぶとしたら、どんなケースでしょう。

<B型購入がベストなケース>

・A型を持っているから、2台目はとにかく軽いのが欲しい。
・A型はレンタルした。生後7ヶ月以降使えるものでコンパクトなものが欲しい。
・階段が多く、バスや電車もよく乗るので、よほど軽くて小さいものでないと活用できない。
・兼用タイプも魅力だか、子供が大きいので、今さら寝かせて使うことは特に必要ない。
・A型は赤ちゃん優先に大きくゆったりしたものを選びたいので、逆にB型は機動性で選び、
 シーンで使い分けたい。

B型が使える生後7ヶ月以降では、次第に寝る機会も少なくなりますし、意外とB型の僅かなリクライニングでも仮眠は十分可能です。

兼用というものは何かにつけ人気があるのですが、どうしても「中途半端さ」が付きまといます。
お子さんが小さく、A型がほしいけれど、予算もスペースもないという方には、AB兼用タイプはとても合理的で経済的で助かる商品です。次のお子さんの予定もあるかたは特にメリットがあります。
ただし、それぞれの機能を十分に期待する方にとっては、A型としての機能も、B型としての機能も、どちらも十分には充たしてくれません。そうした「兼用の便利さ」の影にある「不自由さ」を認識してセレクトすると、B型の選択がベストな方が現れます。あなたのお宅はどうでしょう?


カルッコメディカル ウェルキッズ オートキッズ
Aprica コンビ コンビ


★ B型ベビーカー 機能比較

●CALCCO(カルッコ アップリカ) 
●ウェルキッズ
(コンビ)
●オートキッズ(コンビ)
代表的B型ベビーカー<アップリカ カルッコメディカル><コンビ ウェルキッズ><コンビ オートキッズ>をセレクト。比較検討してみましょう。
重量
カルッコ メディカル 3.7〜3.9キロ
ウェルキッズ 3.8〜4.2キロ
オートキッズ 3.8キロ

100グラム程度の差は、体感的には同等なので、差異は強調しません。
グレードが変わると重量もかわりますが、同等グレードなら大した差はでません。
ハンドル高さ
気になるハンドル高さは、どれもハイポジションになっています。
ウェルキッズ 965mm固定
オートキッズ 970mm固定
カルッコメディカル 948mm固定


判断するポイントとして、経験的にアドバイスすると

<背の低い方がハンドルの高いベビーカーを押す場合の不満>より、
<背の高い方がハンドルの低いベビーカーを押す場合の不満>の方がはるかに多いです。

したがって各社高め設定となっており、調節機構も省略され、ハイポジションのみとなる傾向にあります。
足元のクリアランス
大した差ではありませんが、多少足元のクリアランスがカルッコは稼げています。
内股歩きのの女性はあまり気になりませんが、パパはタイヤに足があたりやすいので小幅に押しましょう。B型ではやむをえません。
サイズ
カルッコ    [開]:W470×D790×H948mm
                [閉]:W343×D315×H994mm (収納サイズ)

        体積指数 107 自立時面積指数 108

ウェルキッズ [開] W460×D700×H965mm
        [閉] W334×D262×H931mm (収納サイズ) 

        体積指数  82 自立時面積指数 88

オートキッズ [開] W475×D700×H970mm
        [閉] W380×D290×H950mm (収納サイズ)

        体積指数 105 自立時面積指数 110



トランクに入れても、玄関に立たせても、ウェルキッズが最もかさばりません。
他2機種はほぼ同等。カルッコは厚みが残りますが、そのかわり自立時の安定性があります。


見た目の違いはこの程度で、極端には違いませんが
ウェルキッズは「ギュッ」と密度が高い感じ。
開閉操作
コツはいると言えど、オートキッズとカルッコは片手開閉機構を持っています。コンビのウェルキッズは、よほど器用にしないと片手で出来ないので、練習するという条件付ながら、オートキッズとカルッコには片手開閉のメリットがあります。状況が許すなら、無理に片手でするより、両手で行った方が数倍ラクです。ワンタッチ開閉は、あまり過度に期待しないで下さい。
だけど片手開閉をマスターできると嬉しいものです・・・FAQコーナーで従来から紹介してきましたが、写真と映像付きで改めてご案内しますので、是非マスターしてください。
< カルッコの場合 >
カルッコの開閉は「4つ折り」と呼ばれるものです。ワンタッチで前後左右に畳め、自立も安定、転がしてもラクです。
カルッコメディカルの開閉イメージ

アップリカのコンパクトベビーカーは4つ折りが主流。

   (上記はネルッコ499)
なかなか写真のようにスマートにはいきませんが練習次第です。

畳むときは思い切り後ろに倒すと、途中まで畳めます。置いておくだけならそのままでもいいですが、持ち運ぶときには最後まで閉じてロックをかけないと勝手に開いて不自由です。
ベビーカーを起こして、ハンドル部を下方向に押さえつけてロックをかけます。(ロックはハンドルの付け根部分にあります。)
畳まれる過程で車輪は中央に寄ってこようとしますが、上から押さえているため、地面の抵抗ですんなりいきません。何回かに分けてグッグッと押さえてやるといいでしょう。
開くときはハンドルの開閉ボタンを握って持ち上げると、自重で半分程度開きます。地面に押さえつける感じでハンドルを下げると完全に開きます。

コツは、ハンドルを引き上げる際、ある程度勢いをつけ、後ろ車輪がなるべく後ろに飛び出してくるようにして、一番後ろに飛び出した瞬間を狙って、後ろ車輪を地面に降ろします。あとはハンドルを下方向に押し付ければ、自然に開いてロックがかかります。ゆっくりやるとうまくいきません。一瞬の動作なのですが、折り畳みよりは簡単に習得できます。

※畳んだ状態で開閉ボタンを握るとき、とても硬いことがあります。ハンドルを下に少し押し付けながらボタンを握ると簡単です。
【ツウな折り畳み方】
イメージ写真に近いやり方もあります。開閉ボタンを握って後ろに倒すと、ベビーカーが自重で自然に畳まれる方向に動き出します。畳み始めたら開閉ボタンから指を離していいです。ベビーカーを傾けたまま勢いよく後ろに引いてパッと止めます。止めた瞬間にロックがかかります。興味のある方は試みてください。
この方法だと車輪を転がすので、車輪が中央に寄ってくる動きが地面の抵抗無しに行なえるのがミソです。カタログにはない方法ですが、慣れるとこの方がスマートで確実です。
     
↑人差し指と親指でハンドルを持ち、残りの指でボタンを握る。後ろに倒してベビーカーが自重で畳まり始めたら・・・ ↑ボタンから指を離して、一気にハンドルを引く。カチッ!とロックが
かかればOK。一気にと言っても、引き始めはジワッと引き、勢いをつけたところで一気に止めることが肝心。非力な方には向かないが、うまくいくと手品のようにスピーディ。
【ツウな開き方】
ジャンプ傘のように一瞬に開く方法があります。ハンドルを少し上から押さえながら、開閉ボタンを握り、ロックを解除します。ボタンから手を離してハンドルを持ち替え、思い切り上の方に引き上げます。それだけで一瞬に開いてロックがかかります。 ハンドルの左右のサイドの部分に持ち替えた方が引き上げやすいかも。ちょっとオーバーアクションなのでパパ向き。

さりげなくやりたいママは次のことを注意して練習してください。
・ハンドルを引き上げた時に後ろ車輪が飛び出してくるので、その瞬間を逃さずに地面に降ろしてやり、ハンドルを押し下げる。
環境が整っている方は下記の映像で確認下さい(開くときのハンドル部の山型の動きがポイント)。百聞は一見にしかず。
                   
 スマートな開閉方法をビデオで確認しよう!
(ADSL以上、Windows環境でビデオプレーヤー(Windows Media player・Real Playerなど)必須)

1.ツウな開閉の仕方   2.一般的な方法    (映像はカルッコB型より重いカルッコベッドのものですが、充分手軽です。)
 
< ウェルキッズの場合 >

ウェルキッズは半分だけ畳む「ちょこっとロック」機構があります。自立しませんが、ブレーキをかけると立てかけられます。転がすことも可能。持ち運びのときはもう一段畳みます。ショルダーベルトも使いやすい形状です。
ウェルキッズの開閉イメージ

ちょこっとロック状態
開閉ボタンを握り、思い切り後ろに引いて前後に畳みます。幅はそのままですが前後に畳まれた状態になります。 ブレーキをかければ、そのままで立てかけておくことも出来ますが・・・ さらに両手を使って左右から畳むとすっきりスリムに。 超コンパクト!
【ツウな折り畳み方】
「ちょこっとロック」までは片手でラクラク。だけど完全に畳むには両手が必要です。どうしても、片手しかあいていないときは足を利用して畳みます。前後に畳んだ後、右利きなら、右手でハンドル上部の右側を逆手で持ちます。右足のひざをベビーカーの背もたれ部裏側のやや側面寄りにあてがいます。右手をひねってベビーカーを折り曲げます。(ベビーカーがひざで少し持ち上がるような感じになります。)自動フックに狙いを定めて手首をひねり、はめ込んでください。

                 片手で出来た!
 片手開閉をビデオで確認しよう!
  (ADSL以上、Windows環境でビデオプレーヤー(Windows Media player・Real Playerなど)必須)

片手での開閉   ちょこっとロックで簡単開閉   (映像はウェルフラットのものです。ウェルキッズの方が簡単にできます。がんばってみて下さい。)
 
< オートキッズの場合 >

オートキッズの開閉機構も慣れるまで少し練習がいります。器用な方なら問題ないレベルと思っていますが、「器用さでカバーして」とユーザーに求めるのは難があり、このあたりはアップリカのB型と同じレベル。モノ造りは難しい・・・何卒、ご理解下さい。
オートキッズの開閉イメージ
レバーを握って思い切り後ろに倒します。 レバーを握ったままクイッと捻って、ちょっとだけ地面から浮かすようにすると、本体が畳まれていきます・・・ 一番小さくなったポイントを見定めてポンッと地面に降ろすと同時にレバーを離します。 タイミングが肝心です。がんばってください。

開き方は下記参照。小さくて見にくい場合は、オートキッズのページに少し拡大したものがあります。こちら
どの商品も完璧ではありませんが、世界中探しても、日本のベビーカーほど軽くてコンパクトで開閉しやすい製品はありません。世界が真似するほど、これらの開閉機構は優れていることも付け加えておきます。「もっと便利に!」という声は相変わらず多いですが、開発者の苦労も分かってあげてくださいね。
座面の安定性・快適性
カルッコの背面、座面、一体成型の構造材は、軽さに反して安定性があり、とても安心感があります。コンビも最近のモデルは安定性を向上させていて実用上差異はありませんが、お座りをはじめたばかりの頃の赤ちゃんには少しでも安定した座面が望まれます。

座面に衝撃吸収クッションを備えたウェルキッズのEGは多くのお客様の支持を得ています。また方向性はちがうものの、シートに通気性を持たせたアップリカのサーモメディカルシステムも多くの支持を得ています。カルッコもまたその仕組みを受け継いでいるので、夏場の使用に安心感がありそうです。

ただし、コンビも速乾ポリエステル生地を使用して、同様の排熱、排湿効果を上げているので、劇的な違いはありません。
  

カルッコ メディカル 背板と座面が一体となった樹脂構造材
サンシェード
日除けはコンビ2機種の方が大きいです。カルッコにはサンバイザーが付いていますが、広げても小ぶりさは否めません。コンビの日除けとて十二分なものではないので、Baby-Proではオリジナルのサンシェードを作ったほどですが、カルッコになるとますます飾りになってしまいそう。(面積比はおそらく半分程度)
ペティシェードが取り付け可能なことを確認しましたので良かったら一緒にご購入下さい。


↑青い枠がコンビ製品の日除けの大きさ。


↑ペティシェードを付けたらこんな感じ。
タイヤ
カルッコのタイヤは細く、キャシャです。オートキッズも重量増を打ち消すためか細めのタイヤを採用。
ウェルキッズはスタンダードグレードからすべて太めのタイヤを採用しています。太めだとどういうメリットがあるかというと・・・

・溝蓋の隙間などの、路面のスリットにひっかかる率が少なくなる
・キャスターの動きが「なめらか」でカタカタとせわしない動きが少なくなる

ショッピングシーンなど、滑らかな路面ではタイヤの太さに関する違いはほとんどありません。
振動吸収性能も、ほとんどは足回りのサスペンションが担っていますから、太さはそれほど影響しません。

左から カルッコ メディカル     ・    ウェルキッズ     ・     オートキッズ     (一番右は参考までにネルッコベッド&カルッコベッド)
セーフティガード
コンビのセーフティガードには芯材が入っているので、適度な硬さがあります。
カルッコのセーフティガードは芯材がないので、コシがありません。やわらかいから顔をぶつけても痛くないというメリットはありますが、
子供が体を支えるのに手すりを持つことを考えると、ある程度しっかりしてないと不自由かな…。

ただ、幸いにしてカルッコのガードは高さがあるので、グニャッとなっても、体が前のめりになることはないでしょう。開閉式ガードとはいえ、
乗せ降しの際にガードを開くのが面倒なときは、間隔がある分、足をくぐらせやすいかもしれません。





左から カルッコ メディカル   ・  ウェルキッズ   ・   オートキッズ 
   カルッコは位置が高め
デザイン
デザインは人の好みですが、カルッコは「モダン」を狙ったデザインです。細いフレーム、狭いハンドル、コンパクトな日除け、デメリットになりかねないこれらの要素のおかげで、ある意味デザイン的な差別化が出来ちゃってます。面白いものですね。

ウェルキッズやオートキッズの、オーソドックスですが、見慣れたスタイルは安心感があります。ウェルキッズの都会的なカラーバリエーションは、今までと
違った客層を見出しています。粋でなかなか良いと思います。
オートキッズはそろそろバリエーションが欲しいですね。
カルッコ
ウェルキッズ
オートキッズ
総評
新しい製品は、実験的要素があり、ある程度は発売後のマイナーチェンジで完成度を高めていくので、
堅くいくなら、ウェルキッズなどの長い実績のあるフレームが、故障も少なく安心と思いますが、
カルッコメディカルの仕上がりが思ったよりずっとよかったので、
これなら安心してお薦めできそうです。


とことん細部まで掘り起こしてみましたが、どれも一長一短あります。
外出アイテムですから、好みの問題も大きく、とても気に入った
デザインがあるなら、そのことを優先した方がのちのち納得がいきます。



・デザインにこだわる方は、「見た目で勝負」で構わないと思います。
 機能差は大した問題ではありません。

・機能にこだわりたい方は、私の検証を元に、後は現物を店頭で触って
 確認して購入して下さい。折り畳みの操作性など、その方の器用さや
 好みによって感じ方がだいぶ違います。開閉操作のマスターが出来ると、
しっかの貴方の手に馴染んできます。

< リンクのご案内 >

★ カルッコ メディカル ショッピングページ 
  ・カルッコ B型 詳細解説ページ

★ ウェルキッス゜ オートキッズ ショッピングページ
  ・ウェルキッズ 詳細解説ページ
  ・オートキッズ 詳細解説ページ


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