[コンビ B型ベビーカー オートキッズ] |
コンビ 2002年モデル オート開閉機構搭載 | ||
コンビから2002年初夏に発売された「AUTOKIDS」は、片手で開閉が簡単に出来るように工夫された新型のB型ベビーカーです。 「えっ今までは出来なかったの?」という方もあるかもしれませんが、開く方は片手で出来ても、閉じる方が両手でないとかなり難しかったのです。今回の工夫は、ハンドル上部のグリップと本体開閉機構を連動させ、グリップのひねりで簡単に開閉が出来るようになりました。ただし、簡単にといっても、ジャンプ傘のようにボタン一つというわけではありません。それなりにコツを習得したもらう必要がありますので、後半の解説写真を参考にしてください。購入前に見ておけば、イメージがつかみやすいと思います。 アップリカのB型は早くからワンタッチ開閉の仕組みを備えていますが、コツを要す点は同じようなものです。 コンビ伝統のフレームの剛性感の高さに加え、座面の安定感も工夫によって安定していますので、コンビの製品を買いたいけれど、片手開閉がネックになっていた方には朗報です。 シート生地は高吸湿、速乾性のポリエステルニットに立体メッシュを併用して、蒸れにくい快適シートとなっています。幌の後ろ部分はファスナーで開閉するメッシュウィンドゥを備え、通気性を確保しています。のぞき窓としては少し位置が低いのですが、通気効率は良さそうです。 以前は前輪キャスターをロック、または方向を揃えないとうまく畳めませんでしたが、オートキッズは、サイズに少し余裕があるので、キャスターフリーのまま、無造作に畳んでも大丈夫です。 サイズは他の同社B型ベビーカーより少し大きめですが、重量3.8キロとたいへん軽量なので、電車やバスでの移動が多い方、自宅に階段が多い方にお勧めです。(コンパクトさを要求するなら、オート開閉の付いていない他のコンビB型の方が若干コンパクトです。) (開) W475×D700×H970mm
(閉) W380×D290×H950mm
重量 3.8キロ |
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下記の操作解説は、購入前の参考のみならず、購入後の実際の操作のときにも参考にしてください。この製品の開閉操作は良く出来てますので、慣れるとなるほどかなりスマートに開閉が出来ますが、直感的に分かるタイプの操作ではないので、「うまくいかない…」と悩む前に、図解を良く理解して手順良くマスターしてください。 < アドバイス > 下の図解は商品に付いてくる物ですが、一部修正しています。開くときの操作部分ですが、メーカーの図解通りにやってもどうしてもうまくいかない人のために手順を変えています。 ポイント@ 開く動作 マジックレバーを下に回して本体を左右方向に広げたら、レバーから手を離し、左右どちらかのグリップ部分に持ち替えて、サッと上に持ち上げてください。最初のうちは、車輪がすべて地面から離れる位置まで、少し勢いをつけて持ち上げる方がスムーズです。ベビーカーが自重で広がり、開ききったところでロックがかかります。 (マジックレバーの赤いレバーを握ったままだとロックがかからず手間取りますので、グリップ部に持ち替えましょう。)グリップを持つ位置も、端を持って斜めに掲げる方がうまくいきやすいです。 慣れればあまり掲げなくても、少し開いたら地面に降ろして、地面に車輪を軽く押し付けて全開させることも出来るので、動作は慣れるほど小さく出来ます。 ポイントA たたむ動作 畳むときは、図解の通りでうまくいきます。強調したいのは、マジックレバーを持つ手を「順手」にするか「逆手」するか、それによってやりやすさに違いがあるということです。背丈にもよると思いますが、私は「逆手」がいいな、と思いました。 手順ですが、マジックレバーの赤い部分を握ったら、思いっきり後ろに倒してください。すると簡単に前後に畳めます。もう一段の折り畳みをするためにマジックレバーを持ったまま上方向に持ち上げます。車体が浮く程度に少し掲げてから、地面にトンッと降ろします。 タイミングをマスターすると、最終のフックのかかりまでスムーズにいきます。 ポイントB この商品にはあまりおもちゃやクッションなど、余分な装備を付けない方がいいかもしれません。開閉に支障のないものや取り付け位置なども注意して、ご利用下さい。 |
■Baby-Proの視点 | ||
●ほかのB型との比較は Baby-Pro REPORT(9)でどうぞ http://www.urban.ne.jp/home/krishna8/baby-pro/sab/2003/report-9.html B型ベビーカーの徹底検証を行なっています。是非ご覧下さい。 |
●関連リンク | ||
・コンビ(株) メーカーのホームページです。 |