B型サイズでフルフラットシート 2ヶ月から使える待望の新製品! [Aprica nelccobed 499・429] (ネルッコベッド) |
Aprica nelccobed(ネルッコベッド)429↓ | ||
Aprica nelccobed(ネルッコベッド)429↓新色 | ||
クラブグリーンGN | クラブブルーLB | クラブイエローYE |
Aprica nelccobed(ネルッコベッド) 499・429 | ||
ネルッコベッドは、限りなくB型に近い感覚で、小さな赤ちゃん(生後2ヶ月)から使えるように開発された、A型B型の枠を脱した新感覚のベビーカーです。都市感覚の粋なデザインが目を引く499グレードと、シンプルデザインの429グレードがあります。 |
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< 499・429共通部分の仕様 > 2つのグレードどちらも同じサーモメディカルシステム搭載です。これはB-modeシリーズと同じタイプで、背もたれに通気口があり、レバーで開閉ができます。赤ちゃんの背中や頭部の熱のこもりや蒸れをやわらげる効果があります。(検証データでは、一般市販品より1度〜2度程度、温度を下げる効果が計測されています。) |
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リクライニングは無段階調節、背もたれに調節用のひもが付いています。一番下に下げたときの角度は、一般のA型の170度よりは少し起きていますが、支え部分がベルトなので、多少の伸びしろを考慮したのかもしれません。 赤ちゃんの頭や肩のサイド部分には分厚いクッションが入っており、万一の転倒があっても衝撃から守ってくれます。 タイヤははなまるシリーズを思わせるワイドタイプ。幅広な分、路上に良くある排水路のふたの溝などに車輪がはまってガックンなんてことがなさそうです。トレッドは特に意味はないでしょうが、見た目の新鮮さはありますね。 幌には、真上部分に大きなメッシュの通気部分を確保。のぞき窓兼用です。日差しがきついときは、生地で覆います(ホック留め)。各メーカー盛んに採用しているメッシュですが、幌のサイドにあったり、後ろにあったりいろいろ。真上の採用は日除けの機能を考えると疑問なのでしょうが、実際には真上からの直射日光が気になるのは、ごくわずかな時期と時間。屋内のショッピングシーンでの活用も多いわけで、真上のメッシュも意外と問題ありません。しかもとても面積が大きいので、覗いたときのお母さんの顔が、赤ちゃんからも確認できるはず。赤ちゃんにとってお母さんの様子が見えることは心の安定に大切なこと。ハンドル対面機構がない部分を多少補えそうです。 |
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ショルダーベルトが新しいタイプに変わりました。背もたれ上部2箇所に水平に引っ掛ける従来の方法と、座面下のフックと上部のフックに垂直に引っ掛ける方法が選べます。前の方法だと車輪が洋服に触れるので、気になるなら垂直がけ(斜めがけもOK)で、ベビーカーも真横に抱くようにかかえられます。ただし、人ごみの中では真横に抱くと迷惑になるので使い方を選びましょう。 座面下のかごは従来ゴムで引っ張って、いつも閉じた状態になるものでしたが、リクライニングしても使いやすいように、ゴムひもを長くし、しかも調節式のものにしています。 この製品は、アップリカがいつも表示している衝撃吸収性能「ジーインパクト」の表記がありません。シートの通気構造の開発や、生地自体が吸収構造を持つ立体メッシュの採用など、状況が大きく変わりつつあり、新しい指標作りをはじめていると聞きました。ネルッコベッドは振動吸収率88パーセントとA型に引けをとらない振動吸収率を実現しているので、このあたりはメーカーを信頼してご利用いただければと思います。 当社がいつも気にしている足回りですが、前輪キャスターは完全同軸解除で、小回りはスムーズです。多少ムラがあっても、当方の出荷前検品で調整をして出荷しますので安心です。 キャスターについての当サイトの考え方↓ http://www.urban.ne.jp/home/krishna8/baby-pro/sab/caster.htm 保障期間(1年間)内の不具合は、アフターフォローをメーカーサービス部と協調して行っていますので気軽にご相談いただけます。もちろん期間後のフォローも最小限のコストでサポートします。 |
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< 499グレードの仕様 > グレードによる違いですが、499モデルのみ、「脳・頚椎フルマモール」というヘッド周りのサポーターと、股部の「おなかマモール」といわれる立体サポートベルトをダブルで採用しています。デザインも洗練されてて魅力的なベビーカーに仕上がっています。重量は4.9キロです。 サイズ (開) W500×D795×H970mm (閉) W365×D345×H950mm 重量 4.9キロ < 429グレードの仕様 > スタンダードタイプの429モデルにもフルマモール以外の機能は付いているので、機能的に見劣りしません。股と腰のベルトもフルマモールに近いたいへんソフトな構造になっているので、思ったほど機能差はありません。シンプルデザインとお得な価格がポイントです。重量は499より100g軽くなっていますが体感できる差ではないでしょう。 サイズ (開) W500×D795×H970mm (閉) W365×D345×H950mm 重量 4.8キロ (コンビなどの軽量タイプのB型と比べると1キロ前後重くなりますが、通常のアップリカのB型とは500g程度の差で、充分B型の範囲のサイズと重量です。) 左:脳・頚椎フルマモール(499) 赤ちゃんのおなか周りをやさしく包み込むようなベルト 右:立体股ベルト(429) 太くやわらかい股ベルトに加え、腰ベルトもソフトカバー付き (一部初期のメーカーのパンフは写真が違っています。) 499のフルマモールはカーシートのごとき装備ですが、アップリカの「赤ちゃんを守る」熱意の表れなのでしょう。これらが活躍するとしたら、ベビーカーの転倒など不測の事態なのかもしれませんが、ちょっとした不注意、事故が致命的な後遺症を残すこともある乳児期に、メーカーとして、注意を喚起する必要があると考えたのだと思います。 (後悔先に立たず・・・私も子供をベビーカーごと倒してしまったことがあります。しかもコンクリの階段で・・・。おかげさまで無事でしたが、運が悪かったらどうなっていたか。メーカーの示唆が決して大げさでないことを私は感じています。あまり神経質になってもいけませんが、事故は他人事ではない、そして一瞬におきる、そのことを知っておく必要はあるでしょう。) アップリカは「赤ちゃんのためなら何でもする」不思議なくらい一本気のあるメーカー。人によっては温度差を感じるでしょうが、選択肢があることはいいことですね。 |
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グレードの選択についてですが、頭部・おなか周りのサポーターの有無、仕様の違いと、全体のデザインが、グレード差となりますから、それらと価格差が見合うかどうかを判断下さい。頭部の「脳・頚椎マモール」は赤ちゃんが小さいときだけ使用するので、すでにお子さんが大きく、B型感覚で使用するときには必要がありません。 しかし、デザインの違いが大きいので、それだけで499を選択するママ、パパは多そうな気がします。499のデザインは洗練されています。 ただし429の機能が決して499に見劣りしないので、コストパフォーマンスでは429に魅力があります。デザインにこだわらない方、シンプル好みの方は429で決まりかな。 |
■Baby-Proの視点 | ||
A型でもB型でもないネルッコベッドですが、「ほんとにA型と同じように使って大丈夫なのだろうか」 そんな不安がきっとよぎると思います。そもそもA型B型ってなんなんでしょう・・・。 |
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ベビーカーには「A型」「B型」という規格がありますが、これは40年以上前に、当時の通産省とベビー用品業界が協議して製品の安全基準を設定した際にうまれたカテゴリーです。 小児科医の権威 内藤寿七郎博士ら専門家のアドバイスの下、内容が定められましたが、その中に振動吸収率(座面に伝わる路面からの衝撃に対する吸収率)と、それを実現するためのタイヤの径の基準があります。 (安全基準の解説は下記FAQコーナーの中にあります↓) http://www.baby-pro.co.jp/faq/faq.cgi?Category=car01 当時は振動吸収率がタイヤの径に直結していましたが、現在のベビーカーはたいへんな進化をして、フレームにサスペンションを組み込んだり、クッションの素材を吸収素材にしたり、多様な衝撃吸収構造を持っています。 そのため、B型でもすでにA型をしのぐ振動吸収率を実現する商品が大半となっています。そこに130度以上のリクライニング機構を付けたら、あとはタイヤの径だけが、A型B型を分けるポイントになってしまいます。 タイヤの径の基準は、本来必要な振動吸収率を稼ぐための、補足的な基準だったので今となっては意味が薄れています。ネルッコベッドは思い切ってタイヤの径をB型と同じものにすることによって、コンパクトさと重量の軽減を実現しました。2ヶ月かの赤ちゃんに必要な実際的な条件はすべて充たしているので、なんら不安を抱くことなく使用が出来ます。 安全基準の設定当時、主導的立場だったアップリカが、今回のネルッコベッドのような、自ら基準の外の製品を作ることは勇気のいることだったと思いますが、結果、現実的でニーズを捉えた製品が完成し、前向きに捉えたいと思います。 コンビのDo-kids4も内容こそ違え、同様の問題提起をした商品。最近のこうした動きは、市場ニーズの変化を表しています。安全基準は大切ですが、意匠を拘束しない、自由度の高いものに柔軟に進化していくことを願います。 (補足) ちなみに、それでは従来のA型はなくなるのか、というとそうはならないでしょう。 ・タイヤの径が大きいと路面の抵抗が少なく快適に押せます。 ・ネルッコベッドの振動吸収率は十二分なものですが、通常のA型はさらに数ポイント 良い数字をはじき出します。 ・赤ちゃんは手足を広げて寝るので、ベッドで使うときの面積は広いに越したことは ありません。 ・ハンドル対面式の方が、直接赤ちゃんの様子が見えて安心。赤ちゃんも安心。 これらのことを我慢して、よりコンパクトに、より軽く、1台で長〜く使ってより経済的に、というのが「ネルッコベッド」です。親の気持ち次第という気もしますが、どれにしようか悩みは尽きませんね・・・。 |
●関連リンク | ||
・アップリカ葛西(株) メーカーのホームページです。 |