(奉仕の実践)
ロータリー活動の根本にあるものは奉仕の心を養いそれを実践することといわれてい
ます。奉仕の心とは何か、またそれを実践するとはどういうことか。私たちは、それぞ
れに天職というべき職業をもっています。奉仕は各人の職業から発するものでなくては
なりません。
日常から飛躍した次元での奉仕活動は、気高いものであるかもしれないが、そのこと
がロータリーの奉仕であるとはいえないのではないか。それでは、自らの職業に精出し
て打込んでいることが奉仕の実践になるのかどうか。それは前提ではあるが、それだけ
ではロータリーの奉仕にはならないのではないか。
では、ロータリーの奉仕の実践とは何のか。その問いを、クラブとして、ロータリア
ンとして、意識しながら前進していければ素晴しいと思います。
(夢をかたちに)
今年度の国際ロータリーのテーマは夢をかたちに(Make Dreams Real)です。本テー
マに対するD.K.リー会長のコメントは次のようなものです。
今日、子供の死亡、とくに5才未満の幼児の死亡が多いことには心が痛む。そこには
@水資源(水の不足、悪い水質)、A保健と飢餓、B低識字率といった背景・問題があ
る。こうした問題の解決に取組み、子供たちの幸せな成長という夢を実現させたい。
本テーマについて、私たちが日常レベルで具体的な行動としてかたちにすることは容
易ではありませんが、資金的な支援はともかく、本テーマへの理解を深めることはロー
タリアンとして必要なことではないかと思います。
夢をかたちにとは言い得て妙で、当クラブとしての夢をかたちにを考えるように促が
されているのではないかという気がします。当クラブの夢・課題は何か。それは、これ
まで当クラブが培ってきた「ロータリーならでは」の活動に磨きをかけ発展させること
であります。そのためには、ロータリー活動の原点を再確認し、今日のロータリーをと
りまく環境の下で新たなロータリー活動(のあり方)を模索していかなくてはならない
と考えます。
(組織強化・会員増強)
当クラブでも地区でも、会員の減少が続いており、早急にこれに歯止めをかけ、増加
に転じさせることがロータリーの現状にとって最大の(象徴的な)課題であります。
― 当クラブにおいても、適正会員数に関する評価は別途行うにせよ、今年度は3名の
純増目標を掲げました。
― 職業分類空白領域での人材、地元・出先のバランスなどを考えながら会員獲得を推
進したい。ご協力をお願いします。
― なお、女性会員をとの地区等からの強い要請はあるが、当クラブの実情などを踏ま
え自然の流れの中で考えていくほかありません。
(ロータリーの魅力発掘)
組織問題(会員は何故減少するかという)は、一方において、ロータリーの魅力、ク
ラブ運営のあり方の問題でもあります。ロータリーの魅力とは、ロータリーの精神を考
え学び、体得することの喜びから生まれ、それは会員の仕事(職業)と融合し、またそ
れは会員の住む地域(自然、人工物、気風、歴史など)と作用し合っています。
― 前年度に引続いて、会員とその職業および地域の魅力発掘を進めていきたいと考え
ます。
(例会運営)
会員相互の交流・理解促進のための場づくり、例会出席の向上を目指したクラブ運営
(基本ですが)を続けます。
― 例会配席の工夫(とくに新会員への配慮)
― 会員卓話、フォーラムの充実
メークアップに行きたいクラブという観点からも、クラブ運営を見直していきたいと
考えています。
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