ウェスタンアームズ:ベレッタM1934




ヘビーウェイトブラックモデル

ガスブローバックガン市場でのベレッタ商標をWA社が独占してしまった時に思ったのは、「だったらベレッタ製品を全部モデルアップしてくれ!」という事。

まさに待ってましたの一言!

ただ残念な事に、今回はさすがにベレッタ社に図面が残っていなかったらしく、無稼動実銃からの採寸となった事で、そのモデルの特徴を多く引き継いでしまっている。
各部の微妙な形状と刻印が、ベレッタ社純正ではなく、他国でライセンス生産された際のそれになっているのである。
もっとも、そんな事どうだっていいレベルの完成度である。

ヘビーウェイト樹脂製のボディ、金属製アウターバレル、金属製グリップパネル、金属一体マガジンボディと、とにかく重さにこだわって作られている事がよくわかる。
とにかく大きさの割りにズッシリと重い。
グリップパネルをキャロム製のココボロパネルに交換しても、まだ充分重い。
小さいもの程、軽いとガッカリ感が大きいものだけに、このこだわりは嬉しい。

実射性能は、室内のショートレンジであれが不満を感じる事は無いだろう。
従来のホップアップシステムを廃して、他者のような安定が望める構造となっており、パワー不足を感じながらも0.2gBB弾で約10m直進のセッティングが得られた。

その後、ハーフシルバー・オールシルバーとバリエーションが発売され、次はサイレンサー付きモデルが期待される。
絶対性能だけでは得られない、貴重な感動があるモデルだ。

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