小細工2:マガジン内停弾の解消


レースメカバージョンの持病を解消

レースメカバージョンになって採用された亜鉛合金一体型マガジンは、放・吸熱効率が良く実射性能の向上に大いに貢献していますが、マガジン内停弾という持病を抱えています。
BB弾との相性云々ではなく、あきらかに設計ミスの部分で、メーカーも気が付いているようで、対策済みのパーツの出荷も確認しています。
(パーツ名「V2B2マガジンリップ」がそれです)
ただ、最新の出荷分に対策なしのマガジンが付いていたりと、対応は万全ではないようです。

問題は、BB弾が通るレーン内の、
マガジンボディとリップ部分の断面形状の違いにあります。

画像を参照してください。


こちらの画像がマガジンボディ側で、レーンの断面が赤いラインを重ねて示す通り、左下のみ角ばっています。

こちらの画像がリップ側で、画像内左に赤いラインで示す通り、レーンの断面が楕円になっており、右下の青く示した部分に段差が生じます。

この部分にBB弾がつかえて停弾するわけです。


解消法は画像内の右に黄色く示す通り、段差を落としつつ、上方向になめらかに面が繋がるように加工します。
リューターがあればものの3分で作業終了です。
加工の加減は現物あわせで行って下さい。削り過ぎても割りと平気です。
加工後に黒染めしてコンパウンドで磨きなおしておくと完璧です。

ついでに、マガジンのフォロアーロックも機能しないようにしておくと弾上がりが良くなります。

その他、マガジンに対する個人的な要望なんですが、地面に落下させた際にマグバンパーとマガジンリップがほぼ100%破損しちゃうのを何とかして欲しいですね。
マグバンパーをゴム系素材に、マガジンリップを樹脂製にして、それぞれ単価¥100程度で販売してくれると嬉しいです。

さらにオマケでマガジンのバージョンアップの変遷を記します。
*自己調査によるもので、メーカー内記録とは必ずしも一致しません。
・リアルメカバージョン用マガジン
  スチール製アウターケース付き、メッキ仕上げ、背部にプリント刻印有
・レースメカバージョン用マガジン/V2
  亜鉛合金製ボディ、黒染め仕上げ
・レースメカバージョン用マガジン/V2B
  亜鉛合金製ボディ、黒染め仕上げ、マガジンとシリンダーの結合を強化
・レースメカバージョン用マガジン/V2B2
  亜鉛合金製ボディ、黒染め仕上げ、マガジン内停弾の解消加工

STIのトップに戻る