マルガバの爪 |
「実用的なガバ」として、特にゲーマーの期待を受けつづけている
マルゼン製ガバメントですが、「給弾用の爪が折れやすい」という
ウィークポイントが一向に改良される様子がありません。 というわけで、欠点の解消方法をば考案。 単に、元の特異な構造から、ごく普通の形状にしただけですが。 作業は簡単、ABS/アクリル板等と、金属と樹脂を接合できる接着剤等が あれば可能です。 まず、シリンダー側の爪を切り落とします。 いきなり新品を切り落とすと勿体無いので、折れてからにしましょう。 良く切れるカッターで慎重に、仕上げは棒やすりで。 爪を切り落とした跡に、アクリル板等で作った一本爪を差します。 横断面形状はノーマルを参考に、幅は約2ミリ、根元は爪の基部の溝にはまるように 細めてやります。 固定は接着剤等で、横方向にピンを打ってやると確実でしょう。 同時に、チャンバー側センターに位置する給弾ルートも切り落とします。 ペンチで挟んで折り取り、やすりで仕上げます。 切り落とした跡に、シリンダー側と同様に給弾ルートを左右2分割で再生します。 これも形状は元のものを参考に。 左右のルートの上をBB弾が駆け上がっていくようにします。 左右の間は、もちろん爪が通るように。 あまり広すぎると、BB弾の駆け上がりに問題が出てきます。 チャンバーと給弾ルートの位置関係はこのように。 画像のような形状で作成してみて、上手くいくかどうか試してみてください。 弾がチャンバーに入らず、チャンバーの上側につっかえるようであれば、 爪と給弾ルートの傾斜面の角度が浅すぎ、チャンバーの下側でつっかえるならば 角度が深すぎ(急すぎ)ます。 微調整が必要です。 この方法で、とりあえず故障からは回復できます。 ただ、耐久性は、素材の強度や接合の具合によりけりで未知数です。 自分の場合は、アクリル板+プラリペア固定という組み合わせで、 大体500発程撃った現在でも変形などの問題もなく動作しています。 今後のバリエーションモデルも多数予定されているとかで、やはりメーカー自身に 設計を改めていただきたい箇所であります。 |