マルガバの爪

なんかゴルゴ13のサブタイトルみたいで格好良いかも。


「実用的なガバ」として、特にゲーマーの期待を受けつづけている マルゼン製ガバメントですが、「給弾用の爪が折れやすい」という ウィークポイントが一向に改良される様子がありません。

というわけで、欠点の解消方法をば考案。
単に、元の特異な構造から、ごく普通の形状にしただけですが。

作業は簡単、ABS/アクリル板等と、金属と樹脂を接合できる接着剤等が あれば可能です。

まず、シリンダー側の爪を切り落とします。
いきなり新品を切り落とすと勿体無いので、折れてからにしましょう。
良く切れるカッターで慎重に、仕上げは棒やすりで。


爪を切り落とした跡に、アクリル板等で作った一本爪を差します。
横断面形状はノーマルを参考に、幅は約2ミリ、根元は爪の基部の溝にはまるように 細めてやります。 固定は接着剤等で、横方向にピンを打ってやると確実でしょう。


同時に、チャンバー側センターに位置する給弾ルートも切り落とします。
ペンチで挟んで折り取り、やすりで仕上げます。


切り落とした跡に、シリンダー側と同様に給弾ルートを左右2分割で再生します。
これも形状は元のものを参考に。
左右のルートの上をBB弾が駆け上がっていくようにします。
左右の間は、もちろん爪が通るように。
あまり広すぎると、BB弾の駆け上がりに問題が出てきます。


チャンバーと給弾ルートの位置関係はこのように。
画像のような形状で作成してみて、上手くいくかどうか試してみてください。

弾がチャンバーに入らず、チャンバーの上側につっかえるようであれば、
爪と給弾ルートの傾斜面の角度が浅すぎ、チャンバーの下側でつっかえるならば 角度が深すぎ(急すぎ)ます。
微調整が必要です。

この方法で、とりあえず故障からは回復できます。
ただ、耐久性は、素材の強度や接合の具合によりけりで未知数です。
自分の場合は、アクリル板+プラリペア固定という組み合わせで、 大体500発程撃った現在でも変形などの問題もなく動作しています。

今後のバリエーションモデルも多数予定されているとかで、やはりメーカー自身に 設計を改めていただきたい箇所であります。