更新 2019.9.1
1 現在のペットボトルロケット
清涼飲料水のペットボトルを再利用したロケットを空気圧で水を噴射して百メートル以上も飛び上がる。埼玉県狭山市のカヌー愛好家の間で始まったのがきっかけで、全国に広がっている。協会組織もできて狭山市長を会長に据え、競技規則まで整備され始まった。全国大会も行われています。「カヌーの合間に飲む飲料の空きボトルを利用して遊べないか」という発想から生まれたようです。
「日本ペットボトルクラフト協会」を設立、狭山市役所内に事務局を置いて始まりましたが、当時は下記の所に事務局ががありした。飛距離やデザインを競う競技規則や作り方の手引書も作られていました。
2 ペットボトルロケットの作成
ロケットは、炭酸飲料ペットボトル5本でできます。カッターナイフとハサミで容易に切ることができます。つなぎは、ビニールテープです。
まっすぐ正確に作ることが必要です。曲がったりしていると、飛ぶ方向が定まらないので危険です。注意してください。
作り方の詳細は、「日本ペットボトルクラフト協会」を参照にしてください。
3 ペットボトルロケットの発射台
発射台は、自転車のチューブなど利用して作ることは可能ですが、最初は発射台を購入されるのがよいと思います。発射台は、クラフト協会の公認のものがよいように思います。
発射台を販売しているところは、それぞれの地域に店があると思います。ペットボトルクラフト協会公認がよいと思いますのでさがして見てください。直接、インターネットでペットボトルクラフト協会に問い合わせてみるのもいいでしょう。
宇宙開発事業団の水ロケット用の自作発射台
自作してみました。
水ロケットランチャー設計図水ロケットランチャー設計図.pdf
必要なら、写真もあります。
発射台の設計図(自分用)が必要なら、メールして下さい。
4 ペットボトルロケットのとばしかた
水を350ml〜400ml入れて、空気を入れます。空気入れの回数は場所の広さを考えて行ってください。ロケットがどんな飛び方をするか予測がつかないから危険もあります。
ペットボトルクラフト協会では、全国大会があります。私は、行ったことはありませんが、資料を見るといろいろな種目が
40回で100mは飛びます。もっと飛ぶかも知れません。
あります。
5 私のつくったペットボトルロケットたち(一部)
ペットボトル1個〜2個使ったロケットも試作しました。低学年や限られた時間でつくるため簡素化しました。(宇宙開発事業団の水ロケットを参考にし、カウリングの部分(先端の部分)は牛乳パックを利用しました。リサイクルに近づくでしょう。
少し、ロケットを紹介します。500mlを使えます。
ペットボトルロケットの作り方(ペットボトル1個+牛乳パックの利用の場合)
6 ペットボトルロケットのリンク場所
いろいろな工夫がされていますので、とても参考になると思います。
株式会社スカイテイルズ
ペットボトルクラフト協会
http://pcaj-i.jp/
芝元 俊久 - 惑星 - ペットボトルロケット(ウォーターロケット)の情報
http://www.st.rim.or.jp/~tsshiba/
にっぽんロケット館(やかた)
http://www.bekkoame.ne.jp/~yoichqge/index.html
7 参考文献
『ペットボトルロケットを飛ばそう』 出版社:ダイナミックセラーズ出版
『ペットボトルロケット決定版』 出版社:ダイナミックセラーズ出版
『ペットボトルロケットのつくりかた』 出版社:英知出版
『完全図解ペットボトルロケット講座』 出版社:双葉社
最近は、ペットボトルカーやペットボトルプレーンも開発中です。これは、ペットボトルカーの本です。
『ペットボトルカー講座』 出版社:双葉社
ペットボトルカーです。
8 注意事項
ペットボトルロケット発射前の注意(ペットボトルロケット制作キットの取り扱い説明書から引用させていただきました。)
●ペットボトルロケットを打ち上げる場所は、屋外で長さ150m以上・幅60m以上・高さ約30mの所に電線等の障害物のないスペースを確保してください。
●小学生などの低年齢の方がロケットを発射される場合は、必ず大人の指導のもとに行なってください。
●打ち上げスペース確保・機体の安全性等をよく確認してから打ち上げてください。
●ロケットを打ち上げる時に発射台前方および後方に人がいないこと、物が無いことを確認してください。
●ロケットは人に向けて発射しないでください。
●ロケットは水平にして発射しないでください。
●ロケットに空気を入れる際には必ず「自転車用空気入れ」を使用してください。コンプレッサー等の機械を使用すると、ペットボトルが破裂する恐れがあリます。ロケットの前方および後方旅人がいないこと、モノが無いこと。
作成日 1998.4.1
作成;HIROTOSHI.OGAWA