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中古でEPSON PM-3000Cを買ってみた
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長らく使ってきた[EPSON PM-3000C]がご臨終を迎えてしました。
正確には、たった1つの部品の消耗によって使い物にならなくなってしまった訳ですが・・・。

???
それは突然にやって来ました。
いつものように印刷をしているとプリンターから「ガガガガ・・・ガガガガ・・・」と、それはすさまじい異音が鳴り響きました。
何事かと覗いてみると、左右に動いているヘッドがストッパーに当たって、ベルトが歯飛びを起こしていました。
印刷結果は当然事ながら、ズレまくりのカスレまくり・・・。

仕方ないのでプリンターを1度リセットして、本体内部を掃除して、ヘッドクリーニングもして、再度印刷すると・・・やっぱりダメです。
どうもテンショナーの調整範囲を超えて、ベルトが伸びきってしまったようです。

とはいっても再現性が100%というわけでもなく、プリントできる時と出来ない時があるようなので、とりあえずそのまま使い続けることに・・・。

いまどきオフィスグレーの筐体も珍しいが、ウチでは現役。
ちなみに写真は新しい?中古プリンター。
前のはステッカーも色あせてしまっていた。

なだめるように・・・
そのうち、事が起きる条件が分かってきました。
1.寒い時は大丈夫っぽい(笑)・・・
2.純正ドライバーでプリントする時は大丈夫っぽい
3.CPSソフトリッパーを使うと、かなりの確立でダメ・・・

寒い時は・・・というのは、ベルトが縮んでいる(伸びにくい)からでしょうが、使っているドライバーによって結果が異なるのは「CPSソフトリッパー」で印刷する時のヘッドの加速度に関係があるのではないか?と推測しました。
つまり純正ドライバー使用時よりもヘッドのフリ(移動速度)が速いため、ギアの回転が止まっても慣性力でヘッドが動いてしまい伸びたベルトが滑って歯飛びを起こしてしまうと・・・。

「じゃ、とりあえず純正ドライバーだけで使うことにしてCPSソフトリッパー使うの止めよう。
最近CPSソフトリッパーで出さなきゃいけないような仕事はないし・・・」というわけで、またまた放置!(笑)
しかし、これがいけなかった・・・。

このタイプはランニングコストが安いのが魅了的。
インクが各色独立型だと、インクはムダにならないかも知れないが、コストは高くなってしまう。
ちなみに、前のは7年間くらいバリバリで働いてくれました。
ウチは使用頻度が高いので過酷です・・・。

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半年後・・・
ついに、純正ドライバーによる印刷でも歯飛びを起こすようになってしまいました・・・。
おまけに、カラーカンプをウチで出さなければいけないような仕事が入り始め、PSプリンターが必要になりそうな雰囲気・・・。
仕方ないので、修理に出そうかとエプソンのサイトを覗いてみると・・・PM-3000Cの欄に「修理受付終了」の赤い文字がっ!・・・・いきなり修理の道は絶たれてしまいました(笑)
半年前のあのとき決断していれば・・・後の祭りです。

とりあえず、「Canon BJ-F9000」があるので印刷自体はなんとかなりますが、PSプリンターではないのが唯一気がかりな点です。
やっぱり、もう1台あった方が便利だし・・・この時点で買い替えを検討し始めます・・・。

これがテンショナー。
スプリングの力でベルトの張り具合を調節している。
ここで調整しきれなくなると「歯飛び」が起こりやすくなる。

ドライバーとプリンターの関係
もう1台は、やはり「CPSソフトリッパー」を使いたいということで、エプソン製が欲しいところ。
PM-3000Cと同型の「PM-3700C」というのが現行商品でありますが、これが2万円代後半で買えて良さげな感じです。
このシリーズは、5色一体型のカラーインクを採用しているので、ランニングコストが安いのも魅力的。
ところが調べてみると、管理人が持っている「CPSソフトリッパー4」はPM-3700Cに対応していないことが判明!
ソフトリッパーはアップグレードやアップデートが一切ないアプリケーションなので、PM-3700Cを買うとソフトリッパーも買い直さなければなりません。
そんな予算はないということで新規購入は却下!
一度は暗礁に乗りかけましたが、なんとここで救いの手が!・・・

リサイクルショップ
世の中、何が起こるかわかりません。
たまたま立ち寄った某リサイクルショップでPM-3000Cの中古品を発見!しかも2台!!
お値段も6,000円前後と安いので買ってみることにしました。

ポイントはやはり「あまり使ってなさそうなヤツ」なので、ベルトを押さえてみて張りがあるかどうか、インク詰まりはないか、などいろいろ調べてみます。
検討の結果、製造番号が「若い」方がコンディションが良かったので、こちらを買って帰ることにしました。
付属品としてマニュアル・ドライバーCD一式、パラレルプリンターケーブル、未開封カラーインク2セット、未開封モノクロインク1セットも付いていたので、と〜ってもお買得。
もちろん、持ち帰ってからも「しっかり働いている」ので品質上も全く問題ありませんでした。

ひとつの目安として製造番号を見てみるのも有効。
ただし使用頻度や環境など個体差があるので、一概に製造番号が「若い方が良い」とも言えない・・・。

注意点
唯一の問題点としては、「CPSソフトリッパー」との組み合わせで若干不具合が出ました。
といっても、自己解決できるレベルなので心配はいりません。

「CPSソフトリッパー」にプリンターを登録すると、ソフトリッパーはプリンターのシリアル番号を、プリンターはソフトリッパーのシリアル番号を相互に記憶する仕様になっているようで、プリンターを入れ替えるとシリアルが異なるのでソフトリッパー側から認識しなくなります。
ソフトリッパー上でプリンターの再登録をすれば使えるようになりそうなものですが、管理人の環境では何をしても認識してくれなかったので、一度ソフトリッパーをアンインストールした後、インストールし直して再設定しました。
この方法は、エプソンの利用規約に触れそうな感じもしますが、プリンターはプリンター、ドライバーはドライバーで、それぞれ単体で販売されているのですから、「組み合わせを変えたらダメ!」ではなく、このくらいは許してもらわないと困る気も・・・。

まとめ
今回は「PM-3000C」でないと困る!という特殊な事情だったので「中古品」という選択をしてみました。
しかもかなり運が良かった!と管理人は思っています。
こんなにタイミングの良いことは、なかなかないですよね。

プリンターの値段もずいぶん下がったので、普通は「買い替え」をオススメしますが、商品サイクルもどんどん短くなっているので「程度の良い中古品」が出回ることも珍しくありません。
「状態を見極める」という、ある程度の知識や経験は必要ですが「中古周辺機器」もアリかも?

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