第壱話
プロローグ 瞬間・心重ねて
主な登場人物の紹介(改訂版)
- 碇シンジ(24歳)
- アスカ、レイとともに第3新東京市から宇部新都市にやってきた。この街の役所に勤務している。現在手話の勉強中。得意技は家事全般。通称は『バカシンジ』『碇君』。母親とは3歳のときに死別。父親は第3新東京市で、ある国連特務機関の司令官をやっている。
- 惣流アスカ・ラングレー(24歳)
- ドイツ生まれのクォーター。シンジと同じく、5歳のときに母親と死別している。父親は行方不明。頭脳明晰で13歳ですでにドイツの大学を修了している。口より先に手が出る性格は、手話の勉強にもってこいかも(汗)。彼女曰く、シンジの面倒を見ている・・・らしい(未確認)。
- 綾波レイ(24歳)
- この物語の影の主人公と噂されている。勤務先は市内の短期大学。教務関係の助手をしている。なお、14歳以前の経歴は不明。通称は『ファースト』『優等生』。アスカと違って物静かな性格だが、市内のろうあ者たちの人気者。
- 鈴原トウジ(24歳)
- 第3新東京市立第壱中学校教諭。バスケット部の顧問をしている。自称『真の主人公』。怪しい関西弁が特徴。妹のカナエは同じ中学校の生徒。
- 相田ケンスケ(24歳)
- フリーカメラマン兼ジャーナリスト。カメラの次にバイクが好き。中学時代はミリタリーおたくだった。いわゆる『いいひと』で、損をすることも多い。
- 洞木ヒカリ(24歳)
- 将来は良妻賢母を約束されたような女性。中学時代よりずっと学級委員長を勤めた。友人達からは、いまだに『委員長』と親しまれている。キメ台詞は『不潔よっ』『誤解も六回もないわっ』。
彼ら6人は中学時代からの同級生。さまざまな紆余曲折を経ながらも、現在では大切な仲間同士。一部、特別な関係もあり(謎)。
その他の登場人物
- 周防ナガト(28歳)
- 市内の聴覚障害者福祉協会の青年部長。レイたちのお兄さん的存在(今のところ)。
- 林原ヨウコ(24歳)
- レイたちの手話サークルの友人。少々性格が軽いのが玉に傷。レイと仲が良い。高校時代はバレーボールの選手だった。
- 久保田教授
- レイの上司。短大の学務部長も務める。性格を一口で言うなら『肝っ魂かあさん』。レイはこの人が大好き。
- 喫茶Neonらいぶのマスター
- シンジ、アスカ、レイの行き付けの喫茶店の経営者。この街での彼らの相談役的存在。もうすぐ40代に手が届くが、いまだ独身。怪しい友人が数多くいる。
- 鈴原カナエ(15歳)
- トウジの妹。現在、第3新東京市立第壱中学校の3年生で元気いっぱいの女の子。ときどき暴走するので困る。彼女が標準語で喋り出したら要注意。
- 高杉シンゴ(14歳)
- 第3新東京市立第壱中学校の2年生。トウジのクラスの生徒で、バスケット部のエース。中学校入学当初は『問題児』のレッテルを貼られていたが、トウジと出会って立ち直ることができた。両親は耳が聞こえない。
- 渚カヲル(25歳)
- セカンドインパクトの日に生まれた。かつては『最後のシ者』と呼ばれたこともあったらしい。たぶんエヴァ手話本編には登場しない。が、外伝では結構顔を出すかもしれない。すべては作者の胸先三寸。現在はネルフの研究室に住み着いているらしい。
「手話はいいねえ・・・!リリンの生んだ文化の極みだよ。そう思わないかい?碇シンジ君。」
渚カヲル碇シンジ
「ぼくは・・・、いままで人と接することが苦手だったんだ・・・。でも、このあいだジオフロントからの帰りにたまたま手話で会話している人を見かけたんだ。・・・・・・気がついたらいつの間にか二人の会話
にずっと見入ってたんだ。
何かとても楽しそうな二人だった・・・・。もちろん会話の内容なんて分からなかったけど、二人の様子をみていると二人の気持ちがぼくにも伝わって来たような気がしたんだ。手話を見たのははじめてなのに・・・・・・。なぜだったんだろう・・・・・・・。」
「はじめてなのに、はじめてじゃない感じ・・・・・。それは手話は音声という名のATフィールドを持たないココロのコミュニケーションだからよ・・・・碇君。」
綾波レイ惣流アスカ・
ラングレー
「優等生・・・・アンタねえ、このHPはネルフやエヴァのことを知らない普通のひとも見るんだから、ATフィールドなんてわっかるわけないじゃん!それにしてもシンジの1万倍も人との付き合いかたを知らないアンタの口から『コミュニケーション』なんて単語が出てくるとはねぇ・・・・。」
「アスカ・・・そんな言い方やめてよ。綾波だってあの頃とはずいぶん変わってるじゃないか(エヴァンゲリオンも完結したし)。もしかして綾波、手話の勉強してるの?」
「わたし、宇部新都市の手話サークルに入っているの。」
「へぇ!すごいんだな綾波って。」
「べつに特別なことをしているわけではないわ。ただ、これもわたしの絆の一つだから・・・。」
「・・・・・・・シンジっ!アタシたちもやるわよっ。ファーストにできて、この惣流アスカ・ラングレーが黙ってみているわけにはいかないわっ!とーぜんアンタも一緒に来るのよ!」
「そうだね・・・・!もうエヴァに乗ることも無いんだ。ぼくたちにもなにか出来ることをやらなくちゃ!」
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