経済大国ニッポンの平成時代

元々、日本というのは、経済大国の基盤として、国家統制(!)と教育指導の優れた国として君臨していたはずであった。 ところがこの2本立てが、共にくずれようとしている。 どうしてだろうか。 それは簡単な理論で表現することができる。
ものごとはすべて変化し、必ず進化か衰退のどちらかの状態であるという説がある。 さらに現代社会においては、今までにみられなかった問題が必ず次々と起こるものである。 問題に対して解決が間に合わないと、それは衰退の道へと移行するのである。その原因として、問題解決に対する膠着状態、いわゆる動脈硬化現象が挙げられる。 現状維持というのは、問題と解決の量がたまたまバランスをとっているという状態である。解決が追いつかないから衰退するのである。 いい例が、会社が破産する経過を見てみればいい。小さな未解決の問題が、いつのまにか雪だるま式に膨れ上がるのである。
それにはどうしたらいいのだろうか。歴史には必ず進化と衰退がある。 そして歴史には必ず変化がある。 変化に対応できるものだけが生き残れるのである。 歴史において、社会制度は必ず硬直化する。その硬直化した社会制度を突き破れる国家のみが生き残り、また再発展できるのである。 あえて言わせてもらえば、政治改革の出来具合が将来の日本に大きく影響する事は間違いないと思う。 国民がそれに悲観せずに支持し続ける事が大切なのである。変なマスコミにあおられることなく、冷静な目で見ていく事が、一般識者の責任であろうとおもわれる。 (しかし、いまだに公共事業という名のゼネコンと、金融機関に金をつぎ込み続けていると、いつかおかしくなるとおもうのだけど、何遍言ってもわからないお堅い連中は交替するしかないのでしょうかねえ。少なくとも、政府のリストラは必須でしょう)