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賃上げ・人員増が職員の声
2023年春闘アンケートそのD

 紙面の都合で前回から間が空きましたが、春闘アンケートの結果報告 第5回目です。

質問11 あなたには、悩みや仕事上の問題など、安心して相談ができるひとが身近にいますか。
1.たくさんいる295 2.数人はいる2008 3.まったくいない200
質問12 メンタルヘルスやハラスメントなどの相談窓口(連絡先)を知っていますか。
1.はい1453 2.いいえ483 3.わからない563
質問13 仕事のやりがいについて
1.非常にやりがいがある468 2.まあまあやりがいがある1431 3.あまりやりがいがない345 4.まったくやりがいはない86 5.どちらともいえない174

悩んだときは
一人で抱え込まず相談を

 質問11は、身近に相談相手がいるかどうかの質問です。多くの方が、何かあったときに相談できる人がいるとのことで、ちょっと安心しましたが、8%の方が相談相手が身近にいないと答えています。
 関連して、質問12は相談窓口についての質問です。「知らなかった」「わからない」が結構な割合にのぼっています。
 局ごとに相談員が配置されており、自分の所属する局外の相談員に相談することもできます。
 また、外部の相談機関なども設置されています。厚生だよりに掲載されているので、知らない方は確認してみましょう。
 質問13は、仕事のやりがいに関する質問です。多くの方が広島市の仕事にやりがいを持って働かれています。

「賃上げ」7割超が回答

 質問14は、改善したい労働条件についての質問で、3つまで選択する複数回答です。「賃金・一時金の引上げ」が、当然と言えば当然ですが、他の追随を許さず最多です。物価高騰もあり切実です。
 二番目に「人員の増員」、三番目に「休暇の取得」と続きます。
 昨年のアンケートとの比較では、「人員増」が増加しています。職場の人手不足がなかなか解消しない現状を示しているのではないでしょうか。
 アンケートで寄せられた声・思いは、団体交渉の場で市当局に訴え、勤務条件改善を訴えていきます。

質問14 職場の働く条件の改善で、もっとも実現したいものを3つ選んでください。
実現したいもの 棒グラフ

2023年度広島市職員労働組合役員選挙について

全員信任されました

 2023年7月7日
 広島市職員労働組合選挙管理委員長

立候補区分氏  名職  場結果
中央執行委員長塩見 信彦東区福祉課信任
中央副執行委員長柴野 敏雄環境局業務第二課信任
中石 浩美上安保育園信任
平野 あゆみ皆実小学校信任
書記長木下 克己中区市民課信任
書記次長平田 和弘専従信任
中央執行委員伊津  弘環境局南環境事業所信任
伊津 佳恵こども療育センター信任
小笠原 和恵瀬野小学校信任
釜野  彩亀山南保育園信任
神部 僚平東区地域起こし推進課信任
久保 幸治幟町中学校信任
坂本 由希落合保育園信任
豊嶋 里子深川小学校信任
中谷 めぐみ舟入保育園信任
藤井 邦夫食肉市場信任
松本 カヨ子宇品小学校信任
会計監査谷口 尚美原爆被害対策部援護課信任
古澤 亜希子青崎保育園信任
横川 文北部こども療育センター信任

第43回現業評議会定期総会
現業の専門性まもるため
市民に知らせていこう

第43回現業評議会定期総会

 広島市職労現業評議会は6月28日、市労連室において第43回定期総会を開催しました。

その予算はだれのため? 現業が抱える市政の問題

 来賓として塩見広島市職労中央執行委員長が出席し、「現業の方々は、市職労の中心的な役割を担っている。しかし、各職場は民間委託やセンター化など、困難を抱えているところが多い。最近の新聞記事で、今の広島市の市政を考えるうえで象徴的な記事が2つあった。@二葉山トンネル掘削工事再開をはじめとする多くの公共工事。A公立小学校のプールが老朽化して使えなくなったが、市は代わりに民間のプールを使わせてもらうことを決定した。以上2点から、市民や子どものための予算は削り、インフラ整備のための予算は惜しみなく使うという市の考え方が表れている。この点は市民に広く知らせる必要がある」とあいさつしました。

よい仕事をするために各支部・協議会の課題を共有

 2023年運動方針、役員の提案ののち、各支部協議会から次のような報告がありました。

【環境局】

 定年延長制度が始まるので、定年後の働き方について、当局とアイデアを出し合いながら協議していきたい。また、南工場の建て替え問題について、新設される工場が民間の運営となることから、稼働前には動向を注視していかなければならない。

【調理協】

 6年ぶりに2名の正規採用があったのは喜ばしいことだが、可部センターが自校調理校を吸収する形で建てられることが決定した。今の情勢・情報を市民に知らせる活動も兼ねて、8月20日「給食まつり知る・学ぶ」を開催予定。市民を味方につけたい。

【保育園支部】

 技術の継承のために正規調理員の採用を求めているが、2018年を最後に採用がない。後輩に教えるために、支部として調理実技講習会を開催し好評を得た。保育まつりも4年ぶりに開催された。保育園の役割を市民にアピールしていきたい。

【業務協】

 6年前から正規の採用は無い。学校施設設備は老朽化がすすみ、点検・修理・補修は日々行っているが、職員の高齢化が進み困難なこともある。経験者だから出来る修理もたくさんある。引き続き正規の採用を求めていく。

第43回現業評議会定期総会
【会計労組調理員支部】

 会計年度制度がはじまってから6Hの離職率が高くなっている。募集しても応募は少ない。来ても定着しない。業務量に見合う待遇を求めるためにも現場の状況を知ってほしい。
 欠席の食肉市場からも「定数44名を確保するために引き続き取り組んでいく」との報告が届きました。

自分たちの職場を守るために常に学んでいこう

 平野議長が「自治体現業労働者として誇りを持って仕事をしているだろうか?働き方を見直さないといけない時期が来ているのではないか。自分たちの職場を守るためには常に学んでいく姿勢が大切。全国の仲間の取り組みを学び、交流していこう。そして、夏と秋に計画している給食まつりは現業を市民にアピールする絶好の機会。あきらめずに活動していきましょう」と結束を促し、「団結がんばろう!」で今年1年の奮闘を誓い合いました。

2023国民平和大行進
一人ひとりの参加が
核兵器廃絶の一歩に

2023国民平和大行進

 7月5日、原水爆禁止国民平和大行進の広島→長崎コースが、平和公園を出発しました。1カ月かけて長崎まで毎日行進をつなぎ、核兵器廃絶を訴えます。
 東京からのコースは5月6日にスタートし、広島を目指しています。90日間、多くの市民が核兵器廃絶の願いをつなぎ、8月4日は3コースから平和公園に集結しゴールします。何か行動したいと思っている方、ぜひ参加しましょう。

原水爆禁止世界大会
2023年国民平和大行進日程(〜平和公園)
東京コース8月4日(木)府中原爆慰霊碑出発8:30〜11:15
8月4日(木)宇品第二公園出発8:45〜11:15
冨山コース8月4日(木)新庄橋北詰出発9:05〜11:15
2023年平和のとりくみ
慰霊碑前献花行動8月6日(日)広島市役所前9:00〜9:30
ヒロシマデー集会8月6日(日)広島県立総合体育館・
グリーンアリーナ
13:00〜15:30
原水禁大会に参加希望の方は市職労までご連絡ください。

こういうの待ってました!
肉も飲み物もおいしく BBQ交流会

市職労バーベキュー交流会

 7月2日、梅雨の合間に気持ちよく晴れた日曜日、市職労バーベキュー交流会を行いました。保育園をはじめ、療育センターや本庁区役所、環境局の新採職員や組合員、その家族を合わせて32名が参加しました。
 各職場で誘い合っての参加が多かったですが、初対面同士の組合員も趣味の話やお互いの仕事のことを話しながら食事を楽しみました。
 参加者からは「同じ職場なのに、まだまだ知らないこともたくさんあるんだとわかって、楽しかった」「全然違う職場の人と同じテーブルになったが、自分の職場で不要なものが保育園で有効活用できるとか、仕事の話でもつながれた」などの感想がありました。
 今後も、職員・組合員同士が交流できる、参加しやすい行事を企画し、コロナ禍で難しかった職員同士のつながりづくりを積極的に進めていきます。