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給食まつり ぷちぷち2024
大人も子どもも笑顔になれた一日

高陽公民館で開催された『ひろしま給食まつりぷちぷち2024』

 7月28日、安佐北区の高陽公民館にて、『ひろしま給食まつりぷちぷち2024』を開催し、350人を超える来場者で賑わいました。市民の皆さんに広島市の現在の給食の良さを知ってもらおうと、現業評議会が中心となり、企画開催しました。

子どもたちに楽しんでもらえた遊びや学びを通じた食への理解

 来場した子どもたちは、豆つかみや輪投げ、箱の中身当てやぬり絵など食≠ノ因んだ遊びに参加したり、環境局が行った『ごみの分別紙芝居』やパネルクイズを楽しんでいました。
 食育コーナーでは、給食クイズや野菜の皮むき体験に真剣に取り組む姿や、給食の展示コーナーでは、実際に使っている大きな調理器具に触れ、驚いた様子も楽しそうでした。

給食屋台

懐かしき給食メニュー
予想以上の売れ行き

 夏祭りの屋台に見立てた給食屋台≠ナは、学校給食の人気メニュー7種類を200個ずつ用意しました。家族連れが長蛇の列をなし、人気の揚げパンやドライカレーなどの給食は予定よりも早く完売。来場者からは、「懐かしいなぁ」「昔と変わらない、給食の味だ!」と感想をいただき、大盛況の内に終わりました。
 給食のいま≠サして未来を考えながら、家族みんなで楽しい時間を過ごしていただき、スタッフ全員もやってよかったと笑顔になれた一日となりました。

子どもたちの未来を守るため
情勢を学び 語り合う
第56回全国保育合研in熊本

第56回全国保育団体合同研究集会

 7月27日〜29日に、第56回全国保育団体合同研究集会が熊本市を拠点にしてハイブリット方式で開催されました。会場とオンラインを合わせて7200人を越える参加があり、保育園支部から12名が現地、25名がオンライン参加しました。

保護者と保育者がつながって
みんなでみんなを大切に

 1日目の保育・子育てフォーラムは「みんなでみんなを大切にする保育・子育てを」をテーマに大学教授等がパネラーとなり、提案・発表をしました。この20年間で働くことが当たりまえの社会になったにも関わらず、賃金・労働条件など格差の広がりや、女性の家事・子育ての負担割合が大きいことなどが原因で、子育てにおいて孤立してしまう状況等が報告されました。みんなでみんなを大切にするために、成功も失敗も語り合い、保護者と保育者がつながっていくことが第一歩だということをあらためて確認できる内容でした。

公的保育の縮小反対 保育園支部も訴え

 2日目の保育・子育て講座では、乳幼児期の心の育ちや幼児期の集団づくりなどをテーマに各分野で有名な講師が8つの講座で話されました。また、23の分科会が会場開催され、保育園支部と広島市公立保育園保護者会連絡会のメンバーは「公立保育所の廃止・民営化を考える」の分科会に参加し、広島市幼児教育・保育ビジョンによる統廃合・認定こども園化の状況や八幡東保育園の急な閉園方針について報告しました。

共に生きるために 子どもたちに平和をどう伝える?

 3日目の記念講演では、フォトジャーナリストの安田菜津紀氏が「共に生きるとはなにか―紛争地、難民、家族の声から考える平和―」というテーマでお話をされました。
 ウクライナやシリアでの戦争やガザへの軍事侵攻が続くなか、世界では故郷を追われる人々が後を絶たない状況にあることについて写真と共に紹介されました。また、日本国内でもようやく戦争を逃れ、難民とならざるをえなかった人々がヘイストピーチといった迫害を受けている実態についても、歴史的背景をひもときながら紹介されました。「皆さんは、子どもたちに平和をどうやって説明しますか」と問いかけられ、共に生きるとはなにかを考えさせられるお話でした。
 8月16日から、録画配信で各講座・講演を視聴することができます。子どもたちにより良い保育を行えるように、さらに学習を深めていきます。

勤勉手当実現を確信に要求実現を目指そう
市会計職員労組 第16回定期大会 開催

会計年度任用職員労働組合第16回定期大会

 7月30日、会計年度任用職員労働組合は学校給食調理員、消費生活センター相談員、介護認定調査員など13名が参加し、第16回定期大会を開催しました。
 いま、公務の職場では、非正規雇用職員が住民の生活を支える業務を担っています。

当事者の怒りの行動が勤勉手当の実現にるながる

 2020年より地方公務員法が改正され、嘱託職員から会計年度任用職員として位置付けられました。制度改正により待遇改善になるという触れ込みでしたが、全国的には一時金支給に伴い月例給を減額する事例や3年で任用が切られる仕組みがあるなど、待遇改善には程遠く、全国の自治労連非正規職員連絡会では、誇りと怒りを表す「3Tアクション」の取り組みを展開し、5年目の2024年度より一時金の勤勉手当を国・総務省に認めさせました。
 広島市でも、昨年の賃金確定交渉で2024年度より勤勉手当について正規職員と同じ支給月数2・05月分を支給することが実現し大幅アップになりました。

まだ残る格差を是正し 働き続けられる仕事に

 しかし、扶養手当、住居手当が支給されず、退職手当も大多数を占めるパートタイム会計年度任用職員にはありません。
 大会では2024年度運動方針案として、
@定期昇給現在1号を4号にさせる
A昇給の上限20年を撤廃させる
B退職手当の新設

など賃金確定交渉に向けて、自治労連非正規連絡会ヒロシマ(旧嘱託連絡会)に結集して取り組むことなどを採択しました。

 新役員が提案され、今後信任投票を行い決定することになりました。

組合員を増やし 職場の声を届けよう
会計労組・学校給食調理員支部 定期総会

 7月30日、学校給食調理員支部の第12回定期総会を開催しました。
 竹之上支部長は冒頭のあいさつで、「今年度も6H勤務の会計年度職員が欠員でのスタート、なぜなのか」「せっかく6Hになっても簡単に手放してしまうほどの待遇で魅力を感じない。組合員を増やし、小さなことからみんなで声をあげて改善していきたい」と述べました。また学校給食の大規模センター化について、「営利目的の民営に任せるのではなく、子どもたちの為にも私たちの職を守る為にも、自校給食を守る運動が必」と呼びかけました。
 続いて、経過報告と運動方針、役員体制の提案がされ、満場一致で採択されました。今後も職場からのたくさんの切実な声を当局へ訴えていきます。