大阪書籍P.28〜P.29
P.28 1 の表とグラフ用紙を拡大コピーして、黒板に貼った。
1 の6行を読んだ後、4つの駅の乗車人数の数を読ませた。
(発問1) 「棒グラフに表しましょう」と書いてあります。まず最初に何をするのですか。
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と問うと、「左上の( )に単位を書きます」という意見があった。
(指示1) じゃあ、左上( )の中に単位を書いてご覧なさい。
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と言って、すぐ教科書のグラフ用紙の左上( )の中に単位を書かせた。
しばらくしてすぐ確認。子ども達は、「人」を入れると言った。「合ってた人」と言って挙手させ、「合ってた人は○をしなさい」と言って○をさせた。
「題を書きます」という意見があった。
(指示2) 題は「表題」と言います。では全員起立。表題には何と書きますか。
分かった人は座って、それをグラフの上の四角の中に書きなさい。
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全員を立たせ、分かったものから座らせて書かせた。しばらく経っても立ったままの子が3名ほどいた。T2の先生に補助してもらった。その後発表させて、「1日の駅の乗車人数」であることを確認した。
「誰でも分かる簡単なことです」と言って、「駅の名前」であることを確認した。
そして、表に書いてある順に、グラフ下の四角の中に書かせた。
(発問4) 残りは数値だけですね。一番最初に、どこに何を書きますか。
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「一番最初に一番大切なものを書く」と言った。この子達は3年生の時、「0」が大切であることを学習していたので、すぐに「一番下に0」と反応した。
と問うと、「一番上に6000を書く」という意見と「下から二番目に1000を書く」という意見とに分かれた。そこで、最大値の6579に着目することが大切であることを述べ、「一番上に6000」と説明したのだが、この説明はもとより、この発問そのものが失敗であった。
(発問5) 残りの四角の中の数値は、どうやって決めたらいいですか。
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と問えばよかったのではないかと反省している。
数値を下から「0」「1000」「2000」「3000」「4000」「5000」「6000」と書かせた後、教科書の(1)に移った。
(発問6) 一番小さい目盛りは何人を表していますか。カッコ1の横に書きなさい。
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これはすぐ100人だと分かったようだ。
一目盛りが100人を表すことを確認した後、(2)に移った。
(発問7) 乗車人数は、何の位までの概数に表すとよいですか。カッコ2の横に書き
なさい。
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一万の位までの概数にするには・・・ とか、千の位までの概数にするには・・・
とか、いくらかの復習をしてから自分の考えを書かせた。ある子が「百の位までの概数にする」と答えた。そして、「百の位までの概数と書いた人」と全員に訊いたのだが、百の位までの概数と書いたのはクラスの半分ほどしかいなかった。そこで、百の位までの概数にすることを確認して、
(指示3) 表の中の「乗車人数」の数を、百の位までの概数にしなさい。
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と指示した。そして、前時までに教えた方法でやらせた。
のようにである。
そして、4つの駅について全て確認した後、教科書のグラフ用紙に実際に棒グラフを書かせた。
・項目筋の真ん中に棒を立てること。
・線はものさしで引くこと。
を特に強く注意した。