大会前夜
GTレギュレーション発表
今回のGTは当日から2週間前に発表される新エクスパンションを利用可能であるとの事。新規に強力なデッキが現れる可能性も有る。発売前は既存のデッキについて再確認し、発売後は新規デッキの調整、既存デッキのチューニングと忙しいが有意義な時期であった。幾ら調整しても社会人には時間が限られてくる。この時間の差をどのようにして埋めるかが私たちのチームの意義でも有る。
10弾発表
驚愕の新ブロックであった。幾つかの強力なカード、新コンセプトデッキが3パターン。特に「解放ウィニー」と呼ばれる赤単ウィニーは脅威であった。幾つかのデッキと調整してその強力さを知り、2大会連続で解放ウィニーが優勝した。
これは検討すべきデッキが増えたと言うことであり、準備するデッキもその時点で相当絞られたと言って良い。また、自分自身が解放ウィニーを使うか否かも重要な検討課題の一つでは有った。
デッキ選定・メタゲーム
まず第一のメタの対象は解放ウィニーであろう。幾つかのコンボデッキと、指定国力の制限の厳しいPS装甲デッキはそれを脅威として利用を制限されるだろう。また、解放ウィニーのメタデッキとして青ウィニーは優秀だと評価した。
元来、GTでは異常なほどに青ウィニーが評価されている。その上、解放ウィニーとの相性を考えると青ウィニーが有効となるだろう。しかし、それに対抗してサイコミュも使われるだろうし、隠された翻意をデフォルトに投入した、赤をタッチしたコンボデッキも存在するだろう。
ZZはそれまでに何度も調整してきて、実戦レベルではプレイヤーの「ドロー」にかかる割合が大きい。そのようなギャンブルは決勝トーナメントであればする気になるが、予選では辛いとして選定対象から外した。
利用デッキとしては以下の3デッキを候補にした
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1、赤単解放ウィニー
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ウィニーに分が悪いとは言え、全体的に優位であることは間違いない。決勝ではなく予選であることからウィニーの絶対数は少ないと思われるので利用する可能性もある。
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2、黒単中速
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まず、使い慣れている。ゲリラの村をデフォルトに投入することで、赤単サイコミュ相手にも戦えるようになった。また、赤単解放ウィニーと五分であることの重要性は高い。
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3、嘘破滅
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ガンスリンガー15連勝を見ても、安定度は激高のコンボデッキ。5勝は言い過ぎでも4勝は可能だろう。また、デフォルトで隠された翻意を投入したおかげで動作は安定してきている。
それまでの実績、安定度などを考慮し黒単中速を利用デッキに決定した。
サマスリーブ発覚
特定のスリーブが大変な事に。デッキ内容の1枚ずつが確認できる。うひゃぁ。某九州のチャンプはどんなスリーブで来るのだろう。エロチックだったら「まだそんなスリーブなんですかぁ見損なったなぁ」とでも言ってやろうかしら。
結局、予選の後、バンダイに通告して対応策を講じてもらった。でも何だってこんなスリーブ作ったのだろうかしら?
覚え書き
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1、ホテルは最低2週間前には仮予約をしよう。
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1週間前では8人分の部屋など都合がつかず、結局カプセルに。朝風呂入れてよかったけどね
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2、封筒はバンダイに何度も催促。だれかが封筒を受け取ったら、電話番号を控えてドンドン連絡。
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CSでの予選権利獲得者に封筒が前日になっても届かなかった。
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3、体調管理は十分以上に
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BigChocoが出発当日にダウン。急遽、猫とんが電車の切符を利用することになった
3月14日(金)
地方勢の我々は当日の新幹線や、前日入りでは間に合わない。毎年、夜行列車にゆられて東京まで移動する。また、この移動時間は宴会となるのだが、それ以上にデッキ内容の確認や各プレイヤー同士の意見の交換の場として有意義な時間となる。
特に今回はT武先生と同じデッキを用いる為、サイドボード1枚ずつの考察が出来た。PS装甲を対象としたサイド枠を2枚分準備してあるのだが、それまでに決めかねていた。新しいクロノクル・アシャーも試してみたのだが、他のサイドと同じく「勝ちを確定するカード」であって「不利を打破するカード」では無かった。ここは初心に戻り、利用するポイントは少ないが「整備不良」に決定した。誘爆では駄目なのだよ、誘爆では。
宴会
毎年、宴会中に流れているビデオの内容を調べようとするのが楽しみなのだが、マニアック路線のまなぶが「タイムマシン」で有ると乗車した瞬間に明言。ちぇ、面白くないなぁ。
今年の酒は「梅酒ブランデー仕込み」と「百年の孤独」。特に梅酒は某楽車で出されるものに近く値段(1K)にしては十分楽しめる物。良いものを作る、やるなぁチョーヤ。
チョーヤの力でウドン(人名)が沈没寸前に。本日のメインイベント。謎の小太り少年現れる。永遠と「大きなノッポの古時計」を歌いつづける。微妙に外しながら。しかも、平井堅のバージョンらしく最後に「GrandFather Clock! Tick Tack!」と入るのだがタドタドしく「ぐらんふぁーくろ ちくたく」としか聞こえず何をつぶやいているのか判らなかった。
良い心地で酔っていた面子から「他の曲は無いのか」と問われたその少年「顎に手を当て」考えて。
「じゃぁ、僕のお父さんと伯父さんが作った曲を歌います」生意気に持ち歌が有るのか
素晴らしい迷曲でした。カタカナと意味不明な歌詞がごちゃごちゃして、とても聞けた物じゃなくって、みんななんだか黙っちゃったようにおぼえてるのだが・・・いつも間にか居なくなってるし。
参考
ちなみに一緒にGTに参加した面子のデッキは以下のとおり
わたし 黒単中速
T武先生 黒単中速 (メインの1枚のみ違う
G−Master 黒緑恫喝 決勝から
D.R. 青ウィニー
まなぶ ジオンウィニー (知るかぁや!と殴る予定
ミゥラ 赤単解放ウィニー
猫とん 黒単中速コントロール (我らのデッキよりコマンドが多い?
別地域から参加の身内
Azrael 無限電撃人間(やる気、マンマン
3月15日(土)
さて当日。今年は迷うことなく、余裕を持って朝食を取り会場入り。
同じ会場にT武先生以外の知り合いは居ない。会場内をうろうろ。なんだかミンナ好きなデッキまわしてませんか?
開会式
さて、いつもの運営スタッフで開会式。とくに差し障り無く終了。かと、思いきや、アンケートに無かった年齢調査をしたいので、なぜか対戦記録用紙に年齢を記入せよとの事。なぜ、デッキリストではないのか。何となく書かずに提出。
1回戦:茶黒コントロール 2−0 ○○ー
対戦開始前。あぁ、相手の年齢からプレイングを代えることが出来る。これは良い。ある程度の年齢なら普通に話して馬鹿なら、馬鹿なりに対応って、いつも通りジャン。
で、1回戦の相手は大阪からきたフレンドリーな24歳。プレイ自体にこだわりは無く、デッキもいつものデッキで来ましたとの事。
内容としてはデッキ相性が良すぎてストレート。自分より早いか、遅いデッキを想定しているデッキが、同じスピード、より大きなサイズのデッキを対処するにはキツイというのは彼の言葉。
2回戦:青黒ビート(カナディアン・ブルー) 1−2 ×○×
さっきの対戦で隣の方で大口叩いていた嫌いなタイプ。どこにでも居るんだなぁ、こう言う馬鹿。
なぬぅ、10弾のカード見てないだぁ。よくGTに来ようと思うなぁ。プンスカ。
で、1本目は4G目が事故しちゃって負け。
2本目は相手が4Gで止まりフルバーニアンも無さそう。で、こっちがそれなりで勝ち。
3本目。ゴリゴリ押していたけど、5Gでロンビ登場。殴り合いで最終局面。
相手の手札3枚。コチラ狂乱の女戦士のみ。場にはロンビVSアビゴル、アッシマー、中立地区で、相手のライフが1パンチ分。コチラはロンビがMaxポンプで死亡。一度死ぬタイミングがばれずに生き伸びたのだが、相手のロンビにアムロが乗っている関係でダメージが追いつかない。報道戦争が引ければ勝てるのだが・・・で、何故かコチラがフルパンチ。両高機動でブロック、中立地区でパンチで追いついたかもしれないのだが。相手のロンビに女戦士単品で対処、出来るわけ無く2ディスカードされ終了。その後に報道戦争引いたのは結果論。
3回戦:赤単サイコミュ 1−2 ○××
さっきと打って変わってフレンドリーな17歳。ミンナ若いなぁ。
あれ、君も10弾見てないって?若手は金がないのか。って、知り合いに借りるとか、見せてもらうとかしろよ。
1本目:先攻3ターン目、ゲリラ+野心+アッシマー。4ターン目にアビゴル+覇道拳+覇道拳+報道戦争で勝ち。当たり前。
2本目:T武先生の助言に従い、相手はゆっくりしているし、対策カードは後から引いても十分。確かにそうだと、Gを1本抜く。
T_Tうぁ〜〜〜ん。僕のデッキには21枚のジェネが有るデスよ。なのに、初手の2Gでストップ。初手、ゲリラ×2、野心×2なのにぃ、2Gセットしたら報道とユニットまで引いたのにぃ。4ディスカードで、負け。前の週にも同じ事が起きてます。どうしてぇT_T
3本目:先ほどの事故で、ダウン気味。えぇい、ユニットを抜いてGを戻してやれぇ。
自軍8ターン目ぐらいまでビートビート。ゲリラも貼れたけどそれだけ。それ以外のカードを引かず、プル&プルツーセットが出来て、後4点くらいが殴れず負け。実は2ターン目に黒Gがストップ、3ターン目に黒黒が揃ったのでアビゴルが4ターン目から殴っていたのだ。この数点の差が出た感じ。まぁ、しようがない。
4回戦:青黒混戦フルバーニアン 2−0 ○○ー
さらに打って変わって、落ち込み気味、自暴自棄な19歳。
曰く、3戦連続ジオンウィニーできつかったそうだ。白ビートかな?と、思いきや混戦Fb。何のための混戦じゃぁ!!
ここで勝たないと負け越し確定。気合を入れる。
しかし、微妙に相性が良い。一方的な展開で勝ち。その後、5本くらい対戦して1本取られただけ。いやぁ、戦線の拡大ツエェ。Gは確定でコチラが多く、ゲリラの村の効きが思いのほか良い。相手のFbは綺麗にティタガンで除去。
5回戦:緑単黒三水ウィニー 2−1 ×○○
話のわかる26歳。同じ卓に25歳以上が3人。やはりこの年齢になると引きがショボイのか微妙な戦績。
プライド(勝ち越し)を賭けた戦いと言うと、皆微妙にやる気に。なんだかノリが良い。
1本目:微妙にユニットが対処しきれず負け。
2本目:あれ、ガンダムがサイドだと思っていたの?メインですよ。あれGが止まらない、そりゃぁ大人の数字が入ってますから、きっちり4G引くようになってますから。で、勝ち。
3本目:ジオン掃討作戦がきっちり決まり勝ち。
結 果
3勝2敗 8−5(62%)で22位。まぁ、こんな物か。負けたマッチはどちらも勝てないことは無い試合だった為にちと、悔しい気もするが楽しい大会で有ったので良しとする。でも、予選も6回戦位にしてくれないかしら?
3月16日(日)
予選抜け出来なかった面子でゆっくりと朝の1時間半コースを各カプセルの中で鑑賞。最近ナージャのパワーが落ちているような気もする。
ゆっくりとカードショップに顔を出したり太正浪漫堂を見に行ったりして決勝会場へ。途中で半数とはぐれてしまい、何とか建物には着くが何回かは判らない。それっぽい人がエレベータで2階を指定するので便乗して降りてみる。うぎゃぁ、痛いよう、香ばしいよう。人の事はいえないがさすがにコミケや即売会は辛いっす。エスカレータで次の階へ。良かった今度はちゃんとカードフェスタ会場に着きました。
すでに3回戦を終了した状況でまなぶG−Maseter共に「ママァ、オチテクルヨ」「少佐!止まりません!!」などと良い声で鳴いています。青ウィニー、青ビートなどをしっかり、きっちり3回戦とも踏んできたらしい。
会場をぐるぐる回るとD&Dのオンライン版をしっかり見学、RPG経験者が色々突っ込んで質問。良いなぁ、やりたいなぁとは思うが、マシンスペックの必要用件が厳しい。ま、マシンが準備できて身内の足並みがそろったらやるかなぁ?
ぷらぷらして、飯食って会場に帰ると決勝がステージの上で公開マッチになるらしい。をぉ、M:tgを見習ったのか、ホビージャパンが強要したのか。本当は別の部屋でやってもらって、解説しながら中継したら面白いのだが、そこは予算の関係上でテーブル上部からのCCDでの撮影のみ。手札もチラッと見えるだけ、知っていれば判る程度。一応観戦するが、ZZのブン回り。2本目の赤黒側のプアプレイで決勝ラウンド中、最速と言ってよいスピードで終わり。
チャリティー オークション
世の中には『アニメ声』という、特性を持つ人間がいるのは知っていたが、生で見たのは初めて。”ぷりぷり”のメイド服着て、走るときには踵を股まで跳ね上げる。オジサンは驚いちゃいましたよ。
で、その『アニメ声』のお姉さんは地があのようなキャラクターなのか、「仕事」として演じているのか、「仕事」だったらすごいよねぇと話していると、お姉さんがさっきのステージに。
「はーい、いまからチャリティオークションですよー。みんな、あつまれぇ〜〜(は〜と)」
って、すごいなぁ。片足上げて、耳に腕がつく勢いでガッツポーズしてますよT_T
で、オークション開始間際の一言
「はい、みんな集まってぇ。いっぱい『たかれば、たかるほど』うれしぃです」 客じゃないのか奴らは
オークション商品のトレカのアンカットシート
「はい、めずらしい『紙』ですよ、もっと値段上げますかぁ?」 紙ですよねぇ、貴女には
で、各種商品のオークションを冷やかしていたのですが、ホビージャパンからの出品に心動く私と地雷屋(当日一緒に遊んでいた、元広島、現東京)。M:tgのポータル3三国志でプロモーションに使ったらしい関羽の騎馬像。ブロンズ仕上げでそれなりにカッコ良い。うむ、5千円くらいならG−Masterの引越し祝いに丁度良いではないか。と、4500で落札。で、支払いにステージ横に言った瞬間、会場でどよめきが・・・ やってくれましたお姉さん。「それでは」と言って持ち上げた瞬間、馬の四つの脚全てと、青龍刀の柄がポキポキと!司会のお兄さんが気を利かせて「無かった事に」と言っている横で、お姉さん一言
「私があれ、買い取らなくちゃいけないんですかねぇ」 あ〜〜〜〜っそ
家 路
新幹線のぞみは遅れることなく到着。今日の内に帰れた。
京都くらいに目がさめて延々と本を読んでいたのは秘密。ZZにエラッタ出るのかなぁと心配しながら就寝。
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