プロレス技データベース コラム第1回 「ボディスラム」

プロレス技データベースコラムの栄えある第一回は、ボディスラムにしました。

この技は力道山の時代からプロレスの中でも最も有名な技であり続けています。またプロレス関係のショップにもこの名前を使っているところがあるくらいですし、プロレス団体の名前にもなっています。

技解説

全女式の場合ちょっと見栄えはしませんが、相手を怪我させることはまず無いと言っていいでしょう。見栄えの点では相手を肩越しに投げ落とす物が一番でしょう。

この技を語る上でさけて通れない事件、アクシデントがあります。

それは『スタン・ハンセンの首折り伝説』です。この『首折り伝説』のもう一方の当事者、ブルーノ・サンマルチノとその友人ドン・デヌーチのインタビューが別冊宝島「プロレス必殺技読本」に載っていました。そこにはデヌーチの発言で「ボディスラムという技はね、相手の股間に右手を差し込むことによって、投げる方も投げられる方もリズムが取れるみたいなところがあるのさ。」と有ります。

つまりどんな技も両者がリズムよく投げられないと危険であるということです。その点で投げっ放しやぶっこ抜きのジャーマンは「リズムの取れない危険性」を持つ技だと言えます。

 ボディスラムは投げる方はより力強く、受ける方はより豪快な受け身で。そう言う風に観客をヒートアップさせ、試合を形作る大切な技です。

その基本的な技でさえ、失敗すると生死に関わる事になりかねません。このことを最近のインディ系や女子プロの選手に心に留めておいて欲しい物です。

戻る