ちょっと変わったPCの製作

だいぶ前にVIAの「EPIA-5000」というマザーボードを買っていました。詳細は適当な検索エンジンで調べていただくとして、
このマザーボード、特徴として

1.超小型(17cm×17cm)

2.ファンレス(ヒートシンクしかついてません)

3.パフォーマンスはそれなり(CPUはVIAの533MHzですので)

となっています。これをつかって、ちょっと変わったPCを組んでみました。

経緯

つい先日までは、FM-TOWNS II URの中に組みこみ、Windows2000を入れていたのですが、なんか面白くないのです。
(このままでも十分変わってはいますが...)

Townsの内蔵ディスプレイがVGAオンリーなので、ちょっと設定を間違えたりすると流れてしまって見えなくなってしまいます。
英語モードも同様にうまく表示できません。また、トリニトロン管を使っているためか、はたまたあちこちが鉄板でできているためか、
妙に重いので、サイズが小さいにもかかわらず移動が容易にできません。
ということで(理由になっていませんが)、TownsからEPIA-5000を取り出し、別マシンを組むことにしました。
(Townsはお払い箱としました。ごみとして出したのですが回収していただけません。あ、自分で処分しないといけないのか<(爆))

コンセプト(というほどのものでもないが)

上記マザーボードの特徴を生かす(ホント?)ために
1.ケースファン無し(でも電源ファンはあります)
2.超小型(キューブ型にも負けません)
3.超軽量!!(おそらくかなり軽いです)
4.ナイス(死語)なデザイン

というコンセプトで作ってみました。

これが完成品

先に完成品を見てください。


こんな感じです。ちなみに、右の黄色いのはCD-ROMです。LDではありません。ディスプレイも大きく見えますが、9インチです。


17インチディスプレイの横だと、こんな感じ。

下は大きさの実測値です。(重量は±100gは誤差があります。体重計で量ったので...)

高さ 235(mm)
160(mm)
奥行き

200(mm)

重量 2.7(kg)

材料

このPCを作成するために用意したのが、以下の材料です。

マザーボード EPIA-5000 VGA/LAN/AUDIO/CPU 全部オンボード
メモリ SDRAM DIMM 256MB 一番安かったときに買ったものです。2枚まで搭載可能。
ハードディスク 富士通製 6.4GB ジャンクです。300円
電源 富士通製?? 現品.COMで700円程で買ったジャンク電源。FMVに入っていたと考えられる。
MicroATX電源ぐらいのサイズです。ATXコネクタ付き。
CD-ROM 松下寿製 CR-176 いわゆるスリプタイプです。24倍速ぐらい。別途変換コネクタを購入しました。
温度計 デジタル表示タイプ PCショップで良く見かける、センサーがコードの先についているタイプです。
何しろ紙製ケースですので、発火しないように監視する必要があります。(爆)
電源スイッチ LED内蔵プッシュタイプ 松本ジャンクセンタで見つけたLED内蔵スイッチです。このLEDはHDDのアクセスランプと
して動いてます。(なぜか電源スイッチがアクセスランプ??)
LED 角型緑色LED 手持ちの部品です。なぜかこちらがPowerLEDです。

次がケースの材料です。

段ボール 引越し用重量物用ダンボール箱 一つ ケースの核となる材料です。ポイントはダブルカートン(2重)であることです。
ボール紙 工作用紙のようなボール紙
 A4サイズぐらいで4〜5枚
段ボールの上に重ねて貼ることで、ほぞ組みと段ボール表面の
でこぼこを隠します。
カッティングシート カーボン柄 46cm×50cm ボール紙のままでも味がありますし、色ボール紙を使う手もありますが、今回は紙っぽく見えなくするためにカッティングシートを貼ってみました。カー用品店で買いましたが、思ったより丈夫です。(でも高かった。10cmで280円で今回の材料で最高値)
のり 木工用ボンド 100円ショップで購入。紙が貼れればなんでもいいですが、乾いたときに
縮まないのが望ましいと思います。(縮むと歪んでしまいます)
テープ セロハンテープ、ポリエステルテープなど カッティングシートの下に貼るので透明で薄いものが望ましいです。

ちなみに、段ボールをほぞ組みして箱を作るというアイデアは私が考えたものではなく、今から20年以上前の「初歩のラジオ」という雑誌に、「段ボールでスピーカを作ろう」という記事があったのを思い出したものです。その当時、それを見て実際にスピーカもつくってみました。

実際の作成手順は次のページへ