深き虚空からの伝承
第二章の3
幼き体 幼き頭
類い希なる 才能を
その身に宿し 何思う
儚き夢 はてなき夢
しじまに響く 遠い声
己が非力を ただ嘆く
時が経てば たどり着く
心の悩み 癒す道
ただそれすらも 待てなくて
聞きし伝えに 身を任せ
ひたすらに ひたむきに
まっすぐに おそれずに
それのみを 求め行く
成すがまことに 幸せか
成すが果たして 幸せか
見果てぬ夢は やはり夢
夢をまことに 導くか
そのものの名は「ミル」。
己を変えし者を想う、
恋を知らない少女。
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