〜 ラスベガスの旅・2 〜
【1997年9月2日火曜日】
起床は9時前、前夜遅くまで書き込みやスーツケースの荷造りをしたので少々寝不足ではあるが、全然苦にならないのが仕事の朝との違い。10時過ぎに友人が迎えに来てくれていよいよスンバカのはじまり。\(^O^)/
友人はたまたま休みであることを私と枝豆に言ってしまったばかりに、関空まで我々を送る羽目になってしまい、まずは私、そして枝豆と順に迎えに行った後銀行によってトラベラーズチェックとドルの交換にも付き合わされた。(^_^;)
結局岡山を出発したのは11時過ぎ、山陽自動車道・姫路バイパス・阪神高速等を経由して関空へ、この時私は一つの忘れ物に気付いた。今回マイレージを初めて申し込んだのだが、会員番号メモした番号を忘れてしまった。しかし、H*S岡山支店の方は私の番号をご存じなので空港に着いたら電話をして聞くことにした。
空港到着は15時前、飛行機が17時5分発で集合は15時5分なので「ちょうどよかったね」なんて言いつつ、駐車場から携帯電話でH*Sに電話をかけると、「飛行機遅れるんですってね」ととても心配そうな声のH*Sのお兄さん。
「え?私たちまだ関空の駐車場にいるので、集合場所に行ってないのです。」
「あ、そうですか。こちらには先ほど遅れるって連絡があったんですよ。」
「そうですか、では、とりあえずカウンターに行ってきます。」ということで会員番号を聞いた上で早速H*Sのカウンターへ、しかし、ずいぶん行列があったので列には枝豆に並んでもらって私はフライト時間を掲示板に確認に行った。
すると、NW96便17時05分→20時05分となっていまして、最初は一瞬計算できなかったが、「え、3時間?」と理解するといきなりのショックに思わず座り込んでしまった。(^_^;)
単純に考えてシアトルに到着は3時間遅れ、確かシアトルの乗り継ぎは1時間40分しかなかったはず・・・。真っ青になってH*Sカウンターで順番を待ってカウンターのお兄さんにいろいろと伺うと、機体整備で遅れるとか、乗るはずの飛行機が機体不良で交換となり、その新しい機体の整備のためとか、確かにちゃんと整備はして欲しいけど、でも3時間も遅れるなんて・・・。(・_・、)
乗り継ぎもここではわからないのでシアトルのNWカウンターで交渉して下さい。と冷たく言われたものの、ノースウェストが「ご迷惑をお掛けしました」ということで、関空で使える5000円分の食事券を下さった。でも、これ返すからロスでもシスコでもいいから早く西海岸に行く飛行機に乗せて〜と叫びたかった。(^_^;)
荷物を預けるNWカウンターでもう一度乗り継ぎのことを伺うと「次のシアトル〜ラスベガス」を押さえてるようです。時間は18時39分です。とのこと、でもやっぱりそれでも現地でないとわからない、とのこと。めちゃめちゃ愛想の悪い冷たいお姉ちゃんで、それ以上質問させてくれる雰囲気ではないので我々はそこを去った。
でも、でも、私たちはシアトルには元々は10時20分に着いて、乗り継いで11時42分シアトル発ラスベガス14時03分となるはずだったのにこのままでは、シアトルに着くのが13時20分、そこから延々待って夕方の便に乗ったらラスベガスには21時55分着。
「ってことは一日目が無駄になる〜。」もう二人とも半泣き。
そこで考えたのが「シアトル〜ラスベガスの便をもう少し早い物がゲットできないか?」と言うこと、でも空港の人達はとっても冷たいので優しい優しいH*S岡山のお兄さんの所に半泣きになりながら電話をかけた。お兄さんもパソコンを叩きながら途中で乗り継ぐ方法も考えつつ良案を考えますが、なかなか良い方法はなさそう。「もしもなにかいい手段が取れたら携帯に電話します。」と言って下さったが、結局は出発までには電話は鳴らなかった。(^_^;)
我々は送ってくれた友人も道連れにして時間をつぶす事にした。お食事券を使ってまずはお寿司を食べてお茶をして、そうしてるうちに次の考えが浮かびます。「シアトルで足止めを食うなら観光してやる」と。そこで空港内の本屋さんでシアトルが詳しく載ってる本を購入し空港と町の距離・どんなところが見所かなどのチェックをはじめた。でも、実際空港から出ても大丈夫なのか等もわからないので後はシアトルでの出たとこ勝負。何とかしようと意気込んで飛行機に乗った。
しかし、思わぬ待ち時間、ロビーでは巨人阪神戦も途中まで見ちゃったわ。
その時の途中経過でヤクルトと横浜は0ー0が続くとは言ってましたが、まさか石井一久のノーヒットノーラン試合だとは全然知らなかった。(^_^;)
しかし、いきなりハプニングから始まった旅。そういえば、出発したばかりの山陽自動車道岡山インターで通行券を取るためにレーンに入ったら前の車のおじさんが何故か財布を落として、しかもそれが車の下だから取るのに時間かかって、いきなり待たされたよね。途中のトンネルは停電してたし・・・。(^_^;)
これって、この旅の予告編だったの?しかも、シアトルの乗り継ぎのノウハウが書かれていた紙にはNW7000番台はアラスカ航空になりますって、先輩が言ってた通りになってるし、と飛行機の中で、いきなりの激しい旅立ちを二人は振り返る。
しかし、すっかり疲れはてたため、お茶と機内食の後はすぐに眠ってしまった。途中で「あなたが寝てる間に」の映画も上映されたらしいが、私は知りません。
さて、我々の行くアメリカはラスベガス、時差は-16時間。日本からアメリカへ行くとなると日付が戻るわけで、初日はいつまでたっても日付が変わらず、夜も更けない。20時05分に関空を出て9時間あまり飛行機に乗ったはずなのに、我々がシアトルに到着したのは9月2日13時30分頃。途中最初の2時間頃と到着2時間前には結構揺れました。特に到着前の方は枝豆の手を思わず握りしめていた。
さて、いよいよ着陸、シアトルが見えてきました。目に入ってく木々の緑が日本の木よりも色が濃くっていきいきとしてるようす。何はともあれ愛しのアメリカに到着。最初はつまずいてもとにかく良い旅にするぞ〜、はりきってシアトルに降りた。(^o^)