〜 ラスベガスの旅・4 〜
【シアトルの町にて】
空港の外に出て、まずはタクシー探し。二人で相談した結果「タクシーの運転手さんに事情を言って町をぐるっと回って戻ってきてもらおう」と思ったので、まずは親切そうな運転手さん探し。
しかし、空港の入り口にはほとんどタクシーがいない。一台だけ止まっていたタクシーもちょっと運転手さんが恐そうなのでパス。そうしてると、一台お客さんを積んだタクシーが我々のすぐ近くに停車。この運転手さんは割と若めで優しそう。お客さんをおろした運転手さんと目があったので、近くに行って事情を話すと、「ちょっと待って」と言って運転手さんはどこかに携帯電話で連絡を取った後「OK」と、車に乗せてくれた。
「どこに行きたいの?」と聞かれて、あわててガイドブックを見る我々。(^_^;)
とりあえずはシアトルの街に行くことに。
まず車の中から見えたのはボーイング社の工場?航空博物館があるんですよね。飛行機がいっぱい見えて来たが、ここは外から見るだけ。(^_^;)
車はどんどんシアトルの町へ。車の中では運転手さんと何か話したい、でも、言葉が出てこない。と言う状況が続くが、走ってる途中に町がちらちらと見えてくるようになると、運転手さんの背後から我々2人の歓声・・・。運転手さんは微笑む。こんな光景がしばらく続いた。
うわさには聞いていたが、少しずつ見えてくるシアトルはとてもきれいな町。町が一望できるタワー、スペースニードルやキングドームにたくさんのビルがどんどん近づいてくる。まず我々は美術館へ。前には美術館の建物と同じくらいの高さの大きな人の形をしたオブジェ。
運転手さんに「中に入る?」と聞かれたものの時間がないので断念。前でオブジェと共に記念写真だけ。そして、町のメインストリートを回ってもらいながらスペースニードルへ。真下に行くとさらに大きく見えたが、ここでは運転手さんが「時間は大丈夫だろうから上ってみる?」と勧められたので上ることにした。入場料は8ド50セント。我々が運転手さんの分まで払おうとしたら運転手さんが3人分支払って下さった。まあ、これは後で料金をお支払いするときに追加しようと言うことで、そのまま上へ。シアトルって雨の多いところらしいが、私たちの行った日はとても良い天気で、町がよく見えた。運転手さんは望遠鏡にコインを入れてくれて私たちに町をもっとよく見せてくれたり、記念のコインを作ってくれた。(ノリとしては日本と同じです>名所のコインと望遠鏡)ここで枝豆はシアトルの写真がのった本を記念に購入。彼女が売店にいってる間に運転手さんにもう少し詳しく、我々が急にシアトル観光となったいきさつや今回の旅の日程などを話しておいた。
時間がないので次へ移動。タワーの下で運転手さんは我々にジュースをごちそうしてくれた。「僕がのどが渇いたから、ついでに。」って、とっても優しい方〜。
さて、次は水族館。水族館前に到着したが、やっぱり時間がないので「来たぞ」と言う証拠代わりに記念写真だけで、そろそろ空港に。途中キングドームのすぐ近くを通ったが、運転手さんの説明が英語なので自信がないが、かなり古いので新しい球場を作るのだとか?もしかしたら我々の聞き違いかもしれないが、確かに今の球場は歴史を思わせる球場でだった。もちろん今回は時間がないので、今度は試合も見たいなと思いつつ後にした。
先程の道を逆に戻り、我々は17時頃空港に戻った。
空港に着いてから改めて名刺交換会(^_^;)が始まった。初めてお互いの名前を知ったが、運転手さんはカーンさん。そして「また来ることがあったら、それと、友人が来ることがあったら遠慮無く言ってね。」とのこと。
タクシーのメーターは90ドル、でもさっきのスペースニードルの入場料やジューや望遠鏡、コインなどいろいろお世話になったので、120ドルお支払いしたら、「これだともらいすぎだよ。」と言われたので、「そんなことはない」と受け取って頂いた。カーンさんの優しさにチップをさしあげるとしたら本当はもっと上乗せしないといけないと思ってるくらいでしたし・・・。(^_^;)
優しいカーンさんと別れて我々は空港内に入りました。まずは搭乗案内の画面を見に行ってゲートや出発時間の確認をしなくては。
アメリカは予告無くゲートや出発時間が変わるとのこと、画面を見に行くとやっぱり20分遅れ、と表示。ゲートは最初に言われたとおりだったので、まずはマイレージのポイントチェックだけしてもらって、さらに我々の搭乗ゲートの場所確認だけをして、さっき頂いた食事券を使って軽く食事をする事にした。我々の搭乗ゲートはD7ゲート、近いところが良いかな、ということでCゲートとDゲートの分かれ目の所にあるお店に入った。ビーフシチューやクラムチャウダーなどをたのんだが、クラムチャウダーがとっても美味。
食べ終わって18時15分、さて、そろそろゲートに行こうと移動しようとしたら食事中にゲートが変わってる、しかも出発時間はOnTimeに戻ってる・・・。(^_^;)
あわてて変更になったCゲートに。するとすぐに搭乗案内が始まり、機内に入った。しかし、いざ乗ったらそこから30分くらい動かず、結局30分遅れくらいでシアトルを飛び立った。