少子化が進んでいる日本では、家族内に適合する提供者を見出せる患者さんは2〜3割程度しかいません。そこで、多くの善意の方々を募り、HLA型の適合したドナーの方と患者さんとの橋渡し役として『公的骨髄バンク事業』が始められました。これまでに1,000人を超える方々が骨髄提供されています。実際に適合し提供できるチャンスは、一生のうちでも、極めて限られた機会かも知れません。
骨髄バンク事業は、国(厚生省)の主導のもと(財)骨髄移植推進財団が主体となり、日本赤十字社および都道府県の協力により行われている公的事業です。
骨髄バンクの体系図
世界の骨髄バンクと国際協力
世界約40ケ国・地域に骨髄バンクがあります。自国の骨髄バンクで適合ドナーを見つけられない患者さんを救うため、各国は相互にHLAデータの交換や骨髄提供を行っており、日本骨髄バンクは1997年4月より、全米骨髄バンク等との国際協力に取り組んでいます。
※各国骨髄バンクのドナー登録者数(1997年2月現在)
アメリカ200万人、カナダ14万人、イギリス28万人、ドイツ74万人、フランス8万人、イタリア17万人、オーストラリア・ニュージーランド10万人、台湾14万人、香港2万人、韓国2万人、日本8万人・・・・・・など。
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