MGC H&K P7M13についてのアレコレ


いつも、地味に、そこに居る
独特のスタイルとメカで以外にファンの多い H&K P7シリーズは、過去にマルゼン(エアコッキング)、マルイ(エアコッキング)、MGC(ガスブローバック)によってトイガン化されています。

現状で新品入手が可能なのは、東京マルイ製P7で、10歳以上用・18歳以上用とそれぞれのシルバーモデルが発売されています。

一番最初にモデルアップしたのはマルゼンで、カートリッジ使用のスライド押し込みコッキング方式、スプリングによるスライド後退による排莢ギミックをもっていました。 完成品とキットモデルが販売されており、使用するスプリングの違いで10歳以上用と18歳以上用の2種があり、キットモデルは低価格(確か¥3980位)で、非常によく売れていたと思います。
ハンマーの無い形状のためスライドの押し込みがしやすく、連射が行いやすくなっています。

当時、学校内に持ち込んで授業中に発射するなどのイタズラが多発したため、全長を長くする自主規制が取られました。
そのため、マルゼン製P7はコンペンセイター状の延長ピースを装着した状態でモデルアップされています。
もちろん、こだわるマニアはカットしましたが。


マルイとMGCのどちらが先にモデルアップしたのか記憶が曖昧なのですが、両者ともP7M13をモデルアップしたのは、マルゼン製品の影響が大きかったと思います。
MGC製品はガスブローバックとしての性能を確保するために大柄なM13を選択せざるを得なかったのでしょう。
マルイも、いきなりシングルカラムの幅の薄いM8をモデルアップしても、マルイがターゲットとしているユーザーに受けるとも思えませんから、順当な判断であったと思えます。
マニア向け
軍・警察などで目だって採用された訳でもないP7がトイガン化された理由はよくわかりませんが、GUN誌などで「悲運の名銃」的な扱いをされる事が多かったからかもしれません。

突然に地味ながら知名度が上がったのは、マンガの「ヨコハマ買出し紀行」にチラリと登場した為でしょうか。
登場したのはP7M8(と思われる)モデルで、これ以降にM8のモデルアップを望む声が増えました。

それ以前には、映画「ダイ・ハード」のテロリストを装った強盗のボスがシルバーモデルを、2004年放映のアニメ「ガングレイヴ」でも主人公の仇敵がシルバーモデルを使用していました。
悪役に似合う銃のイメージがある様です。

最近ではマンガの「ガンスリンガーガール」に出てきたそうで、ますますマニア向けの傾向が高まってきている様です。

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