日本経済の進歩と安定、会員相互の啓発・親睦を図ることを目的として、企業人有志が結集。

　　
　〝おのみち〟の魅力は〝びんご〟の魅力であり〝ひろしま〟の魅力です。
　広島を〝いかそう〟～新時代への適応と持続的な発展を目指して～のスローガンのもと、地域が一体となりその魅力を発信していかなければなりません。
　尾道にはたくさんの「まち・ひと・しごと」の宝があります。しかしながら多くの課題を抱えているのも事実であり、私たち尾道支部ではそれらを解決に向けて2023年3月に提言書「尾道みらいビジョン2023」を発表しました。その中で①まちづくり②観光③産業④教育⑤地域連携に関してその具体策を示しましたが、この提言書をより進化させるためにも包括的で地道な取組みが必要とされています。
　あらためて経済同友会の原点に立ち返り、経済人である私たち自らが正しい危機感を持ち、活力を取り戻すための問題提起を行うことが使命であると考えています。

●令和6年度基本方針
1.経済の活性化と多様性の推進
新たな産業の育成や地域資源の有効活用が必要であり、地元企業や起業家の支援を強化し、新たなビジネスモデルや技術の導入を促進していくことが重要です。また、地域の伝統や文化を活かした観光資源の開発も検討し、地域経済の多様性を推進しなければなりません。

2.人材の育成と定着の支援
少子高齢化や生産年齢人口の急激な減少に大きく影響を受ける人手不足はまさに喫緊の課題です。地域の魅力を最大限に引き出し、若い世代の地元への定着を促進すると共に地元企業と連携した職業教育やスキル向上プログラムの拡充、また地域で働くことの魅力を高め、人材の流出を防ぐための施策を進めなければなりません。

3.地域社会の協力と連携
尾道の発展はもちろんですがそのためには地域社会全体が一丸となって課題に取り組むことが不可欠です。行政や関係諸団体との連携を強化し、情報共有や相互の交流を通じて、広域的な課題解決に取り組むことで地域全体での持続可能な発展への道を目指さなければなりません。

4.会員相互の交流
高い志を持つ会員が大いに交流することで組織の活性化を図り、弛まぬ自己研鑽の場としてチャレンジ精神を養うとともに世代を超えて変革への叡智を結集し地域全体にわたるような発信力を高めていかなければなりません。