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2022年度のとりくみ

教室不足解消はどれくらい進んでいる? −障害児学校部と寄宿舎部会がそれぞれ県教委へ要請−

障害児学校部は7月25日(月)に特別支援教育課と「特別支援教育の教育条件整備を求める要請書」にもとづく懇談を行いました。高教組からは野障害児学校部長ほか3名が参加、県教委は教職員課から浜原副課長ほか2名、特別支援教育課から本井副課長ほか3名が対応しました。 教室不足問題では、昨年10月の調査により県立5校で18教室が不足していることが明らかになりました。そのうち西備支援学校の4教室については増築工事により今年度中に解消する見通しであること、岡山西支援学校でも1室を教室に改修する方向で財務課と話を進めているということで、少しずつですが教室不足解消に向けた取り組みが続けられているようです。また、岡山県教委が教室不足解消に向けた「集中取組計画」を策定していないことを質すと、「教室不足数が平成24年度(2012年)に95あったが、現在は18にまで減った。集中取組計画を作るまでもなくこれまで全国に先駆けて教室不足解消に取り組んできており、第4次特別支援教育推進プランでも項を起こして記載する」旨の回答がありました。 その他、教職員増、体育館への空調設備、医療的ケア児や訪問教育児の通学保障等について懇談を行い、引き続き特別支援教育の充実を図っていくことを確認しました。 また、これに先立つ7月22日(金)には寄宿舎部会が教職員課と懇談をもち、寄宿舎指導員の毎年の採用試験の実施や妊娠代替条件への入浴介助の追加などを要請しました。ここでは寄宿舎指導員の非正規率が17.8%であることが示されましたが、その解消については「舎生数減少の状況から困難」と従来の見解同様でした。入浴介助についても「職場の中で役割分担をしてほしい」とし、妊娠代替条件に加える考えはないことも従来どおりでした。 私たちの目指す教育条件整備にはまだまだ遠い回答が多くありましたが、その中でも確実に前進をしている部分はあります。引き続きとりくみを進めていきます。 【圓戸 伸一郎さん/岡山盲】

特別支援教育課との「特別支援教育の教育条件整備を求める要請書」にもとづく懇談

 障害児学校部は7月25日に特別支援教育課と「特別支援教育の教育条件整備を求める要請書」にもとづく懇談を行いました。
高教組からは高野障害児学校部長ほか3名が参加、県教委は教職員課から浜原副課長ほか2名、特別支援教育課から本井副課長ほか3名が対応しました。  
教室不足問題では、昨年10月の調査により県立5校で18教室が不足していることが明らかになりました。そのうち西備支援学校の4教室については増築工事により今年度中に解消する見通しであること、岡山西支援学校でも1室を教室に改修する方向で財務課と話を進めているということで、少しずつですが教室不足解消に向けた取り組みが続けられているようです。また、岡山県教委が教室不足解消に向けた「集中取組計画」を策定していないことを質すと、「教室不足数がH24年度に95あったが、現在は18にまで減った。集中取組計画を作るまでもなくこれまで全国に先駆けて教室不足解消に取り組んできており、第4次特別支援教育推進プランでも項を起こして記載する」旨の回答がありました。  
その他、教職員増、体育館への空調設備、医療的ケア児や訪問教育児の通学保障等について懇談を行い、引き続き特別支援教育の充実を図っていくことを確認しました。  
また、これに先立つ7月22日には寄宿舎部会が教職員課と懇談をもち、寄宿舎指導員の毎年の採用試験の実施や妊娠代替条件への入浴介助の追加などを要請しました。ここでは寄宿舎指導員の非正規率が17.8%であることが示されましたが、その解消については「舎生数減少の状況から困難」と従来の見解同様でした。入浴介助についても「職場の中で役割分担をしてほしい」とし、妊娠代替条件に加える考えはないことも従来どおりでした。  
わたしたちの目指す教育条件整備にはまだまだ遠い回答が多くありましたが、その中でも確実に前進をしている部分はあります。引き続き取り組みを進めていきます。

2021年度のとりくみ

特別支援教育課との懇談

 7月30日、障害児学校部は「特別支援教育の教育条件整備を求める要請書」にもとづく特別支援教育課との懇談を行いました。
障害児学校部からは中島部長ほか3名が参加し、県教委からは教職員課2名、特別支援教育課2名の計4名が対応しました。
 中島部長が特別支援教育課副課長に要請書を手交した後、要請書に記載した5項目、@学校狭隘化の解消、A総合支援学校化への対応、B必要な教職員の配置増、C体育館等を含めた空調設備の設置、D児童生徒の通学保障の充実、を中心に、現場の実情や障害児学校部からの要望を県教委に伝え、意見交換を行いました。
 特に、項目Aに関して、文科省の有識者会議が1月にまとめた報告で「特別支援学校の総合化においては・・・更なる設置の促進が期待される」と述べていることに対する県教委の姿勢を質しましたが、特別支援教育課は「研究はしていくが、総合化は考えていない。専門性を確保しながら進めていく。」と、従来の見解どおり、わたしたちの要望にそった方向性の維持を確認することができました。その他の項目についても、標準法や予算の関係で直ちに実現することは困難な面があるものの、各立場から現場の声を吸い上げるとともに、県教委各部署の連携を図りながら取り組みを進めていくことを共通確認することができ、今後につながる有意義な行動となりました。

 過去のとりくみ

「学習交流集会」は多くの学びに満ちている
−全教 障害児学校部 中国・四国・九州ブロック学習交流集会(2019)−

2月15日(土)〜16日(日)の2日間、北九州市小倉南区にある北九州市立大学で開催された上記集会に参加しました。
岡山からの参加は私一人でしたが、夕食交流会はもちろん、休憩時間、分科会などを通して障害児教育に携わる他県の先生方と交流することで、有意義な時間を過ごすことができました。
1日目は、全体会。「ウェルカムコンサート」での視覚障害者の春川つばささんの歌とお話にはとても心を動かされましたし、「保護者とのいい関係―障害をもつ子どもの保護者との関係を築く―」と題しての楠凡之(ひろゆき)北九州市立大学教授による記念講演は、まさに「目からうろこ」の連続で、講演後、感激した私は「ぜひ岡山でも講演をして下さい」と、直訴しないではいられませんでした。
2日目は、四つの分科会に分かれて、レポート発表や参加者交流がおこなわれ、私は第1分科会(障害児学校)でレポートを発表しました。他県の方ばかりでしたが、楽な気持ちで発表ができました。北九州市の先生方をはじめ、参加者はとてもフレンドリーな方ばかりで、発表後、質問をして下さったり、感想を聞かせて下さったりするがとても嬉しく、「交流集会」にふさわしい、そして多くの学びに満ちた会となりました。
【市場 美雄さん/東備支援】

歴史的な意義・観点から考える
−第19回 全国障害児学級&学校学習交流集会(2019)−

1月11日(土)〜13日(月)、第19回全国障害児学級&学校学習交流集会が兵庫県で開かれました。集会には全国から約540人が参加し、熱い議論が展開されました。 初日の全体会ではオープニングセレモニーとして、ダンスやイーストパブリックモンキーズによる合唱がありました。次に養護学校義務制40年企画として鳥取大学の三木裕和先生のあいさつ、神戸大学の赤木和重先生の「障害児教育の魅力を考える 〜発達理解の視点から〜」の記念講演がありました。歴史的な意義・観点から現代の障害児教育について考える機会になりました。 2日目の午前中は「てんこ盛りバザール」(14講座)、「文化バザール」(3講座)が行われました。老若男女様々な世代の人たちが活発に話し合い、有意義な時間となりました。中には、マジック講座や音楽、即興新喜劇体験など一風変わったものもあり、どの部屋からも笑い声が聞こえてきました。 午後からは、「旬の実践分科会」(16講座)、「基礎講座」が行われました。全国の優れたレポートを見るとともに普段の教育実践について議論をすることでより深い学びにつながっていきました。 最終日は、「教育フォーラム」(4講座)が開かれました。「災害時の避難と支援の在り方」では、阪神淡路大震災の教訓から、災害時にとるべき行動についての話が行われました。 【藤井 崇哉さん/岡山南支援】

 寄宿舎特有の役割を実感
−2/16〜2/17 全教 障害児学校部 中国・四国・九州ブロック学習交流集会(2018)−

2月16日(土)〜17日(日)、山口県湯田温泉にあるサントピア山口を会場に学習交流集会が開催されました。
全体会では最初に全教の佐竹葉子さんから情勢報告がありました。来年度の予算では、特別支援学校の予算が前年度より1億8800万円増の25億8600万円になり、医療的ケアのための看護師増員などに当てられるなどの成果があった一方で、学校不足、教員不足の解消に関わる予算はつかなかったという指摘、また働き方改革に関わる答申のまとめでは、週3〜4日勤務時間を1時間延長し、夏休みにまとめ取りするという長時間労働を助長するものが出されているということなどが報告されました。
続いて、三木裕和さん(鳥取大学地域学部教授)の記念講演「障害のある子どものココロを理解する」を聞きました。同大学附属支援学校の校長でもある先生で、特に軽度の知的障害のある子どもの関わり、支援についてのエピソードの数々は、あるある感が満載でユーモアを交えてのお話でした。
子どもをコントロールしたい下心がある「ほめる」は全く意味がないことなど、医学書・参考書に載っていない経験に基づいたご助言の数々は、大変参考になりました。 2日目は寄宿舎の分科会に参加させていただきました。今回、実践発表の機会も作っていただきました。障害のある子が就職しても離職してしまうケースの多くの原因は、仕事の行き詰まりではなく、生活の行き詰まりであり、継続したとりくみをおこなうことができる寄宿舎の役割の大きさをあらためて感じることができた分科会でした。残念ながら参加県が岡山と地元山口県だけでした。来年以降はたくさんの県からの参加で盛り上がってほしいと思いました。 【藤岡挙丈さん/岡山ろう】

 聴覚障害児のキャリア教育実践を発表
−第18回全国障害児学級・学校学習交流集会(2018)

1月12日(土)〜13日(日)、宮城県仙台市で開催された標記の学習交流集会に、高教組から3名参加しました。
1日目は全体会と藤井克徳さん(JD日本障害者協議会代表)による記念講演会、2日目午前は9つの分科会、午後は2つの基礎講座と13の分科会、3日目は教育フォーラムと、盛りだくさんの内容でした。多岐にわたる課題について校種を超えた教職員の仲間とともに学習を深めました。
第5分科会(聴覚障害児の教育実践)では、青山敬さん(岡山ろう)が「進路を切り拓くキャリア教育とは〜岡山におけるキャリア教育の現状と課題」と題してレポートを発表しました。
レポートでは、キャリア教育に関する行政や管理職からの締め付けや圧力が強くなってきている岡山県の現状と、このようなプレッシャーの中でおこなわれた「実体験を大切にした実践」について報告されました。現状報告としては、技能検定の押しつけ、指導主事からの「100%就職は義務」発言、「キャリア教育フェア」「ジョブマッチング」等への参加要請などがなされていることや、授業に「検定試験の内容を」、作業学習や職場実習の時間延長など「障害者は勉学よりも手に職」という流れが押し寄せていることが語られました。実践報告の中では、2年時の企業訪問で直接聞き取ることにより仕事に関する意識が変化したこと、3年時には、聴覚障害者福祉協会や市役所、相談支援事業所などで豊かな生活のための場の紹介を受け体験することで、活動を通してコミュニケーション力も大きく育ち、人としても大きく成長したことが紹介され、「教師が細かく指示するよりも、活動を通して自分で考え決めていくことの大切さを再確認した」と締めくくられました。
【青山 敬さん/岡山ろう】

 被災した倉敷まきび支援の教育環境整備を求め、県教委に要請(2018)

障害児学校部は、12月17日、「倉敷まきび支援に関わる教育条件整備を求める要請書」を県教委に提出するとともに、要請書にもとづき、特別支援教育課との懇談を行いました。
障害児学校部からは、横川部長、圓戸副執行委員長(ともに岡山西支援)の2名が参加、特別支援教育課からは、江草副課長、中塚振興班総括主幹の2名が対応しました。
障害児学校部は毎年夏に、「障害児教育の条件整備を求める要請書」を県教委へ提出し、特別支援教育課や特別支援学校校長会と懇談を行っていますが、今年は西日本豪雨災害が起き、中止していました。
今回、分散体制で授業再開後の倉敷まきび支援の実態や、各受け入れ校の状況を踏まえ、倉敷まきび支援で今、困っていることを中心に訴え、課題について確認しました。 県教委は、懇談の中で「部分的な校舎使用再開は困難」「備品や教室の貸借については、各校間で折り合いを付けて改善していく」「スクールバスの増台は難しいが、ルートは柔軟に変えていける」「プレハブ校舎設備の不備については、迅速に対応していく」など、今後も情報があがった際に確認し、対応可能な部分について行っていくという考えを明らかにしました。
教育の場においては、「災害の発生」を理由に児童生徒に我慢を強いることは極力避けなければなりません。完全な校舎復旧を一刻も早く行うことはもとより、その間の教育環境についても災害発生前の状態に可能な限り近づける努力を継続する必要があります。

岡山西支援 横川真二さん

倉敷まきび支援運動場に建った3棟のプレハブ校舎
知的障害部門高等部の授業がここで再開

 第18回全国障害児学級・学校学習交流集会(2018)

1月12日〜13日、宮城県仙台市で第18回全国障害児学級・学校交流集会が開催されました。  1日目は全体会と藤井克徳さん(JD 日本障害者協議会代表)による記念講演会、2日目午前は9つの分科会、午後は2つの基礎講座と13の分科会、3日目は教育フォーラムと、盛りだくさんの内容でした。多岐にわたる課題について校種を超えた教職員の仲間とともに学習を深めました。
 第5分科会(聴覚障害児の教育実践)では、青山敬さん(岡山ろう)が「進路を切り拓くキャリア教育とは〜岡山におけるキャリア教育の現状と課題」と題して発表しました。
 青山さんのレポートでは、キャリア教育に関する行政や管理職からの締め付けや圧力が強くなってきている岡山県の現状と、このようなプレッシャーの中でおこなわれた「実体験を大切にした実践」について報告されました。
現状報告としては、技能検定の押しつけ、指導主事からの「100%就職は義務」発言、「キャリア教育フェア」「ジョブマッチング」等への参加要請などがなされていることや、授業に「検定試験の内容を」、作業学習や職場実習の時間延長など「障害者は勉学よりも手に職」という流れが押し寄せていることが語られました。実践報告の中では、2年時の企業訪問で直接聞き取ることにより仕事に関する意識が変化したこと、3年時には、聴覚障害者福祉協会や市役所、相談支援事業所などで豊かな生活のための場の紹介を受け体験することで、活動を通してコミュニケーション力も大きく育ち、人としても大きく成長したことが紹介され、「教師が細かく指示するよりも、活動を通して自分で考え決めていくことの大切さを再確認した」と締めくくられました。

全国寄宿舎学習交流集会2018

 今年は、台風12号が接近している中、和歌山で行われました。
幸い大きな被害もなく、2日間予定通り実施できました。
1日目の全体の記念講演は、「自分の生活の主人公になるための土台づくり」。集団の中で、認め合い、ぶつかりあい、関わりあっていくことの大切さ、目に見えない成長の大切さを実感し、集団を活かす寄宿舎教育の必要性を再認識できました。
2日目は、実践分科会と閉会全体会でした。私は、第3分科会の「発達障害・自閉症のある子どもの生活づくり」に参加しました。
レポートの発表は肢体不自由と盲学校からの発達障害・自閉症をもつ子どものケースや集団生活が難しい子どもをどう受け止めるか、悩みを語り合い、学び合うということでした。
2つのレポートを聞いた感想は、いつもそう思うのですが、それぞれ丁寧に取り組まれているということでした。できごと1つ1つを大事にして、関わっていかれてると思いました。また参加されている1人1人は、それぞれが課題をもたれていて、それらに対して当たり前ですが、全精力を傾けて取り組まれていることに改めて胸が打たれました。  
全国の老若男女の寄宿舎指導員の方と交流ができ、パワーもいただけて、有意義な2日間となりました。  

高田 学さん(岡山盲)
   長町真理子さん(岡山ろう)


                      

てるゼミ効果で、5人加入 障害児学校部第43回総会 (2018)

6月23日,おかやま西川原プラザで岡山高教組障害児学校部第43回総会が開催され,13分会33名が参加,17年度運動総括と18年度運動方針が拍手で承認されました。
分会報告では「教員評価が既に賃金リンクしていることを知らない先生がいる」「正規の先生が減り,非正規の先生が増えている」「フリーの先生が増えた分,担任の数が減って学級運営に支障が出ている」「児童数が増え,このままでは来年度教室不足が生じる」「てるゼミを宣伝し,講師の先生5名が加入してくれた」等,現場での深刻な勤務実態や助け合い支え合う組合活動の様子が発言され,今年度1年間頑張る気持ちを新たにして会を終えることができました。

春から組合員倍増分会も!−障害児学校部第42回総会(2017)

 6月24日,おかやま西川原プラザで岡山高教組障害児学校部第42回総会が開催され,13分会33名が参加,16年度運動総括と17年度運動方針が拍手で承認されました。
分会報告では「ネット分離により教材画像の取得に大きな手間が掛かるようになるとともに,添付ファイルの浄化失敗もたび重なっている。働き方改革で25%時間縮減と言っているが矛盾している。」「調理員欠員により,給食や寄宿舎の食事が作れない状態が続いていたが,定員が埋まり5月からは通常の状態に戻った。16年秋の確定交渉の結果,調理員時給が810円から920円にアップしたが,寄宿舎のための早朝夜間の勤務や再調理が必要な作業など,通常以上に負担が重い。さらなる賃金アップが必要。」「中堅の先生や若い先生が互いに声を掛け合ってくれた結果,加入が相次ぎ,4月当初から比べて組合員が倍増した。」等,現場での深刻な勤務実態や助け合い支え合う組合活動の様子が次々と発言され,今年度1年間頑張る気持ちを新たにして会を終えることができました。【圓戸伸一郎さん/岡山西支援】


寄宿舎の果たす役割の大きさをあらためて実感
7/29〜30 全国寄宿舎学習交流集会(2017)−

1日目はまず、新井たかねさんの記念講演でした。障害がある娘さんを受け入れるまでの道のりや、神奈川県の「津久井やまゆり園」での事件を通じての話があり、優生思想について考えさせられました。
休憩を挟んで、大阪府の西成区にある、「こどもの里」の日常を描いたドキュメンタリー映画「さとにきたらええやん」を観ました。ここでは、子どもを障害の有無や国籍に関係なく無料で受け入れていて、子どもや親の休息のできる場として在り続けてきました。子どもたちの心の葛藤を見つめながら、子どもも大人も抱えている「しんどさ」と格闘し成長していく人々の姿が描かれていました。今の社会に求められていることがたくさん盛り込まれていて、ぜひ観てもらいたい映画です。

2日目は、「知っ得講座」と「実践分科会」があり、午前中は「寄宿舎指導員の仕事とは?」に参加してきました。最近の寄宿舎に関する政策動向を知り、仕事のやりがいについて考えるきっかけをもらいました。寄宿舎教育の意義のひとつに「生活技術の獲得」がありますが、これは手段であって目的ではない、舎生自身が「○○をしたい」という思いをふくらませ、生活をつくりあげていく力を育てることが大切だとあらためて感じました。

午後は、「思春期・青年期の実践と、子どもの心と体」分科会に参加してきました。舎生減少の中で共通する思春期の課題が他の県でもあることや、それに対しての各県での取り組みを知ることができました。今までの枠や捉え方を検討し、舎生と向き合っていくことも必要だと感じました。

寄宿舎の果たす役割の大きさをあらためて感じ、これからの実践につながるヒントや、交流などを通して元気をたくさんもらえた集会となりました。

【高田 学さん/岡山盲】


 こどもたちのためにも教職員の待遇改善を!
県教委との確定交渉(2017年11月8日)

障害児学校部は,小寺部長を中心に県教委に迫りました。
定数内講師の割合が7.6%であることについて,「比率が高ければ高いほど,教育活動の継続性が低くなる」と主張し,正規教員の増員を訴えました。県教委は「正規の職員がいるのはいいに越したことはない」としながらも,「学級の減,児童生徒の減に対応するためゼロにはできない」と答弁しました。
寄宿舎指導員から「悪い条件では成り手がいない」と訴え,学校と寄宿舎とが一体となって教育をすすめていけるよう勤務条件の改善と,実態に応じた職員の確保をとめました。

また,代員の配置が遅れていることにふれ,現場が強いられる負担や,不安について県教委に訴えました。

看護師の時間数は毎年増えていますが,常勤看護師を配置して医療的ケアを継続的に対応できるようにする体制づくりが不可欠だと訴えました。それに対し県教委は「要望の数に近づけるよう努力をしているが,なかなか難しい」と消極的な答弁に終始しました。


 障害児学級・学校全国交流集会in岡山 2016.2.6〜7

 障害児学級・学校全国交流集会in滋賀 2012.1.7〜9

 青年教職員もおおいに学ぶ! 2011春の発達保障講座 2011.6.4

 夏春の発達保障講座 参加者大満足! 2010.7.25

 障害児学校部新聞

 2011年度

 2010年度

 県下には15校の障害児学校があります

 岡山高教組は、このうち県立の13校を組織しています。