- PUFFIN BOOKS社 ABC, Colours,
Faces, Farm, Food, Homes, Numbers, Shapes, Sizes, Times, Weather,
Zooとシリーズになっています。1001 WORDSという絵事典もあります。
ほとんど絵だけの絵本です。私は初学者に使っています。種類がたくさんあるので、子どもが見飽きません。
初学者への使い方
- フラッシュカードのように名前や動詞だけを次々に教えることができます。
- 身振りも一緒に見せて、簡単な文章を教えることができます。
- 識別しやすい絵なので、数を数えるのに便利です。
小学生への使い方
- 発表会でShow and Tellに使いました。Show
and Tellは物を見せながら、それに関する発表をするもので、アメリカの小学校でよく行われています。
- 子どもにシリーズの中の1冊を選ばせます。
- 絵についての説明でなく、自分が絵を見て言いたいことを考えさせます。「自分が言いたいこと」を探させることが英語でのコミュニケーションをさせる第一歩です。
- 言いたいことを子どもに英語で言わせます。実際のところ、ほとんど英語で自己表現は難しいので、先生が手伝って一緒に文章を考えます。英語で発言をすることが苦手な子どもも、「自分が言いたいことを英語で言う」し、発表会でたくさんの人に見てもらえるので、いつも以上にがんばって英語で言おうとします。
- 簡単に発表する文章を増やすには 絵本の中の物の数を数える。"How
many apples are there? One, two, three! Three apples!" "
I like _."など、子どもが簡単に言える表現を使わせます。ここでも、子どもが何が好きかをちゃんと聞いた上で、その文章を使うページを子ども自身に決めさせます。時間がかかりますが、こんな道筋をきちんと辿ることで、子どもが常に自己表現する意識を持つようになります。
- お互いの発表をきちんと聞く習慣をつけます。自分の発表を聞いてほしいのだったら、他の人の発表もきちんと聞くという意識を強く持たせます。
- 発表会の舞台には、先生は上がりません。子どもたちがお互いで助けあいます。何度か聞いていれば、他の人の発表の文章を丸覚えします。仕上げの練習(発表会の2,3回前)から、発表者が言葉につまったら、他の子が小さい声でささやいて教えるようにさせます。すると、他の人が使う表現も覚えて一石二鳥の効果があります。先生をしていて思わずにんまりする時です。
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