日本語のあいうえおは、1文字に1音が対応し、升目があれば、行の終わりでは「行きま」、続きの行の始めで「した」と書くことができますが、英語はいくつかの文字がつながって1単語となります。絵本を読み聞かせる時は、その単語のあつまりである、名詞句(a
red cap)や副詞句(in my room)をひとかたまりとして読みます。また、音楽を奏でる時のように、リズムとイントネーションを大切に読みましょう。
「命令」など、人に指示することを伝えたい場合、強調したい言葉にアクセントを置いて言います。「できない」を強調する場合は、"You cannot go out."と、「あなたが」を強調する場合は、"You can not go out."と下線を引いた言葉を強く言います。ある絵本の同じ文章でも、AさんとBさんは、受け取り方が異なります。その人が心で感じた気持ちが大切で、当然、読み手によって、強調する部分が違ってきますが、どちらが間違いということはありません。絵本を楽しむ気持ちが大切なのです
日本人は、"I can swim."という時に、"can"を強くいいすぎて、"can't"に聞こえます。「できる」という意味を伝えたい時は、"can"を強くいいすぎない方がいいでしょう。