1.原爆投下前夜
2.原爆炸裂のその時
3.市庁舎の炎上
4.公会堂の池に避難
5.翌7日 救援活動の開始
6.救護活動の開始
7.疎開学童・原爆孤児
8.復興の始まり 職員の生活
市役所本庁の西側ロータリーの中央に、何気なくたたずむ石段と水場と鳩のモニュメント。実はその地下には 広島市役所旧庁舎展示室があります。 「被爆建物としてだけでなく、昭和初期の建築物としても価値が高い。また、被爆後は広島市の復興を支えたシンボルだった。」と、評価の高かった旧市庁舎も新庁舎を建築する際に取り壊すことになりました。(旧庁舎も残したまま活用して、新庁舎をつくるという案もあった) 保存を望む声も大きい中で、どうにか旧庁舎の歴史を物語るものを残そうとつくられたのが、旧庁舎展示室です。 展示室そのものが、旧庁舎の壁や敷石などを取り入れてつくられたモニュメントであり、中には、市庁舎の歴史や、被爆の実相を伝える当時の市職員の手記などが展示されています。 昨年、広島市職労は、この旧庁舎展示室の内容の充実と活用を求める要求書を提出しました。 せっかくある展示室が、あまり利用されていないこと。その理由の一つが、展示内容が乏しいことにあるのではないかと、内容の充実を求めました。 また、来賓をはじめ市役所への来庁者を積極的に展示室へ案内するなど、PRに力を入れるよう要望しました。 特に、当時被爆した広島市職員が自らも被爆したり家族を失いながらも、被災した市民の救援に奔走したことなど、当時の実相を示す部分を拡充し、「なぜ広島市が平和都市として核兵器廃絶を念願するのか 」を理解してもらえるような内容にする事を要望していました。 今回、8月6日の記念式典を前に、この展示室の内容を一部改修しました。ビデオも新しいものになっていおり、私たちが要求した当時の市職員の体験などが追加されています。 |